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プラスチックごみ削減に向けた取り組み
「inゼリー リサイクルプログラム」開始

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2021年12月10日

企業

森永製菓株式会社(東京都港区芝 代表取締役社長・太田 栄二郎)とテラサイクルジャパン合同会社(本社:神奈川県横浜市、アジア太平洋統括責任者:エリック・カワバタ、以下テラサイクルジャパン)は、「inゼリー」をはじめとするパウチタイプゼリー飲料の空き容器を回収するリサイクルプログラムを9月より開始いたしました。本件は、リサイクル界のリーダーであるテラサイクルジャパンで初めて※の食品容器のリサイクルプログラムです。
「inゼリー」はゼリー飲料のリーディングブランドであり、また当社の主力商品でもあることから、最優先でプラスチック使用量の削減に取り組んでまいりましたが、さらにプラスチックごみの削減に向けたリサイクルプログラムに着手いたします。
本プログラムは、飲み終えたパウチタイプゼリー飲料の容器を回収し、資源として新たなプラスチック製品へリサイクルする取り組みです。回収されたゼリー飲料容器は粉砕後、プラスチックとアルミに分けられます。プラスチックはペレットに成型した後、新しい物に生まれ変わります。
本プログラムは、学習指導要領にもSDGs達成のための教育(ESD)の推進が盛り込まれ子どもたちがSDGsに高い関心を持っていること、部活動等で子どもたちが「inゼリー」を飲む機会が多く親和性が高いことから、全国の学校を中心に展開いたします。11月末時点で6校8台の設置が完了しました。

森永製菓は「食」を通じた持続可能な社会の実現をめざして、事業活動の中での社会課題の解決に向け、FSC®認証紙、バイオマスプラスチック、バイオマスインキの使用やカカオ豆、パーム油の持続可能な原材料調達に向けた取り組みを推進しています。
「inゼリーリサイクルプログラム」を通じてプラスチックごみ削減と循環利用の促進に取り組み、また、引き続きステークホルダーと連携・協働してサプライチェーン全体での持続可能な社会の実現に向けた取り組みを加速、推進してまいります。
 
※食品容器全体を対象としたリサイクルとして初めて


 

■回収ボックスを設置した福島県立郡山高校生徒からのコメント

  • 「ゼリー飲料のパッケージがリサイクルできるなんて驚きだし、回収されることにも驚きました。まだあまり知られていないリサイクルプログラムに自分たちが先駆け的な存在になれるのはうれしいし、この活動を生徒だけでなく多くの人に知ってもらえるととてもうれしいです。」

■テラサイクルジャパンからのコメント

  • 「テラサイクルジャパンで初めてとなる食品容器全てをリサイクルするプログラムを始められることを大変うれしく思っています。口にする機会が多い飲料カテゴリー。ペットボトルや缶といった飲料容器がリサイクルされている一方、パウチ容器はリサイクルが困難とされてきました。しかしながら、森永製菓様がスポンサーとなり本プログラムを開始できたことで、パウチ容器を資源して活用することができます。本プログラムを通じて今後は飲料容器だけでなく、食品容器のリサイクル率を上げる第一歩となればと考えています。」

■ご参考:「inゼリー」のプラスチック使用量を2030年度までに25%削減する中期目標を設定

  • 「inゼリー」では、包装材料におけるプラスチックの使用量を2030年度までに25%削減(バイオマスプラスチックへの置換を含む、原単位/2019年度比)することを目指しています※1
    これまでも「inゼリー」は、2001年のストローの形状変更によるプラスチック使用量の削減を皮切りに、パウチの薄肉化を含めて継続してプラスチック使用量の削減を行ってまいりました。直近では2020年より主要な「inゼリー」商品※2を対象にキャップ+ストロー部分のプラスチックを軽量化し、使用量を約9%削減した他、「inゼリー」全品を対象に、印刷に使用しているインキの一部をバイオマスインキ※3に変更することによる石油由来原料の削減にも取り組んでいます。
    ※1「inゼリー」の包装材料におけるプラスチックの使用量25%削減は、バイオマスプラスチック(植物由来のプラスチック)への置換を含みます。
    ※2エネルギー、マルチビタミン(一部除く)、プロテイン、マルチミネラル、マルチビタミンカロリーゼロの5品。
    ※3バイオマスインキとは原料の一部に被子植物の種から抽出した植物由来成分を使用したインキです。

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