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展示会のキャッチコピーの作り方5ステップ|おすすめ例文と注意点

展示会においてはブース正面パネルやタペストリー、ポスターなど、多くの場面で来場者がキャッチコピーに触れる機会があります。

会場では通路を歩きながら瞬時に立ち寄るブースを判断しているため、その一文が集客を左右するといっても過言ではありません。

しかし「効果的なキャッチコピーの作り方が分からない」「自社の強みをうまく言葉にできない」と悩む出展担当者は少なくありません。

本記事では展示会のキャッチコピーが集客を左右する理由と作成手順の5ステップ、パターン別の例文、そして作成時の注意点を網羅的に解説します。

 

展示会でキャッチコピーが集客を左右する理由

展示会ブースの集客力はキャッチコピー次第で大きく変わります。ここではキャッチコピーが重要とされる2つの理由を確認しておきましょう。

課題が明確でない来場者にも立ち寄る動機を与えられるから

展示会の来場者のなかには「情報収集が目的で、具体的な課題はまだ言語化できていない」という層が一定数存在します。こうした来場者に対しては商品やサービスの機能をそのまま並べても訴求力が弱く、ブースを素通りされてしまいがちです。

一方でキャッチコピーのなかに「○○の手間をまとめて解消」のように課題を言語化したメッセージが含まれていると、来場者は「自分の困りごとに近い」と直感的に感じ取ります。結果として課題が潜在的な段階にある来場者にもブースへ立ち寄る動機を与えることが可能です。

加えて展示会では来場者がブース前を通過する時間はわずか数秒に限られています。その短い時間に視覚で訴求できるキャッチコピーは、声がけだけではリーチできない来場者との接点を生む有効な手段といえるのです。

同業他社が並ぶ会場で差別化の決め手になるから

展示会場には同じカテゴリの商品やサービスを扱うブースが隣接して設置されるケースが珍しくありません。装飾のデザインや什器の配置だけで差をつけるには限界があり、来場者に「このブースは他と違う」と感じてもらうには言葉の力が欠かせないのです。

例えば同じ業務効率化ツールを扱うブースが隣り合っていても、「月末の棚卸作業を半日で完了」のように成果を端的に示すコピーがあれば来場者は一瞬で提供価値の違いを認識できます。言葉で差別化の軸を提示しておくことで、スタッフが声をかける前の段階からブースへの興味を醸成できるのです。

なお展示会ブースのデザインの考え方や工夫のポイントについては下記の記事でも詳しく解説しています。

https://www.morinaga.co.jp/okashiprint/column/2602no4/

展示会のキャッチコピーの作り方5ステップ

展示会に限らず効果的なキャッチコピーは感覚で思いつくものではなく、手順を踏んで論理的に組み立てていくものです。ここでは5つのステップに分けて作成の流れを解説します。

出展の目的とゴールを言語化する

キャッチコピーの方向性を定めるうえでまず行うべきなのが出展目的の明確化です。「新規リードの獲得」「既存顧客への新商品の周知」「企業ブランドの認知拡大」など、目的が異なればキャッチコピーに盛り込むメッセージの性質も大きく変わります。

例えばリード獲得が目的の場合は来場者に具体的な行動を促す表現が求められます。一方で認知拡大が目的であれば企業の理念や世界観を伝えるフレーズが適しているのです。目的を曖昧にしたままコピーを作成すると訴求の軸がぶれ、結果として誰にも響かないメッセージになるリスクがあるためご注意ください。

ターゲットの業種・役職・課題を絞り込む

目的を定めたら次にターゲットの解像度を高めましょう。「製造業の生産管理担当者」「小売業の店舗運営責任者」のように業種や役職を具体化し、そのターゲットが日常的に抱えている課題を洗い出す作業が必要です。

ターゲット像が明確になるほどキャッチコピーの言葉選びは洗練されていきます。「業務効率化」という漠然とした表現よりも「月末の在庫棚卸にかかる工数を圧縮」のようにターゲット固有の課題に沿った言葉のほうが、来場者の「自分ごとだ」という共感を引き出しやすくなるためです。

自社の強みをベネフィットに変換する

自社商品やサービスの特徴はそのまま羅列するだけではキャッチコピーとして機能しにくいことを踏まえ、ベネフィットに変換して訴求するのがポイントです。例えば「高精度センサー搭載」は機能(スペック)ですが、来場者にとっての価値は「検品ミスの大幅な低減」というベネフィットのほうにあります。

特徴をベネフィットに変換する際は「だから顧客にとって何が嬉しいのか」と自問する方法が有効です。機能を起点に「だから来場者はどう助かるのか」を掘り下げると、キャッチコピーに盛り込むべきメッセージが自然と浮かび上がるでしょう。

訴求力を高めるキーワードを取り入れる

ベネフィットが整理できたら次はキャッチコピーに盛り込むキーワードを選定します。自社のWebサイトやランディングページへの流入データを確認すると、ターゲットが実際に使っている検索語句を把握できるため参考にしてみましょう。

また「導入実績○○社」「コスト○%削減」のように数値を含むキーワードは視覚的なインパクトが大きく、来場者の目を引きやすい傾向にあります。加えて「限定」「初公開」「無料」など行動を促すワードを組み合わせると訴求力はさらに高まるでしょう。

ただし根拠のない数字や誇張表現はブランドの信頼を損なうおそれがあるため、使用するデータはファクトに基づくものに限定してください。

短く具体的な表現に磨き上げる

素案ができたら推敲のフェーズに入ります。展示会場では来場者が歩きながらブースを眺めるため、瞬時に読み切れる文字数にまとめることが大切です。

推敲の際は「同じ意味を半分の文字数で表現できないか」と検討するのが効果的です。また専門用語や業界固有の略語は全員に通じるとは限らないため、来場者の属性によっては平易な言葉に置き換える配慮も忘れずに行いましょう。

仕上がったキャッチコピーは社内の複数メンバーに見せて「一瞬で意味が伝わるか」「ターゲットの課題と結びつくか」を確認してもらうのがおすすめです。

パターン別に見る展示会キャッチコピーの例文

キャッチコピーにはいくつかの訴求パターンがあります。ここでは代表的な3つのパターンに分けて例文を紹介しますので、自社の商品やサービスの特性に近いものを参考にしてみてください。

課題解決型のキャッチコピー例

来場者が抱える課題を言語化し、その解決策として自社の商品やサービスを提示するパターンです。ターゲットの業務上の悩みに直球で訴えかけるため、共感を得やすい点が強みとなります。

  • 「煩雑な受発注フローをまるごと解消」
  • 「人手不足の現場を自動化で支える」
  • 「属人化した業務を仕組みに変える」

このパターンを作成する際はターゲットが日常的に使う言葉で課題を表現することが重要です。社内では当たり前に通じる表現がターゲットには馴染みのない言葉というケースもあるため、ヒアリングやアンケートの結果を参考に語句を選びましょう。

数字で信頼性を示すキャッチコピー例

導入実績やコスト削減率といった具体的な数値を盛り込むことで訴求の説得力を高めるパターンです。抽象表現では伝わりにくい成果を数値で可視化すると、来場者に「根拠がある」という安心感を与えられます。

  • 「導入企業○○○社突破、選ばれ続ける理由がここに」
  • 「作業時間を○%カット、現場の声から生まれたツール」
  • 「リピート率○○%、確かな品質をこの場で体感」

数字を使う際は検証可能な実績データに基づくことが前提です。根拠のない数値はかえって信用を損なうため慎重に扱いましょう。

限定感・緊急性を演出するキャッチコピー例

「この場でしか体験できない」「先着順」といった限定感や緊急性を打ち出すパターンです。来場者に「今すぐ立ち寄らなければ」という行動のきっかけを与える効果があります。

  • 「展示会限定、その場でお見積もり即対応」
  • 「先着○名様に無料サンプルを進呈」
  • 「会期中だけの特別プラン受付中」

限定感の演出は訴求力が高い反面、実際に用意する特典やサービスと乖離しないよう配慮が必要です。過度な表現は来場者の期待を裏切り、ブランドイメージを損なうリスクがあるため注意しましょう。

展示会のキャッチコピーを作成する際の注意点

効果的なキャッチコピーに仕上げるには訴求テクニックだけでなく、避けるべきポイントも押さえておかなければなりません。ここではキャッチコピー作りで注意したい3つのポイントを解説します。

抽象的な表現を避けて具体的なメリットを盛り込む

「画期的なソリューション」「革新的なテクノロジー」のように抽象度の高い言葉は、一見インパクトがあるように見えて来場者の心には残りにくい傾向があります。来場者が求めているのは「自分の課題を解決できるかどうか」という具体的な判断材料だからです。

例えば「受発注の手間を一画面で管理」「報告書作成の工数を大幅に圧縮」のように、導入後のイメージを描ける表現に落とし込みましょう。具体性が高まるとターゲット以外の来場者を自然にふるい落とす効果も生まれ、ブースでの商談の質を高めることにつながります。

ターゲットを絞り込んで訴求先を明確にする

幅広い層に響くキャッチコピーを目指した結果、誰にも刺さらないメッセージになるケースは珍しくありません。展示会にはさまざまな業種・役職の来場者が訪れますが、キャッチコピーで訴求する相手は思い切って絞り込むほうが成果につながります。

というのも「すべてのビジネスに役立つ」よりも「製造業の品質管理部門における検査効率化」のように対象を限定したほうが、該当するターゲットの目には確実に留まるためです。ターゲット外の来場者がブースを通過したとしても、本来獲得すべきリードとの接点を濃くできるため費用対効果の面で有利に働きます。

文字数を抑えて一瞬で読める長さに収める

展示会場では来場者が歩きながら周囲のブースを眺めるため、長い文章が読まれることはほとんどありません。キャッチコピーは一目で内容を把握できる長さに収めることが鉄則です。

主要メッセージはできるだけ短くまとめ、補足情報はサブコピーやブース内のパネルで補う構成にすると伝わりやすくなります。また文字サイズに関しても遠くからでも視認できるサイズを確保し、色のコントラストにも配慮しましょう。掲示場所としては壁面パネルやタペストリーが代表的で、来場者の目線の高さに配置するとさらに視認性が向上します。

なお展示会におけるキャッチコピーの掲示で活用できるタペストリーの種類や選び方については下記の記事でも紹介しています。

https://www.morinaga.co.jp/okashiprint/column/2601no22/

まとめ

展示会のキャッチコピーは来場者がブースに立ち寄るかどうかを左右する重要な要素です。出展の目的を明確にしたうえでターゲットの課題に寄り添ったベネフィットを短く具体的な言葉で表現すると、限られた時間のなかでも来場者の関心をつかむことができます。

本記事で紹介した5つの作成ステップや例文パターンを参考に、自社ならではの訴求力があるキャッチコピーを仕上げてみてください。

なお展示会で来場者との接点を広げるにはノベルティの活用も効果的です。森永製菓の「おかしプリント」なら、ハイチュウやミルクキャラメルに企業ロゴやメッセージをプリントしてオリジナルのノベルティとして配布できます。キャッチコピーでブースに誘導した来場者に印象的なノベルティを手渡し、商談のきっかけにつなげましょう。最小100個から注文可能で、デザイン入稿後2週間で届くため準備の負担も軽減できます。ノベルティ選びに迷っている方はお気軽にご相談ください。