森永製菓グループの
マテリアリティ

マテリアリティの特定プロセス

当社グループでは2024中期経営計画策定に当たり、経営を取り巻く外部環境変化を踏まえて、マテリアリティの見直しを行いました。
新たに抽出・整理した取り組むべき課題について、社外ステークホルダー16名(投資家3名、取引先5社、NGO1名、アドバイザリーボードメンバー3名、社外役員4名)と社内のキーメンバー11名で重要性評価を行いました。その結果を元に役員で議論を重ね、当社グループのマネジメントや業務とのつながりを総合的に考慮して統合し、5つのマテリアリティを特定しました。

マテリアリティ特定プロセス

マテリアリティ特定プロセス

1取り組むべき課題の把握

変化する外部環境を踏まえ、経営・事業面の課題やSDGs・国連グローバルコンパクト等の国際的規範やイニシアティブ、ステークホルダーから寄せられた期待や要請、外部のESG評価項目等から、当社グループが取り組むべき課題を抽出。

2課題の重要度評価

社外ステークホルダー(外部有職者・投資家・取引先・NGO・社外役員)と、社内のキーメンバーにて、❶に関して「社会の持続的な発展への重要度」と「当社グループの持続的な成長への重要度」の2軸で重要度評価を実施。

3マテリアリティの特定

❷の結果を元に、サステナビリティ委員会で議論を重ね、社内決議および取締役会報告を経て、マテリアリティを特定。

当社グループの取り組みテーマ 重要度マトリックスと、特定した5つのマテリアリティは以下です。

当社グループの取り組みテーマ 重要度マトリックス

5つのマテリアリティ

  • 1

    世界の人々の
    すこやかな生活への
    貢献

  • 2

    多様な人材の活躍

  • 3

    持続可能な
    バリューチェーンの
    実現

  • 4

    地球環境の保全

  • 5

    サステナビリティ
    ガバナンスの強化

マテリアリティと企業価値向上とのつながり

マテリアリティと企業価値向上とのつながり

マテリアリティ・取り組みのテーマ・設定の背景

1
世界の人々のすこやかな生活への貢献

取り組みテーマ

  • ① おいしく健康的な食への貢献
  • ② 多様化する生活者ニーズへの対応
  • ③ サステナブルな商品開発・情報提供
  • ④ 食の安全・安心の確保

「心・体・環境の健康」との関係

「心・体・環境の健康」との関係

マテリアリティ・取り組みテーマ設定の背景

当社グループは、パーパスで「すこやかな食を創造し続け、世界の人々の笑顔を未来につなぎます」と掲げています。世界の人々に安全・安心で「心と体の健康」を備えた食を提供することは、当社グループの事業の根幹であり、最重要の取り組みと考えています。

2 多様な人材の活躍

取り組みテーマ

  • ⑤ パーパス・2030ビジョン実現に向けた人材育成
  • ⑥ ダイバーシティ&インクルージョンの推進
  • ⑦ 健康経営の推進

「心・体・環境の健康」との関係

「心・体・環境の健康」との関係

マテリアリティ・取り組みテーマ設定の背景

当社グループは、2030経営計画で高い目標を掲げていますが、実現する原動力は「人」であり、人的資本の価値を最大化することが重要と考えています。「心と体の健康」を従業員に提供し、エンゲージメントと生産性を高め、企業価値向上を実現していきます。

3 持続可能なバリューチェーンの実現

取り組みテーマ

  • 持続可能な
    サプライチェーンマネジメントの高次化
  • ⑨ フードロスの削減
  • ⑩ 地域社会との共存共栄

「心・体・環境の健康」との関係

「心・体・環境の健康」との関係

マテリアリティ・取り組みテーマ設定の背景

原材料の生産・調達から、商品の製造・販売・消費・廃棄に至るまで、バリューチェーン上には、様々な社会課題が存在します。それらの課題解決やリスクの低減に向けて、ステークホルダーと協働して取り組むことは、持続的にビジネスを行うために欠かせない取り組みと考えています。

4 地球環境の保全

取り組みテーマ

  • ⑪ 気候変動の緩和と適応
  • ⑫ プラスチック容器・包装の環境配慮と循環利用
  • ⑬ 持続可能な水資源の利用
  • ⑭ 自然資本・生物多様性の維持と保全

「心・体・環境の健康」との関係

「心・体・環境の健康」との関係

マテリアリティ・取り組みテーマ設定の背景

当社グループは、多くの自然資本に依存して事業を行っており、気候変動や環境汚染等は、当社グループの持続的な事業運営に影響を与える重要な課題と認識しています。様々な環境課題に適切に取り組み、「環境の健康」を社会へ提供することで、社会と自社の持続可能性向上を目指します。

5 サステナビリティガバナンスの強化

取り組みテーマ

  • ⑮ コーポレート・ガバナンスの強化
  • ⑯ グループガバナンスの強化
  • ⑰ リスクマネジメントの強化
  • ⑱ 人権の尊重

「心・体・環境の健康」との関係

「心・体・環境の健康」との関係

マテリアリティ・取り組みテーマ設定の背景

社会と当社グループのサステナビリティ向上に資するガバナンスのことを、サステナビリティガバナンスとしています。2030経営計画において、海外売上高比率を高める計画であり、グローバル目線でのサステナビリティガバナンスの強化は不可欠と考えています。

マテリアリティに関する目標・進捗

マテリアリティに関する目標と進捗は下記よりご確認ください。