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展示会のブースデザインのコツとは?おしゃれな装飾・注意点も解説

展示会のブースデザインは来場者の足を止めて自社の魅力を瞬時に伝えるための起点となる要素です。配色や装飾の工夫次第でブースへの立ち寄ってもらえるかどうかが大きく変わるため、出展成果を高めるにはデザインの設計段階から戦略的に考える必要があります。
しかし「集客につながるデザインの作り方がわからない」「おしゃれに見せるには何を意識すべきか」と悩む出展担当者も少なくありません。
そこで本記事では展示会のブースデザインで押さえるべきポイントからおしゃれな装飾のコツ、デザイン設計時の注意点まで具体的に解説します。
展示会のブースデザインが集客を左右する理由

まずは展示会のブースデザインが集客効果に直結する理由について、2つの観点から解説します。
来場者は数秒でブースに立ち寄るか判断するから
展示会の会場では来場者がブース前を通過する時間はわずか数秒です。この短い時間で「何を提供している企業なのか」「自分の業務に関係がありそうか」を判断されるため、一目で伝わるデザインが欠かせません。
そこで効果的なのが視覚的にわかりやすいブースデザインです。例えばメインビジュアルに製品の使用シーンを大きく配置すれば、文字を読まずとも遠くから事業内容を認識してもらえるでしょう。第一印象で興味を引けなければ、どれほど優れた製品やサービスを用意していても知ってもらう機会を逃してしまうのです。
デザインの統一感でブランドイメージを伝えられるから
展示会のブース全体の配色やフォント、装飾のテイストに一貫性があると来場者に信頼感を与えられます。逆にパネルの色味と壁面のトーンが合っていない、あるいは什器のテイストがバラバラといった状態では訴求力が分散して企業としてのメッセージが届きにくくなります。
このような事態を防いでブース全体の統一感を演出するには、コーポレートカラーやロゴを基軸にデザインを組み立てることが基本です。横断幕やテーブルクロス、パネルといった個々のアイテムに同じテーマカラーを用いるとブース全体に統一感を演出できます。
展示会のブースデザインで押さえるべきポイント

ここからはブースデザインを設計する際に意識すべき4つのポイントを解説します。
キャッチコピーは短く絞り遠くからでも読める文字サイズにする
展示会のブースで伝えたいメッセージは1つに絞り、短いキャッチコピーにまとめましょう。来場者は通路を歩きながら多くのブースを見て回るため、情報量の多いデザインではメッセージを読み飛ばされてしまいます。伝えたい情報が複数ある場合はパンフレットやモニター映像に分散させ、壁面に情報を詰め込んでかえって何も伝わらなくなるデザインは避けてください。
またキャッチコピーは通路の反対側からでも読み取れる文字サイズに設定するのが理想です。背景色との明暗差を大きくとることで視認性をさらに高められるため、白地に黒文字や濃紺地に白文字といった高コントラストの組み合わせがおすすめです。
使用する色は3色程度に抑えて統一感を出す
展示会のブースで使用する色数は3色程度に絞るのが効果的です。ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーの3色構成を意識して配色を組み立てましょう。
なかでもコーポレートカラーをメインカラーに据えるとブランド認知の向上にも効果的です。アクセントカラーには来場者の視線を誘導したいポイントに使う色を選び、注目してほしい製品やキャッチコピーへ自然と目が向くようにデザインしましょう。ただし色数が増えすぎると雑然とした印象になり統一感が崩れてしまいます。装飾アイテムを追加する際も配色ルールを守り、ブース全体のトーンを乱さないよう注意してください。
照明を活用して展示物やブース全体の印象を高める
照明は展示会のブースの雰囲気を左右する重要な要素です。光の当て方や色温度を工夫するだけで空間全体の印象が大きく変わります。
例えば製品を強調したい場合はスポットライトで光を集中させましょう。周囲より明るい場所には自然と視線が集まるため、来場者の注目を狙ったポイントへ誘導できます。一方でブース全体に落ち着いた雰囲気を持たせたいときは間接照明が有効です。柔らかい光が空間を包み上質な印象に仕上がります。
加えて照明の色温度にも配慮が必要です。昼光色(白っぽい光)は清潔感や先進的な印象を与え、電球色(オレンジ系の光)は温かみを生み出します。照明の詳しい選び方は下記の記事で解説していますので、ブランドイメージや製品の特性に合わせて選択してください。
https://www.morinaga.co.jp/okashiprint/column/2601no27/
開放感のあるブース設計で来場者が入りやすい空間をつくる
ブースの入口は広く開放的にデザインしましょう。通路に面する部分を壁やパネルで塞いでしまうと圧迫感が生まれ、来場者が立ち寄りにくくなります。
また入口だけでなくブース内の通行スペースにも配慮が必要です。展示物を見ている来場者の後ろを別の来場者が通れる幅を残しておけば、混雑時でもストレスなく回遊できます。加えて「入りやすく出やすい」動線を意識すると滞在時間の延長につながります。出口がわかりにくいブースは来場者に敬遠される傾向があるため、気軽に立ち寄れる開放的な設計を心がけてください。
展示会ではブースレイアウトも集客に大きく影響

展示会ではブースデザインと並んでブース内レイアウトも集客や商談効率を左右する要素です。什器やテーブル、モニターの配置一つで来場者の動線が変わり、滞在時間や接触率に差が生まれます。
例えば商談を重視するブースでは入口付近にアイキャッチとなる展示を配置して奥に商談スペースを設けるのが有効です。また展示品を広く見せたい場合は什器を壁際に寄せてブース中央を回遊スペースとして開放する方法もあります。レイアウト設計の具体的な手法については下記の記事で詳しく解説していますので、合わせて参考にしてください。
https://www.morinaga.co.jp/okashiprint/column/2602no5/
展示会のブースをおしゃれにデザインする装飾のコツ

ここからはブースの見栄えを格上げしておしゃれな空間にデザインするための装飾のコツを3つ紹介します。
デザインに着手する前にコンセプトを一言で定義する
ブースの装飾に取りかかる前にまず「ナチュラル」「先進的」「和モダン」といったコンセプトを一言で設定しましょう。コンセプトが明確になると素材や色、フォント、装飾小物の選定に判断軸が生まれ、迷わず統一感のあるブースに仕上がります。
例えば「ナチュラル」をコンセプトに据えた場合、木目調の什器やアースカラーの配色、手書き風のフォントといった選択肢へと自然に絞られます。逆にコンセプトを決めずに個別の装飾を選んでしまうとテイストがちぐはぐになり、来場者に「何を伝えたい企業なのか」が届きにくくなるため注意が必要です。
なおコンセプトは出展の目的やターゲット層から逆算して設定するのが効果的です。ブースの世界観について詳しく検討したい場合は下記の記事も参考にしてください。
https://www.morinaga.co.jp/okashiprint/column/2602no21/
素材の質感や什器のテイストでブースの格を上げる
展示会のブースの印象を左右するのは装飾ツールだけではありません。壁面や床材、什器に使う素材の質感もブース全体の雰囲気を大きく左右します。
例えば木目調の什器を取り入れると温かみのある空間になるため、食品やインテリア関連の展示会に適しています。一方でアクリルや金属素材を活用すればスタイリッシュで先進的な印象を与えられ、IT関連やテクノロジー系の展示会と相性が良いです。
このようにコンセプトに沿った素材を選べば装飾ツールに頼りすぎずともおしゃれなブースを演出できるので、設計段階から素材の選定にも十分な時間を割きましょう。
装飾ツールはブースのトーンに合わせて選定する
パネルやテーブルクロス、バナースタンドといった装飾ツールはブースの見栄えを手軽に底上げできるアイテムです。ただし単体で選ぶのではなく、ブース全体のコンセプトやカラーに合わせて統一感を持たせるのが、おしゃれに仕上げるポイントになります。
例えばパネルの背景色をブースのメインカラーに揃えたり、テーブルクロスにコーポレートカラーを採用したりすると個々のアイテムがブース全体に馴染みやすくなります。逆にツールごとにバラバラのデザインを採用すると雑然とした印象につながるため注意しましょう。
展示会のブースをデザインする際の注意点

最後に展示会のブースデザインで失敗を避けるために確認しておきたい注意点を3つ解説します。
ターゲットに合わないデザインは集客のミスマッチを招くことも
見た目がおしゃれなブースでも来場者層に合っていなければ集客にはつながりません。例えば製造業の技術者が多い展示会でカジュアルすぎるデザインを採用すると「自分向けではない」と素通りされるリスクがあります。反対に若年層が多いイベントで堅いトーンのブースを設計すれば親しみを感じてもらえません。
こうしたミスマッチを防ぐにはデザインの方向性をターゲットの属性から逆算して決めることが鉄則です。来場者の業種や職種、年齢層を想定した上で配色やフォント、装飾のテイストを選びましょう。見た目の美しさと訴求力はあくまでも別の要素です。おしゃれさだけを追求するのではなく「誰に届けるか」を起点に設計してください。
出展規約の制限を確認せずに設計すると手戻りが増える原因に
展示会では会場ごとにブースの高さ制限や使用可能な素材、電気容量、防炎規定といった出展規約が定められています。例えば通路に面した壁面の高さに上限が設けられていたり、安全上の理由から特定の素材が使用禁止になっていたりするケースは珍しくありません。規約を確認しないままデザインを進めると設営当日に変更を求められ、手戻りが発生するリスクがあります。
そのためデザインに着手する前に主催者の出展マニュアルを取り寄せ、設計上の制約を洗い出しておきましょう。洗い出した制約は装飾会社やデザイナーにも早い段階で共有し、制作の初期から関係者全員が同じ条件を把握しておくとスムーズです。
なお出展規約は展示会ごとに異なるため、過去の出展経験があっても毎回必ず最新のマニュアルを確認してください。
出展規約に対してより細心の注意を払う必要がある場合などは展示会主催者が提携している施工会社やデザイナーを活用するのもおすすめです。提携会社は会場ルールや過去の施工事例を熟知しているため、規約違反のリスクを抑えながら設計を進めやすくなります。さらに搬入・搬出のスケジュール調整や電気申請なども円滑に進めやすく、準備全体の負担軽減につながります。
設営・撤収のスケジュールに余裕を持たせておく
展示会ではブースデザインに凝るほど設営には時間がかかります。設営作業は装飾会社や施工業者が担うのが一般的ですが、搬入できる時間枠は主催者側で決められているため、施工内容に対して十分な作業時間を確保できるか事前に施工業者と打ち合わせしておくことが欠かせません。
また撤収時間にも同様の制限があるため注意が必要です。凝った装飾ほど解体にも時間がかかるため、設計段階から撤収のしやすさも装飾会社と相談しておきましょう。分解が容易な構造を前提にデザインを組み立てておけば、限られた撤収時間内でも余裕を持って対応してもらえます。
まとめ

展示会のブースデザインは来場者の第一印象を左右して集客や商談の成果に直結する要素です。見た目のおしゃれさだけを追求するのではなく、ターゲットに合ったコンセプトを軸に配色や装飾の方向性を統一することが成果につながります。デザインの設計段階から出展規約や施工スケジュールまで見据えた上で、一貫した方針でブースづくりに取り組んでください。
なお展示会で好印象を残すにはブースデザインと合わせてノベルティを活用するのも効果的です。森永製菓の「おかしプリント」なら、ハイチュウやラムネ、ミルクキャラメルに企業ロゴをプリントして配布できます。おしゃれにデザインしたブースでノベルティを手渡せば、来場者との会話が自然に生まれ記憶に残る接点を作れるでしょう。最小100個から注文可能でデザイン入稿後約2週間で届くため、ブースの準備と並行して手配が可能です。展示会の準備でお悩みの方はお気軽にご相談ください。