ガーナ共和国
(2009年~2011年)
2011年5月にプロジェクト全体が無事に完了!
ボージアーシー活動地域のメンサクワ コミュニティと、トゥム活動地域のニアトル コミュニティにおける校舎とトイレ建設が無事に完了し、図書室にも図書を支給しました。
メンサクワ コミュニティに完成した新校舎の前で、ポーズをとる児童
校舎の壁には、森永製菓のロゴが記された、記念プレートが設置されています。(メンサクワ コミュニティ)
図書館には図書や机、いすも備えられ、落ち着いて本を読めるようになりました。子どもたちは本棚から自由に本を選んでいます。(ニアトル コミュニティ)
校舎建設を行った、メンサクワ コミュニティとニアトル コミュニティの学校のほか、ボージアーシー活動地域、ボルタ活動地域、ワ活動地域にある合計18校(合計3507人)の子どもたちに、副教材や学用品を支給しました。
学校長から学用品を受け取る、メンサクワ コミュニティの児童たち
そのほかのコミュニティでも、学用品が支給されました。学校長が代表して、プラン職員から学用品を受け取りました。
ボージアーシー活動地域、ファンテ・ボージアーシー コミュニティの学校で、学用品を受け取ってうれしそうな子どもたち。
校舎建設が行われた2つのコミュニティでは、各コミュニティの学校運営委員会とPTAに対して、学校運営や学校機能向上についてのトレーニングを実施しました。
メンサクワとニアトルの2つのコミュニティの学校に、6つの教室と図書室、衛生的なトイレが建設されました。これにより、合計600人以上の児童と教師が、より安全で快適な環境で学べるようになりました。
新しい校舎は、児童や保護者の関心を集めています。その結果、保護者も教育の重要性をより深く理解するようになり、今後はコミュニティにおける就学率の向上が見込まれます。
子どもたちを含む地域の人々や学校関係者は、役割分担をしながらプロジェクトに積極的に参加し、地域内の問題に対処するトレーニングも行いました。地域住民自身の責任で、校舎を適切に維持管理し、プロジェクトの成果を継続させていく体制が整いました。
プロジェクトへの参加を通じて、男性も女性も等しく役割を担当し、意見も発言したことで、伝統的な男女観が見直されるきっかけとなりました。今後は女性の社会参加がさらに進むと期待されます。
新設されたトイレ棟には、水栓と雨水貯水タンクも併設されました。(メンサクワ コミュニティ)
快適な新教室での授業は、子どもたちの学習意欲を高めています。(ニアトル コミュニティ)

とてもきれいな校舎と学用品をいただくことができて、とてもうれしいです。
将来お医者さまになれるよう一所懸命勉強します。
エシ/メンサクワ コミュニティ 女子児童

このコミュニティにこんなに大きく美しい校舎ができるとは、今まで夢にも思いませんでした。大変嬉しいです。ご支援いただき、どうもありがとうございました。
ジョージ・アクアー/メンサクワ コミュニティ 教師

コミュニティに建設されたこの美しい建物を見て、私は大きな喜びと安堵の気持ちで満たされました。校舎の完成によって、コミュニティに暮らす農家の人々も励まされ、子どもたちをみんな学校に通わせるようになるでしょう。
トンプソン/メンサクワ コミュニティ コミュニティリーダー

このプロジェクトに、とても満足しています。特に図書室ができたのはとてもうれしいです。毎日、本を読みに通おうと思います。
ハフオ/ニアトル コミュニティ 14歳 6年生児童

地域の子どもたちが、試験の合格に向けてよりよい環境で勉強できるようになり、私たちは皆、とてもありがたく思っています。ご支援をありがとうございました。
アミナ/ニアトル コミュニティ 母親

これからは、十分なスペースがある教室で、快適に授業を行うことができるようになるでしょう。さまざまなことを実演しながらよりわかりやすく教えられますし、図書室は子どもたちの読解力の向上に役立つことと思います。
モハメド/ニアトル コミュニティ 学校長