支援活動報告

カメルーン共和国

プラン・インターナショナル(2014年~2016年)

活動内容

2016年6月までに井戸建設と手動式ポンプ設置しました。

2016年2月にプロジェクトを開始。各校で井戸の掘削を進め、手動式ポンプと動物等の侵入を防ぐための壁を設置しました。6月に両校の井戸が完成し、両校の児童55 人と周辺住民は近隣で水が得られるようになりました。

進捗確認するプラン職員(エンジニア)
ポンプ設置作業に協力する水管理委員

水の管理方法に関するトレーニングを行いました。

各校で住民9人(女性3人、男性6人)を選出し、給水設備の維持管理を担う水管理委員会を形成しました。両校の水管理委員18人を含む44人に水の管理方法に関するトレーニングを行い、水管理委員会に給水設備の修理用具一式を支給しました。さらに住民4人は、今後の設備維持管理を目的に、建設業者からポンプの設置方法に関する説明を受けました。

壁で囲い、格子戸を取り付けた井戸周辺外観 (アッシラ公立小学校)
最初の井戸利用者として嬉しそうに水を汲むコミュニティリーダー (エバシ公立小学校)
ポンプを難なく操り水を汲む女子児童(アッシラ公立小学校)
手押しポンプを押す男子児童から笑みがこぼれます。(エバシ公立小学校)

コミュニティ主導型総合衛生管理に関するトレーニングを行いました。

職員2人がトレーナーとなり、オロムとエバシの各コミュニティで水と衛生に関するトレーニングを3日間にわたって実施し、計97人(成人の男女各25人、女の子23人、男の子24人)が受講しました。トレーニング後に実施したテストで、参加者の90%の人が、健康でいるために最も重要な3つのこと(①適切な手洗い習慣、②安全な水の管理、③トイレの利用)について覚えており、住民に水と衛生に関する知識が定着したことが確認できました。また、両コミュニティで計21世帯が、自己資金で家庭用トイレを設置することを約束しました。

屋外排泄の現場を視察する参加者
トレーナーの説明に耳を傾ける参加者たち
石けんを使った正しい手の洗い方を実演する子どもたち
参加者の集合写真。
参加者が提唱したスローガン「屋外排泄をやめましょう」

トイレ用に住民が掘った穴。トレーニング実施後、自主的に家庭用トイレを設置する動きが見られました。