首元は顔以上に年齢が出やすいパーツです。でもついお手入れを後回しにしがちではありませんか?丁寧にケアすれば、首元から印象はぐっと若々しくなります。この記事では、首元の老化の原因と手軽にできるケア方法を紹介します。
首元の老化・シワやたるみの原因は、姿勢・紫外線・乾燥 首元のシワやたるみの老化は加齢だけでなく、姿勢や紫外線、乾燥等、複数の要因が関係しています。特に乾燥しやすい秋は、首の老化が進みやすい季節です。 ●︎スマホやパソコンに注意!姿勢の崩れがシワやたるみに 猫背等の悪い姿勢が続くと、首にシワやたるみが出やすくなります。特にスマホやパソコン使用時のうつむき姿勢は首周りの血行不良にもつながります。 ●︎紫外線ダメージ 紫外線はシミやソバカスの原因になるだけでなく、肌の奥の真皮にまで届き、シワやたるみ等の光老化※を引き起こします*1。首元は、帽子をかぶってもカバーできない部位のため注意が必要です。 ※光老化とは、紫外線(主にUV-A波)を長期間浴びることで肌に生じる老化現象のこと。 ●︎季節の変わり目、秋の乾燥に注意 首は皮脂腺が少なく、汗をかいてもうるおいを保ちにくいため乾燥しやすい部位です。特に、秋は夏の紫外線ダメージが蓄積した状態に加え、気温や湿度の急激な低下で乾燥が進みます。 皮膚が薄い首元*2は影響を受けやすく、乾燥により肌のバリア機能が低下しシワやたるみができやすくなります。
今日から始める首元セルフケア!マッサージとストレッチで血行を促進 首元のケアには、血行促進が効果的です。自宅でできる簡単な方法を紹介するので、今日から始めてみましょう。 ●首元のマッサージ マッサージは血行やリンパの流れを促進し、老廃物の排出を助け、むくみ対策にもつながります。 【首元マッサージの手順】 顎から耳にかけてゆっくりとリンパを流す。 耳の下から肩にかけてゆっくりと流すと血行促進につながります。 【ポイント】 首の皮膚は薄く*2デリケートなので、マッサージをする際は強くこすらず、クリームやオイルを使うのがおすすめです。 スキンケアのタイミングで取り入れると、習慣にしやすいでしょう。 ●首のストレッチ ストレッチはコリ固まった筋肉をほぐし、血行を促進します。 【首ストレッチの手順】 左右1回ずつ、首をゆっくりと回す。 頭に手を添え、首を横に倒して側面を伸ばす。左右15~30秒を2回ずつ行う。 あごを上げて首の前側を伸ばす。15~30秒を3回行う。 【ポイント】 やり過ぎると首に負担がかかるため、無理せず気もち良く感じる範囲で行いましょう。 ●ホットタオルで温める ホットタオルを首にあてると、血行促進ができます。濡れたタオルを電子レンジで温めるだけですぐに作ることができ、リラックス効果もあります。レンジの加熱時間は600Wで20~50秒が目安です。
首元を美しく保つ3つの習慣 シワやくすみのない首元は、若々しい印象を与えます。日々のケアで美しさを保ちましょう。 ●毎日のスキンケアは首まで念入りに行う 化粧水や乳液は、顔だけでなく首元までしっかりのばしましょう。たっぷり保湿し、うるおいを与えれば乾燥を予防できます。また、肌が柔らかくなり血行促進にもつながります。 ●︎︎︎シュガースクラブで角質ケア 首は顔より皮膚が薄くデリケートです。粒子が細かく肌に優しいシュガースクラブで角質ケアすれば、くすみやザラつきが取れ、肌が明るくなります。 シュガースクラブの作り方を見る > ●︎︎︎紫外線対策は必須 外出時には首元まで日焼け止めを忘れずに塗りましょう。また、スカーフやストールは紫外線対策とおしゃれを兼ね備えたアイテムです。紫外線によるダメージを避けるためにも取り入れてみてください。 紫外線対策について詳しく見る > 首元を美しく保つには、老化の原因である姿勢を意識し、紫外線対策や保湿を怠らないことが大切です。毎日のケアで若々しい首元を保ち、おしゃれを楽しみましょう。 *1 日本化粧品工業会「紫外線の肌への影響」 *2 Wendy E. Robertsほか.Neck Aging and Rejuvenation: A Balanced Approach to Assessment and Treatment.Dermatological ReviewsVolume.第5巻,第3号 e238 (参考文献閲覧日:2025年9月26日)