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展示会でのヒアリングシート作成ガイド|質問項目と活用方法も解説

展示会で成果を上げるにはヒアリングシートの活用が欠かせません。名刺交換だけでは商談につながる情報を十分に得られず、来場者が抱える課題や導入意欲を把握するには対話を通じて情報を引き出す仕組みが必要です。
その点、ヒアリングシートを作成してあらかじめ質問項目を設計しておけば、担当者ごとの聞き取り内容にばらつきが生じにくくなり、展示会後のフォローアップ精度向上にもつながります。
本記事では展示会で活用するヒアリングシートの基本的な役割から具体的な質問項目、運用時の注意点まで詳しくご紹介します。
展示会におけるヒアリングシートの役割

まずはヒアリングシートの基本的な役割と混同されやすいアンケートとの違いを整理していきます。
ヒアリングシートとは
ヒアリングシートとは展示会のブースで来場者と対話しながら、担当者が記入する情報収集用のシートです。
ヒアリングシートには来場者の連絡先や所属企業といった基本情報に加えて、現在の課題や製品への関心度、今後の検討スケジュールなどを記載します。これらの情報は展示会終了後の営業活動において優先順位をつける際の判断材料です。
またヒアリングシートは担当者間で質問の観点を統一する役割も担っています。経験の浅いスタッフでもシートに沿って対話を進めれば必要な情報を漏れなく集められるからです。
ヒアリングシートとアンケートの違い
ヒアリングシートとアンケートは情報収集という目的は共通していますが、その性質は異なります。
まずアンケートは来場者自身が回答を記入する形式です。選択式の設問が中心となり、多くの回答を短時間で集められる利点があります。一方で記入の手間を来場者に求めることになるため「後で回答します」と断られたり、途中で記入をやめられたりするケースも珍しくありません。
一方ヒアリングシートは担当者が来場者と会話しながら記入するため、来場者側に記入の手間がかかりません。さらにアンケートとは異なり、相手の回答に応じて質問を掘り下げられる柔軟性も魅力です。例えば来場者が「コスト削減が課題」と答えた場合、その背景や優先度をその場で対話を通じて確認できるのです。
以上の違いからアンケートは全体傾向の把握に、ヒアリングシートは個別の商談準備に適しています。両者を併用して目的に応じて使い分けることが効果的です。
なお展示会でのアンケート活用については下記の記事も参考にしてください。
https://www.morinaga.co.jp/okashiprint/column/2601no36/
展示会でヒアリングシートを導入するメリット

続いてヒアリングシートを導入することで得られる3つのメリットを解説します。
見込み顧客のニーズを的確に把握できる
ヒアリングシートを活用する大きな利点は来場者が抱える課題や要望を具体的に把握できることです。名刺交換だけでは企業名や役職は分かっても相手が何を求めてブースを訪れたのかまでは判断できません。
しかしヒアリングシートに沿って対話を進めることで「現在利用中のサービスに不満がある」「来期の予算で導入を検討している」といった踏み込んだ情報を得られます。こうした情報は後日の提案内容を組み立てる際に欠かせません。
さらにヒアリングを通じて担当者が丁寧に話を聞く姿勢を見せることで、来場者に「この企業は自分たちの課題を理解しようとしている」という好印象を与えられ、信頼関係の構築にもつながります。
展示会後の営業活動を効率化できる
ヒアリングシートは展示会終了後のフォローアップを効率化する役割も果たします。展示会では限られた時間で多くの来場者と接触するため、記憶だけに頼ると重要な情報が抜け落ちてしまいかねません。
しかしヒアリングシートに記録しておけば「誰が」「何に興味を持ち」「どういった課題を抱えているか」を展示会後に振り返ることが可能です。この情報をもとに来場者を分類して緊急度の高い見込み顧客から優先的にアプローチすることで、営業リソースを有効に活用できます。
商談の成功率を高められる
ヒアリングシートの活用は商談の成功率向上にも寄与します。展示会の場で得た情報をもとに提案内容を練り上げれば、来場者の課題に即した具体的な提案が可能になるからです。
例えばヒアリングで「現行システムの操作性に不満がある」という声を得ておけば、その後の商談では操作性の改善事例を中心に紹介可能です。来場者にとっては自分の話を覚えていてくれたという安心感が生まれ、提案への関心も高まります。
一方でヒアリングを行わずに汎用的な提案資料だけを送付すると、来場者の印象に残りにくくなります。展示会で得た情報を活用することで、競合他社との差別化にもつながるのです。
展示会でのヒアリングシートの質問項目

ここからはヒアリングシートに盛り込みたい代表的な質問項目を5つご紹介します。
来場者の基本情報(会社名・部署・役職)
ヒアリングシートには来場者の基本情報を記載する欄を設けましょう。会社名、部署名、役職、氏名、連絡先といった項目が該当します。
これらの情報は展示会後に連絡を取る際に必要となるだけでなく、見込み顧客としての優先度を判断する材料にもなります。例えば役職が部長以上であれば決裁権を持っている可能性が高く、導入検討のスピードも速いと推測可能です。
なお名刺交換を行えば基本情報の多くは把握できるため、ヒアリングシートと名刺を紐付けて管理すれば二重入力の手間を省きつつ情報を整理できます。
展示会への来場目的
来場者が展示会を訪れた目的を確認することも重要です。情報収集が目的なのか、具体的な製品比較を行っているのか、あるいは導入を前提に検討を進めているのかによって対応の優先度が異なります。
来場目的を尋ねることで会話のきっかけにもなるでしょう。「本日は何をお探しですか」と問いかけ、相手の回答に応じて自社製品の紹介につなげる流れを作れます。来場目的が「情報収集」であれば無理に商談を進めず、資料提供にとどめるといった判断も可能です。相手の温度感に合わせた対応を行うことで、押し売りの印象を避けられます。
現在抱えている課題や悩み
来場者が現在抱えている課題や悩みはヒアリングの核となる項目です。この情報が得られれば自社の製品やサービスが課題解決にどう貢献できるかを具体的に伝えられるからです。
課題を聞き出す際は「現在お困りのことはありますか」といった抽象的な質問よりも「○○の運用で手間がかかっていませんか」のように具体例を挙げると回答を得やすくなります。相手が課題を言語化しやすいよう、選択肢を提示する工夫も有効です。
加えて課題の背景や発生している頻度、解決の緊急度まで聞き出せると、提案の優先順位付けに役立ちます。
興味を持った製品・サービス
展示ブースで来場者が興味を示した製品やサービスを記録しておくことも欠かせません。複数の製品を展示している場合、来場者がどれに関心を持ったかを把握しておけば、後日の提案で的を絞った情報提供が可能になります。
デモンストレーションを実施した場合は、その反応や質問内容もあわせて記録しておきましょう。「操作画面を見て驚いていた」「○○機能について詳しく質問された」といったメモがあれば、商談時のトークに活かせます。
興味のある製品を記録する際は、あらかじめ製品名やカテゴリを選択肢として用意しておくと記入がスムーズです。
今後のアクション希望(商談・資料送付など)
ヒアリングの最後には来場者が希望する次のアクションを確認しましょう。見積もりの依頼、詳細資料の送付、訪問商談の設定など、具体的な選択肢を提示して希望を聞き出します。
なぜならこの項目を設けることで、来場者の購買意欲や検討段階を把握可能になるからです。「まずは資料だけ」という回答であれば情報収集段階、「見積もりが欲しい」という回答であれば導入検討が進んでいると判断できます。
また次のアクションを確認しておくことで、展示会後のフォローがスムーズになります。来場者の希望に沿った対応を迅速に行えば、競合他社に先んじて接点を持ち続けられるでしょう。
展示会でヒアリングシートを使うときの注意点

最後にヒアリングシートを運用する際に気をつけたい3つのポイントを解説します。
初期段階で踏み込んだ質問は避ける
ヒアリングを行う際は対話の序盤から踏み込んだ質問を投げかけないよう注意が必要です。例えば予算や導入時期、決裁権者といった質問は重要な情報ですが、いきなり尋ねると来場者に警戒心を与えてしまいます。
まずは来場目的や興味を持った製品など、答えやすい質問から始めて信頼関係を築きましょう。会話が深まり、来場者がリラックスしてきた段階で徐々に踏み込んだ質問へ移行するのが自然な流れです。
売り込みの印象を与えてしまうと来場者は本音を話してくれなくなります。あくまで「相手の話を聞く」という姿勢を前面に出すことが大切です。
専門用語を避けてわかりやすい言葉で質問する
ヒアリングシートでの質問は専門用語を避け誰にでも理解できる平易な言葉で作成しましょう。来場者の業界や役職によっては自社では当たり前に使っている用語が通じない場合があるからです。
例えば「リードナーチャリングの課題はありますか」と聞くよりも「見込み顧客への継続的なアプローチで困っていることはありますか」と言い換えた方が伝わりやすいでしょう。
また質問が長くなると来場者が内容を理解して返答するまでに大きな負担がかかります。あくまでも一つの質問で聞く内容は一つに絞り、簡潔な問いかけを心がけてください。
回答を誘導せず傾聴の姿勢を大切にする
ヒアリングでは相手の回答を誘導しないよう注意が必要です。「○○でお困りですよね」と決めつけた聞き方をすると来場者は「はい」と答えざるを得なくなり、本当のニーズを引き出せなくなります。
担当者は話し手ではなく聞き手に徹することを意識しましょう。来場者の発言を遮らず、相槌を打ちながら最後まで聞くことで相手は安心して本音を話せるようになります。
ヒアリングシートはあくまで会話の補助ツールです。シートを埋めることに集中するあまり、質問を機械的に読み上げるような対応にならないよう気をつけてください。来場者との自然な対話の中で情報を引き出すことが重要です。
まとめ

展示会でヒアリングシートを活用することで、来場者のニーズを正確に把握し、展示会後のフォローアップを効率化できます。本記事で解説した質問項目や運用時の注意点を参考に、自社に合ったヒアリングシートを作成してみてください。
展示会での印象づくりにはヒアリングシートと合わせてノベルティの活用も効果的です。森永製菓の「おかしプリント」なら、ハイチュウやラムネ、ミルクキャラメルといった人気菓子に企業ロゴやメッセージをプリントして配布可能です。ヒアリング後に「よろしければどうぞ」とノベルティを手渡すことで来場者との会話が自然と弾み、好印象を残せるでしょう。最小ロット100個から対応しており、デザイン入稿後約2週間で届くため、ヒアリングシート準備と並行して進められます。ノベルティ選びでお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。