CSRサプライチェーンマネジメントの推進

基本的な考え方

サプライチェーンにおいて、人権・労働問題や環境問題に加担することがないように、原材料サプライヤー等のお取引先様とともに取り組みを進めていきます。

CSRサプライチェーンマネジメント:長期目標

2030年目標

原材料取引額構成比80%以上に実施

  • グループ連結
2030年目標の進捗
目標 2021年度実績
2030年度 原料 80%以上 81%
材料 80%以上 81%
  • 国内森永製菓(株)単体

2021年度実績に関する詳細は、「CSR調達アンケートの実施」をご覧ください。

当社グループでは、2021年6月に「サプライヤーガイドライン」を策定しました。
2021年10月に原材料サプライヤーの皆様へ説明会を実施し、49社にご参加頂きました。

お取引先様へ共有し、準拠した活動(法令順守とガバナンスの徹底や人権への配慮、環境負荷の軽減等)をお願いするとともに、定期的にアンケート等によるモニタリングを実施し、当ガイドラインに適合しない事例が確認された場合は、改善・解決に向けて取り組みを行います。
お取引先様との公平・公正で透明性の高い関係構築を基盤として、社会・環境に配慮した調達活動を推進していきます。また、今後進捗については、HP等でお伝えしていく予定です。

お取引先様とのパートナーシップの強化

食の安全・安心と持続可能な社会の実現のためには、調達から生産、物流にいたるサプライチェーン全体でのビジネスパートナーとの信頼に基づく協力関係が必要です。
毎年実施している協力会社情報交換会において、「森永製菓グループ調達方針」の説明(サプライチェーンにおける社会・環境に配慮した調達活動への協力)や、品質保証に関する内容等、様々なテーマについて情報交換を実施しています。2021年7月は42社にご参加頂きました。2023年度からはサプライヤーの皆様との対話を行い、取り組み状況ヒアリングや当社グループ方針の理解促進にも取り組んでいます。また、サプライヤーガイドラインにおいて、引き続きお取引先様へサステナビリティ視点での協力をお伝えし、取り組みへのご理解と実践をお願いしていきます。

CSR調達アンケートの実施

原材料サプライヤーの皆様のESGに関する取り組みを把握するため、2022年3月に森永製菓(国内)の主要取引先48社に対し「CSR調達アンケート」を実施しました。2021年度は、サプライヤーガイドラインと親和性が高いグローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンのCSR調達セルフ・アセスメント質問表を採用し、環境・人権等の主要項目を評価しています。
アンケートの回収率は100%で平均得点率は85%でした。品質・安全性は原料・材料とも95%以上の高スコアとなり、原料におけるサプライチェーン・地域社会との共生はやや低スコアとなりました。低スコア項目があるサプライヤーとの対話を行い、改善に向けて取り組みを進めます。
当社グループは、調達方針に基づいた説明会やアンケート実施により、サプライヤーの皆様と強固なパートナーシップを結び、長期的に協力関係を築いていきます。定期的なモニタリングを活用して、サプライヤーガイドラインに則した活動を継続することで「持続可能な調達」の実現を目指します。