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展示会を成功させるための秘訣とは?よくある失敗例を元に解説

展示会への出展には多くの費用と人的リソースが投入されるにもかかわらず「ブースに人が集まらなかった」「名刺は交換したが商談に発展しなかった」という声は珍しくありません。こうした失敗は当日の対応だけでなく事前の計画や事後のフォロー体制に原因があるケースが大半です。
本記事では展示会出展で陥りやすい失敗パターンを整理したうえで、事前準備・当日運営・事後フォローの3つのフェーズで成功のポイントを解説します。加えて出展成果を底上げするために押さえておきたい実践的なコツも紹介しますので、次回の出展計画にお役立てください。
展示会出展が失敗に終わるよくあるパターン

展示会の成果が伸び悩むケースにはいくつかの共通点が見られます。ここではよく見られる3つの失敗パターンを取り上げ、それぞれの背景と影響を整理しましょう。
装飾・制作物の予算が膨らみ訴求コンテンツが後回しになる
ブースの外観や什器に予算と時間を集中させるあまり、「来場者に何を伝えるか」という訴求内容の設計が会期直前まで後回しになるケースがあります。見栄えの整ったブースが完成しても、スタッフが話す内容やキャッチフレーズ、配布資料のメッセージが曖昧なままでは来場者との対話が深まりません。
来場者がブースで立ち止まるかどうかは外観の印象に左右されますが、商談につながるかどうかは訴求の中身で決まります。制作物の発注スケジュールと並行してコンテンツ設計の時間を確保し、予算配分を外観と内容の両輪で考えることが重要です。
展示会におけるキャッチフレーズや予算の考え方については下記の記事も合わせてご参照ください。
https://www.morinaga.co.jp/okashiprint/column/2602no8/
https://www.morinaga.co.jp/okashiprint/column/2602no19/
名刺以外に会話の文脈を記録していない
展示会で多数の名刺を獲得しても会話の内容が記録されていないまま会期を終えるケースは少なくありません。「どういった課題を抱えているか」「導入検討の時期はいつ頃か」「誰が意思決定に関わるか」といった情報が残っていなければ、フォロー時の連絡は文脈のない一斉送信と変わらなくなります。
来場者は複数のブースを回るため、会期後には自社との会話の記憶が薄れていることも少なくありません。会期中にヒアリングシートやアンケートを活用して会話の内容を記録しておくことでフォローの精度を上げることができます。展示会のアンケートの活用法や設計については下記の記事で詳しく解説しています。
https://www.morinaga.co.jp/okashiprint/column/2601no36/
出展ごとに準備をゼロから始めてノウハウが蓄積されない
各回の展示会を「その回限り」のプロジェクトとして完結させ、終了後に成果データや運営上の気づきを残せていないケースもあります。次回の出展時に前回の反省が引き継がれないため、ブース配置やスタッフの配役、声かけのトークなどで同じ試行錯誤が繰り返されてしまうパターンです。
それぞれの展示会で振り返りの記録を残せると、来場者の反応がよかった訴求軸や改善すべき運営課題を次回に活かせます。出展ごとに目標値と実績を比較するドキュメントを蓄積していけば、展示会への投資判断や予算配分の精度も高まっていくでしょう。
展示会の成果測定や費用対効果の考え方については下記の記事もご覧ください。
https://www.morinaga.co.jp/okashiprint/column/2602no29/
https://www.morinaga.co.jp/okashiprint/column/2602no31/
展示会を成功に導くためのポイントを3つのフェーズで解説

展示会の成果は事前準備・当日運営・事後フォローの3つのフェーズで決まります。それぞれのフェーズで押さえるべき要点を整理しましょう。
事前準備フェーズ:企画・集客・チーム編成
事前準備フェーズで取り組むべきこととして、以下のポイントが挙げられます。
- 出展目的を1つに絞り込み、ターゲット来場者像を具体化したうえでブースのコンセプトを設計する
- 既存顧客への招待メールや自社Webサイトでの告知など、複数チャネルを組み合わせた会期前の集客施策を実施する
- ブースでの声かけ担当・デモ担当・名刺管理担当などスタッフの役割分担を明確にし、運営マニュアルを共有する
企画の進め方や準備全体の段取りについては下記の記事で体系的に解説していますので合わせてご覧ください。
https://www.morinaga.co.jp/okashiprint/column/2602no16/
https://www.morinaga.co.jp/okashiprint/column/2602no20/
当日運営フェーズ:接客・記録・情報共有
展示会の会期中は来場者との接点を最大化しつつ、獲得した情報を記録に残すことが求められます。押さえるべきポイントは以下の通りです。
- スタッフが一方的に説明するのではなく、来場者の課題やニーズを引き出すヒアリングを優先する
- ヒアリングシートやアンケートを活用し、名刺だけでは残らない情報(課題の内容、導入検討時期、決裁フローなど)を記録する
- 1日の終わりにスタッフ間で振り返りの場を設け、反応のよかった訴求ポイントや翌日のオペレーション改善点を共有する
ヒアリングシートの活用法や設問設計については下記の記事で詳しく取り上げています。
https://www.morinaga.co.jp/okashiprint/column/2601no35/
展示会での営業活動の進め方や集客のポイントについては下記の記事も合わせてご覧ください。
https://www.morinaga.co.jp/okashiprint/column/2512no1/
https://www.morinaga.co.jp/okashiprint/column/2512no5/
事後フォローフェーズ:リード分類・アプローチ・振り返り
会期後のフォローは展示会の投資対効果を決定づけるフェーズです。成果につなげるための要点を以下に整理します。
- 獲得したリードを関心度合い・検討段階に応じて分類し、対応の優先順位を明確にする
- 会期終了翌営業日までにお礼メールを送信し、関心度の高いリードには電話やオンライン面談を提案する
- 目標に対する達成度やブース来場者数の推移をデータとして整理し、次回出展に向けた改善点を文書化する
展示会でのリード獲得から商談化につなげる方法については下記の記事で詳しく解説していますのでご参照ください。
https://www.morinaga.co.jp/okashiprint/column/201005/
展示会を成功させるために押さえておきたいポイント

ここまでの3つのフェーズにおけるポイントに加え、出展成果を底上げするための実践的なアクションプランを5つ紹介します。
出展の目的を絞り「誰に何を伝えるか」を言語化する
展示会で成果を上げている企業に共通するのは出展の目的が明確に絞り込まれている点です。「認知拡大もしたいしリード獲得もしたい」と複数の目的を同時に追うとブースの訴求メッセージにメリハリがなくなり、結果として誰にも刺さらないブースになる恐れがあります。
出展目的は1つに集約し「この展示会では〇〇業界の△△担当者に自社の□□という価値を届ける」という形で言語化しておくことを推奨します。この一文がブースデザインやキャッチコピー、配布資料、スタッフのトークスクリプトの方向性を束ねる軸になるためです。目的を言語化する過程で自社の強みとターゲットの課題を改めて棚卸しできる点もメリットといえるでしょう。
出展先の情報を集めて費用対効果の見通しをつける
出展を検討する段階では展示会そのものの情報収集にも時間を割きましょう。主催者が公開している来場者データ(来場者数、業種別構成比、役職別比率など)は出展先を選定するうえで有力な判断材料になります。
加えて過去に同じ展示会へ出展した実績がある場合は、そのときの成果データを確認しておくことが不可欠です。前回の名刺獲得数、商談化率、受注実績を把握し、今回の出展費用と照らし合わせれば費用対効果の見通しを立てやすくなります。自社に出展実績がない場合は同業他社の出展レポートや主催者が提供するケーススタディを参考にするとよいでしょう。
スタッフの人選と持ち場を早い段階で固める
展示会当日のブース運営を担うスタッフの人選は準備の早い段階で着手することが望ましいです。人選が遅れるとスタッフへの事前研修やロールプレイングの時間が十分に確保できず、当日の接客品質にばらつきが出やすくなります。
人選にあたってはブースでの接客経験がある社員を軸に据えつつ、製品や技術の詳細を説明できるメンバーも加えることでトークの幅が広がります。各スタッフの持ち場(声かけ、デモ、ヒアリング、名刺管理など)を事前に割り振りシフト表として可視化しておけば、長丁場の展示会でもスタッフ間の負荷を均等に分散させることが可能です。
加えて会期中に予期しない欠員が出る場合に備え、交代要員を確保しておくこともリスク管理の一環として有効です。スタッフ全員が同じ認識で動けるよう運営マニュアルには接客時のヒアリング項目やNGワード、来場者への受け渡し資料の一覧を盛り込んでおきましょう。
展示会スタッフの派遣を検討する場合の費用目安や依頼のポイントについては下記の記事で紹介しています。
https://www.morinaga.co.jp/okashiprint/column/2601no8/
ブースの第一印象と会話導線を設計する
来場者がブースの前を通過してから会話が始まるまでの流れは「認知→興味→接近→対話」の4段階で設計しておくと集客と商談化の両面で成果を出しやすくなります。各段階で来場者の行動を促す仕掛けを事前に決めておくことが成功企業に共通するポイントです。
まず「認知」の段階では通路を歩く来場者の視界にブースが入ることが前提になります。次の「興味」では足を緩めた来場者に「自分に関係がある」と感じさせる訴求が必要です。この2段階はブースのデザインやレイアウトの領域であり、詳細な設計手法については下記の記事で解説しています。
https://www.morinaga.co.jp/okashiprint/column/2602no4/
https://www.morinaga.co.jp/okashiprint/column/2602no5/
続く「接近」の段階ではブースに近づいた来場者が中に足を踏み入れるきっかけが求められます。デモンストレーションや体験コーナーの設置、オリジナルパッケージのお菓子の手渡しといった仕掛けが有効でしょう。そして「対話」に移行する際は一方的な製品説明ではなく「現在どのような点に課題を感じていますか」といった問いかけから入ることで来場者のニーズを引き出しやすくなります。この4段階を事前にスタッフ間で共有しておけば接客の属人化を防ぎ、ブース全体として一貫した体験を提供できるのです。
会期後のフォロー手順と成果指標を事前に決めておく
展示会の成果は会期後のフォロー活動によって確定します。しかしフォローの段取りを会期終了後に考え始めると、日常業務との兼ね合いで対応が後回しになりリードが冷めてしまうリスクがあります。
この問題を回避するには準備段階でフォローの手順と成果指標を具体的に決めておくことが効果的です。手順としてはお礼メールの送信タイミング、電話アプローチの対象条件、営業部門への引き渡し基準といった一連の流れを文書化しておくと担当者間のばらつきを防止できます。
成果指標は展示会の目的と連動させて設定しましょう。リード獲得が目的であれば「名刺獲得数」「商談設定数」「受注見込み額」などを指標として追跡し、出展費用との比較で費用対効果を算出します。振り返りの場で数値を基に議論できれば次回の出展判断や予算配分の根拠として活用できるため、継続的な成果改善サイクルを構築しやすくなるはずです。
まとめ

展示会の成功は事前準備・当日運営・事後フォローの3つのフェーズを一貫した方針で設計し、各段階の取り組みを着実に実行することで実現できます。出展目的の明確化とフォロー体制の事前設計が成果を引き出すうえで特に重要な要素です。展示会を成功へと導くためにも、本記事で解説してきた失敗パターンと成功のポイントを押さえながら出展準備を進めてください。
なお展示会で来場者との接点を生み出すノベルティをお探しなら、森永製菓の「おかしプリント」をご検討ください。ハイチュウやラムネ、ミルクキャラメルといった人気菓子のパッケージに企業ロゴやメッセージを印刷し、オリジナルのノベルティとして配布できます。お菓子ノベルティは来場者が気軽に受け取りやすく、ブース前での声かけにも活用しやすい手段です。最小100個から注文可能でデザイン入稿後約2週間で届くため、展示会の準備スケジュールに合わせて手配を進められます。ノベルティ選びでお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。