支援活動報告

ガーナ共和国

ACE(2009年~現在)

活動内容

2019年12月、地域全体でプロジェクトが進みました!​

カカオ農家への支援​

ガーナ政府のカカオ協会(Cocoa Board)と協力し、協会所属の指導員による農業トレーニングを行いました。これまでに合計45名に向けて実施し、カカオの栽培技術を向上させました。
また農家のレジリエンス(生活における強靭性)を高めるために、カカオ農園の中に食用カタツムリの養殖場を設置。最初の売り上げは学校の運営費に充当する予定です。​
今後は住民の要望と村の特性を考慮し、新たな収入源となる作物の導入を検討しています。​

カカオ協会の指導員による講義の様子​
新たに設置された食用カタツムリの養殖施設​

学校の様子​

2019年12月までに、次のような成果がありました。​

  • 当初教室が3つしかなかったJ村小学校では、その後4つの教室を増築し、現在7室となっています。これらは住民が竹や木材を自分たちで提供し、屋根などは行政に支援を要請することで調達しました。​
  • プロジェクト開始前は出席率が50%前後でしたが、現在は80%にまで向上しました。​
  • 学校運営委員会とPTAでは、村のおとなたちが10セディ(約200円)ずつ支払って学校運営費を賄うことを決定しました。また各家庭から食料を持参して給食をつくり、子どもたちに提供しています。​
  • 教員は当初より2名増えて計5名。ただしまだ全学年をカバーしきれないため、現在さらに2名の増員を行政に要請中です。​
  • 新たに中学校の建設も計画中。​
増築された教室。壁に使われる竹は住民からの提供​
給食で使う食用バナナを集める生徒たち​

支援をしている子ども

メアリーとマイケル
  • メアリー(女子、 15歳、5年生)とマイケル(男子、 9歳、2年生)J村の小学校に通う。​
  • ガーナ北部から3年前に移住、当初は学校に通っていなかった。​
  • 子ども保護委員会(CCPC)のメンバーから説得を受け、学用品の支給を受け、現在2人とも学校に通う。​
  • クワシ(父)は学校に通った経験がなく、学校の存在が身近ではなかったが、J村に来てからCCPCや周辺の人を通じ、学校を身近に感じるようになった。それを通じて学校に対して信頼を感じるようになった。​
  • メアリーの好きな科目は数学で、将来看護師になりたい、マイケルは好きな科目は英語で、将来警察官になりたいと思っている。
マイケル(前列左)メアリー(前列中央)父のクワシ氏(前列右)後列は子ども保護委員会(CCPC)のメンバー
アン
  • アン(女子、12歳、小学4年生)I村の小学校に通う。​
  • もともとはガーナ北部出身、父をなくし現在は継父とともに暮らす。​
  • 実の父が亡くなったすぐ後に学校をやめ、カカオ畑での作業や家事などを行っていた。他の子どもたちが学校に行く姿を見て自分は行かなくていいのか心配になることもあったが、その時は仕方がないと思った。
  • その後CCPCが家に来て家族を説得し、学用品を支給したことにより再び学校に行くようになった。​
  • 好きな科目や将来についてはまだわからない。だけど毎日学校に行くことが楽しい。学校に行っていればいいことがあると思っている。​
  • 継父も実母も学校に行っていなかったので教育の大切さを知らなかった。アンやCCPCによって徐々に理解するようになってきた。​
アン(左)と弟​
  • ※子どもの名前は、子どもの権利保護の観点から仮名としてあります。