支援活動報告

ガーナ共和国

プラン・インターナショナル(2012年~2014年)

活動内容

2014年7月 小学校×2棟 建設完了しました。

「リクペ・コフォリドゥア」「リクペ・バクア」両コミュニティでの小学校建設が無事完了しました。リクペ・コフォリドゥア小学校には学校図書室も建設。ガーナ教育サービスの推薦図書一式200冊も支給しました。

校舎全景 「リクペ・バクア」は、いすと一体型の机が60台。「リクペ・コフォリドゥア」は、いす60脚・机40台が納入されています。
リクペ・コフォリドゥア小学校の学校図書室。図書室内部も十分な採光が確保されています。
校舎の壁には、森永製菓のロゴが入った記念プレートが設置されています。
新しい教室で勉強するのを楽しみにしているリクべ・バクア コミュニティの子供たち。

女子サッカーチームを結成しました。(リクペ・バクア小学校)

30人からなる女子サッカーチームを結成しました。土地を整備し、サッカー用具を支給。スポーツ委員会も結成。近隣の高校からコーチを招致し、週3日のトレーニングを行っています。

女子サッカーチームとスポーツ委員会のみなさん。近所の人々が練習の様子を見物しにやってきます。
グランドの標準サイズを満たすため(120×75メートル)、土地の範囲を拡張して整備しました。

現地の人たちの変化

学習環境の改善により、小学校就学率が大きく向上しました。

リクペ・バクア、リクペ・コフォリドゥアの両小学校ともに3教室整備。教室不足が解消され、子供たち全員授業を受けることができるようになりました。また、リクペ・コフォリドゥアには図書室が整備。子どもたちの読解力や学力向上に寄与するだけでなく、施設が充実したことで、保護者がより積極的に子供たちを学校に通わせる動機作りにも貢献しました。

女の子の就学率・修了率の向上に役立ちました。

リクペ・バクア小学校では、女子サッカーチームが結成。この活動を通じ、女の子が自分に自信を持つことで学校に通い続けるようになれば、女の子の初等教育における就学率と修了率が向上します。

プロジェクト参加により、住民の能力強化に役立ちました。

子どもたちを含む住民、学校関係者など多くの人々がプロジェクトに積極的に参加しました。その結果、協力して任務を遂行していくための一連の能力、価格に見合った資材を調達してくる能力が十分に構築できたと感じており、将来、同様のプロジェクトを行う際も問題なく実施できることが期待されます。今後は、両コミュニティにおいて毎年開催される祭りで収入を得ることによって、学校施設の維持管理費に充当していく体制づくりも整っています。

現地からの声をおとどけ!

コミュニティの女子サッカーチームの一員となることができて、とても幸せです。一生懸命トレーニングを重ねて、品行方正でいたら、いつかは、ガーナのサッカー代表チームに加わることができると信じています。私の夢は、サッカーのスター選手になることです。

ヒルダ/中学3年生、16歳、リクペ・バクアコミュニティ

この美しい図書室をご支援くださり感謝いたします。素晴らしい本ばかりで、読書が楽しいです。先輩たちは、学校を卒業しても試験に合格することができませんでしたが、図書室のおかげで、これからはもっと多くの生徒が合格するようになると思います。

アンジェラ/中学1年生、14歳、リクペ・コフォリドゥアコミュニティ

放課後になると、お気に入りのこの図書室に物語を読みに来ています。すてきで大好きな本がたくさんあります。

クワミ/小学3年生、リクペ・コフォリドゥアコミュニティ

子どもたちは全員学校に通い、図書室を活用して、よい成績で進級試験に合格してほしいです。子どもたちの学力が向上するように保護者への努力も呼びかけています。

ラファエル・モージヌ/長老、リクペ・コフォリドゥアコミュニティ

日頃から、このコミュニティの子どもを学校に通わせたいと思っていたので、このプロジェクトが実施されると聞いた時はとても嬉しかったです。工事期間中は、建設予定地の整備や基礎の掘削工事などに積極的に協力しました。私が通学することは叶いませんでしたが、これで子どもたちは学校に通うことができます。

コブラ・ペーター/ユース・リーダー、リクペ・コフォリドゥアミュニティ

新しい校舎が完成したので、もう雨の日に子どもたちのことを心配しなくてもよくなりました。この地域にはトイレが整備された学校がなく、子どもたちは学校の周囲で排泄することを余儀なくされていたので、そういった環境面でもうれしいです。

アームストロング・アブグベニェガ(左)/プロジェクト委員会会長、シルベスター・ドゥザンボエ氏(右)/プロジェクト委員会書記、リクペ・コフォリドゥアコミュニティ