活動レポート

モリウム食育イベント

「森永製菓のおやつの音 自由研究」

森永製菓のおやつのオト
森永製菓感性科学研究センター研究員とオトさんのイラスト

サクッ!パリパリッ!ーーおやつの音に耳を澄ませ、おいしさの秘密でもある「音」について考えるイベントが、2025年8月1日にモリウムで開催されました。食べるときの五感だけでなく、感情まで注目した「感性研究」の一部も紹介。自由研究のヒントにもなる学びの体験となりました。

イベントプログラム

自由研究コンテスト 応募作品紹介

この音なーんだ!?

シアターで、自然や街、生活の音など、さまざまな音を聞き、何の音かを当てるクイズです。波や電車の走る音などは、聞いてすぐに「わかった!」と手を挙げる人がたくさん!
次は「食べる音」を聞いて、何を食べている音かを当てるクイズです。ちょっと難しいので、3つの選択肢から答えます。

おやつの音でキモチが変わる?

食べる音を聞くと、どんな気持ちになるだろう? 食べるものによって気持ちも変わるのかな? 「音を聞きながらキモチを考える」そんな体験をしてみました。「気持ちのイメージマップ」を使って考えてみます。
人によっても感じる気持ちが違う! 大人と子どもで同じ気持ちになったり、反対の気持ちになったり。
森永製菓のアイス「チョコモナカジャンボ」を食べる音を聞いてどんな気持ちになったか、配布されたおやつのシールを「気持ちのイメージマップ」に貼ってみます。

左右で左はネガティブ、右はポジティブな気持ち。上下で上は活発、下はリラックスやがっかりした気持ちのエリアです。

おやつの音の工場見学

おやつを作る過程で聞こえる音はどんな音でしょうか。チョコボールの工場では、アーモンドを選別したり、チョコレートをかけたり、コーティングをしたりしている作業の音を聞いてみます。
チョコボールのほか、チョコモナカジャンボの工場やマリーの工場での製造の様子と音を聞きます。聞き終えたらスタンプを押してもらい、3つのスタンプをゲット。

みんなのおやつのオノマトペ

2階に移動して、実際におやつを食べて音を聞き取ります。おやつを食べるとき、実際にどんな音がするでしょう? 聞こえた音をことばにしてみましょう。
この日も暑かった! 冷えたチョコモナカジャンボを親子で楽しみます。さて、みなさんのチョコモナカジャンボを食べる音は、どんなオノマトペになったでしょうか。
自由研究ワークシートにオノマトペを書き込みます。当日食べたチョコモナカジャンボのほか、おみやげにもらえる森永製菓のおやつ「マリー」や「チョコボール」、「おっとっと」の記入欄もあります。

オノマトペとは?

音や動作、感情などを言葉で表現するもの。「パリパリ」「ネチャネチャ」など音を表す擬音語と、「ワクワク」「キラキラ」など状態や様子を表現する擬態語の総称です。

おやつの音を研究してみよう

「食べる音」の高さ・低さに関係する周波数や、音がする時間の長さ(破断音の鋭さ)を画像で見てみます。 おやつの素材によってもさまざまな音の特徴があることが波形でわかります。

おいしいおやつの「食べる音」と気持ちの関係

森永製菓・感性科学研究センターでは、「食べる音」を聞いてどんな気持ちになるかの実験をしました。その実験ではおやつのかたさや、中の構造によって「食べる音」が変わり、感じる気持ちも違ってくることがわかりました。
たとえば…チョコモナカジャンボや板チョコは、元気が出る音【パリッ】:「音」がやる気や元気をより引き出してくれるおいしい食べ物/みかんやプリンは、落ち着く音【ぐちゃぐちゃ】:「音」の主張は弱いが、味に集中するようなおいしさ
「パリパリ」「サクサク」という音が聞こえるモナカなどのおやつには、おいしさ以外にも元気な気分になれる効果がありそうです。

研究員と一緒に「音」を深堀り!

解散後はそれぞれ、「食べる音」の音当てクイズにチャレンジ! ボタンを押して聞こえてくる音に耳を澄ませます。
感性科学研究センターが行っている研究について、パネルを見ながら研究員からより詳しい説明を聞く人も。

森永製菓のおやつのオト 自由研究コンテスト応募作品紹介

夏休み中に開催した「おやつの音」イベントでは、家庭での自由研究に活用できるワークシートをご用意。参加者のみなさんが「おうちで自由研究!」として、おやつの音をオノマトペで表現したり、そのイメージを絵に描いたりと、個性あふれる作品がたくさん集まりました。優秀賞に選ばれた作品をご紹介します。

  • ご家族それぞれの感じ方を調査してくれた研究心が素晴らしいー!

  • キャラクターとオノマトペの文字からおやつの音が聞こえてくるみたい!

  • おやつの音が伝わってくるオノマトペの文字がとても素敵~!

参加者の声

  • おやつを食べるときの音が、食べているときの気持ちにかかわることを知って、これからおやつを食べるときはどんな音がしてるかよく聞いてみようと思いました。音の研究、めっちゃ面白かったし、楽しかったです! 試食のチョコモナカジャンボの音もいい音でおいしかったです!
  • いつも味や見た目を意識しておやつを食べていたけど、当たり前の音となる「パリパリ」などにも「うれしさ」「おいしさ」を想像させる効果があることを知りました。これからはパッケージで目立つ効果音や食べるときの音に注目して森永のおかしを食べたいと思います。チョコモナカジャンボ大好き!
  • 食べ物と音は深い関係があるんだなと思いました。「おやつの音でキモチが変わる!?」でやったように、これから食べ物を食べているとき、どのような音がしているかや、どのような気持ちかを考えながら食べようと思いました。食べ物によって音(食べるときの)がすごくちがうことに、すごくおどろきました。

保護者の声

  • 子どもに新たな視点をあげられたらと思い参加しました。個人的には、子どもが森永の音の研究の仕事への興味を持ってくれたらなと思うほど、素敵なお仕事だなと感じました。参加するまで、どんな内容かイマイチ想像できなかったのですが、オノマトペ×食べ物はとても新しい発想でした。ありがとうございました!
  • 短い時間の中で、興味の引き出し方や持っていき方がとてもスムーズでした。音と気持ちのつながりを考えたことがなかったので、学ぶことばかりでした。楽しかったです。
  • 音に注目したことなかったので、これからの生活がまた楽しくなりそうです。音と気持ちが密接な関係にあることがよくわかりました。これからは、どんな音を聞くと自分が元気になるのかを発見し、仕事でつらいことがあったときはその音が聞ける物を食べようと思います。