支援活動報告

インドネシア共和国

人口
24,686万人
5歳未満児死亡率
31人 / 1,000人
小学校就学率
99%
1人当り国民総所得(GNI)
3,420米ドル
  • (ユニセフ世界子供白書2014より)

2011年~2012年

支援パートナー
プラン・インターナショナル

プロジェクトの背景

このプランの活動地域、インドネシア東ヌサ・トゥンガラ州フローレンス島にあるシッカ県メゴ郡では、住民の大半がカカオ栽培に従事しています。しかし、農作物が強風により被害を受けやすく、収穫高が低いために、収入はわずかです。地域の人々は現在、カカオの有機栽培のトレーニングを受け、質の高いカカオを生産しようと取り組んでいます。

インドネシアでは、小学校1年生から中学校3年生までが義務教育期間ですが、このメゴ郡の子どもたちは、学校設備の老朽化と校舎不足、それに道路の未整備が原因で安全に通学できず、高い中途退学率の原因となっています。

小学校の設備の老朽化・校舎や教室の不足

シッカ県では小学校の設備の老朽化と教室不足によって学校を中途退学し、義務教育を終了できない子どもが後を絶ちません。政府も現状を認識していますが、予算不足のため改善に至っていません。

道路の未整備・集落の点在

メゴ郡にある10村は集落が点在しているうえ、車が通行できるよう道路が整備されているのは4村のみです。しかも、土地が傾斜地にあって子どもたちは安全に通学することができないため、基礎教育を受ける機会が限られています。

プロジェクトの概要

このような状況を改善するために、このプロジェクトではカカオ栽培地域であるシッカ県メゴ郡において、下記の活動を予定しています。

  • 小学校の教室の修繕・建設
  • 小学校のトイレ修繕
  • 中学校の校舎建設

このプロジェクトは、約1年にわたって行われる予定です。このプロジェクトの実施により、子どもたちは安全な校舎、よりよい環境で勉強できるようになります。また、通学環境も改善され、社会サービスへのアクセスが向上する予定です。

  • ※プロジェクト開始時の計画内容です。