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その疲れ、ビタミンB12不足かも…?健康維持に役立つ働きと多く含まれる食品の取り入れ方

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「なんとなく疲れやすい」「手足に違和感があるかも?」と感じたことはありませんか?そんな日々のコンディションに関わる栄養素のひとつがビタミンB12です。この記事では、ビタミンB12の働きや必要量、不足しやすい人の特徴、食事からの取り入れ方までわかりやすく解説します。無理なくビタミンB12を取り入れるヒントを見つけて、毎日の食生活を見直してみませんか?

ビタミンB12の重要な働きをざっくり理解

ビタミンB12 体内で赤血球の形成をサポートする働きや、神経の働きを保つことに関与

ビタミンB12は、水に溶けやすい性質をもつ水溶性ビタミンのひとつで、日々の健康維持に関わる栄養素です。体内で赤血球の形成をサポートする働きや、神経の働きを保つことに関与*1することで、毎日を元気に過ごすための土台づくりに役立つと考えられています。

ビタミンB12は水溶性でありながら、体内に一定量蓄えられる特徴があります。ただし、加齢や食生活の影響によって体内量が変化することもあるため、日々の食事から継続的に取り入れることが大切です。特に、食生活が偏りがちな方や、動物性食品を控えている方は、意識して摂取することがポイントになります。

1日どれくらい必要?ビタミンB12の摂取目安

ビタミンB12の食事摂取基準の紙

ビタミンB12の必要な摂取量は、年齢やライフステージによって異なります。一般的に、18歳以上の男女では1日あたり4.0μgが目安*1とされています。

子どもの場合は生後0~5ヶ月で0.4μg、生後6~11ヶ月では0.9μg程度、1~2歳は1.5μgと、年齢に応じて推奨量が段階的に増えていき、10~11歳では3.0μgと設定されています。このように、成長に合わせて必要量が変わる点が特徴です*1

ビタミンB12は体内に一定量蓄えられるものの、日々の食事から継続的に取り入れることが大切な栄養素です。年齢やライフステージに応じた適切な量を意識しながら、無理なく食生活に取り入れていきましょう。

ビタミンB12の食事摂取基準

「この疲れはもしかして?」ビタミンB12が不足している時のサイン

ベッドに腰掛け憂鬱そうな顔をしている女性

ビタミンB12は体内に一定量蓄えられる栄養素ですが、摂取量が不足した状態が続くと、体調の変化として現れることがあります。ただし、これらの変化は日常的な疲れや生活習慣とも関係しているため、必ずしもビタミンB12だけが原因とは限りません。あくまでひとつの可能性として捉えながら、自分の状態を見直すきっかけにすることが大切です。ここでは、日常の中で気づきやすいサインを紹介します。

■倦怠感や脱力感

「なんとなく疲れやすい」「休んでもすっきりしない」と感じる状態は、日々の生活の中でも多くの方が経験するものです。ビタミンB12は体内のエネルギー生成に関わる働きにも関与しているため、不足した状態が続くと、こうしただるさや疲れを感じやすくなる場合があります*2。また、動いたときに息切れしやすいと言われています。ただし、これらは睡眠不足やストレスなどさまざまな要因でも起こるため、生活習慣とあわせて見直すことが大切です。

■手足のしびれやチクチクした違和感*3

手足にピリピリとした違和感やチクチクする感覚が現れることも、体の変化のひとつとして挙げられます。ビタミンB12は、神経の働きを保つことに関与しているため、日々の摂取量が不足した状態が続くと、このような感覚の変化につながる可能性があるといわれています。

また、集中しづらいと感じるなど、日常の中で気づきやすい変化として現れることもあります。ただし、これらの変化は他の生活習慣や体調とも関係している場合があるため、過度に不安に感じる必要はありません。ひとつのサインとして捉えながら、食事や生活習慣を見直すきっかけにすることが大切です。

ビタミンB12が不足しやすいのはどんな人?生活スタイルをチェック

野菜を包丁で切っている人の手元

ビタミンB12は主に動物性食品に多く含まれているため、食生活や体の状態によっては不足しやすいといわれています。たとえば、肉や魚、卵、乳製品を控える極端な菜食中心の食事をしている方は、日常の食事からビタミンB12を摂取する機会が少なくなりがちです。また、ビタミンB12は体内で吸収される過程に胃の働きが関わるため、胃腸の機能が低下している場合も取り込みにくくなることがあります*4

さらに、高齢になると食事量の減少や消化機能の変化により、必要量を満たしにくくなる傾向があります。ビタミンB12が不足した状態が続くと、神経の働きに影響を及ぼし、思考力や注意力の低下などにつながる可能性も指摘されています。こうした特徴に当てはまる方は、日々の食事内容を見直しながら意識的に取り入れることが大切です。

ビタミンB12が多い身近な食材と取り入れる方法

ビタミンB12を含む食材

ビタミンB12は、日常の食事から無理なく取り入れやすい栄養素です。特に魚介類や肉類、卵などの動物性食品に多く含まれているのが特徴で、バランスのよい食事を意識することで自然と摂取しやすくなります。

一方で、野菜や果物などの植物性食品にはほとんど含まれていないため、食事内容によっては不足しやすくなる点にも注意が必要です。ここでは、日常生活で取り入れやすく、ビタミンB12を効率よく摂取できる代表的な食品を紹介します。

■あさりやさばなどの魚介類

ビタミンB12は、あさりやしじみなどの貝類に特に多く含まれています。例えば、あさり(生)は100gあたり44.8μg*5と非常に豊富で、少量でも効率よく取り入れられる食品です。また、さばやいわしなどの青魚にも含まれており、焼き魚や缶詰などで手軽に取り入れることができます。味噌汁や酒蒸し、缶詰を使った簡単な料理など、日常の食卓に取り入れやすい点も魅力です。

■レバーなどの肉類

肉類の中でも、特にレバーはビタミンB12が豊富な食品として知られています。牛レバーには100gあたり53μg*6、鶏レバーでも44μg*7含まれており、効率よく摂取できる食材です。レバーが苦手な場合は、焼肉のタレで味付けしたり、炒め物にしたりと調理を工夫するのがおすすめです。また、一般的な肉類にも少量ながら含まれているため、無理のない範囲で取り入れていきましょう。

■卵類

卵にもビタミンB12が含まれており、特に卵黄に多く含まれています。黄身100gあたり3.5μg程度*8と魚介類やレバーに比べると少なめですが、日常的に取り入れやすい食品のひとつです。ゆで卵はコンビニでも手軽に購入できるため、忙しい日の栄養補給にも役立ちます。朝食や間食に取り入れるなど、無理なく続けやすい点が魅力です。

■のりなどの海藻類

ビタミンB12は主に動物性食品に多く含まれますが、例外的に焼きのりや味付けのりなどの海藻類にも含まれています。焼きのりには100gあたり56.7μg*9も含まれており、手軽に取り入れやすい食品です。
おにぎりに巻いたり、おやつ感覚で食べたりと、「あと少し足りない分」を日常の中で手軽に補うイメージで取り入れるのがおすすめです。ただし、のりだけで全てを補うのは難しいため、肉や魚などの動物性食品と組み合わせてバランスよく取り入れることが大切です。

ビタミンB12の摂りすぎ・サプリの注意点

ビタミンB12は水に溶けやすい性質をもつため、食事から摂取した分については体内で必要量が調整され、余分な分は体外に排出されるとされています。そのため、通常の食事で過剰に摂取してしまう心配は少ない栄養素です。実際に、日本人の食事摂取基準では、ビタミンB12について過剰摂取による健康への影響を示す明確な根拠が確認されていないことから、耐容上限量は設定されていません。

ただし、これは「どれだけ摂ってもよい」という意味ではありません。特にサプリメントなどを利用する場合は、摂取量が偏りやすくなるため、目安量を守って取り入れることが大切です。基本は日々の食事からバランスよく摂取し、不足が気になる場合に補助的に活用するという考え方を持ちましょう。無理に多く摂るのではなく、適量を継続的に取り入れることが、日々の健康維持につながります。

ビタミンB12に注目して健康維持を心がけよう

栄養バランスのよい朝食

ビタミンB12は、赤血球の形成をサポートしたり、神経の働きを保つことに関与するなど、日々の健康維持に欠かせない栄養素です。 食事内容や生活スタイルによっては不足しやすいため、自分に合った方法で継続的に取り入れることが大切です。

魚介類や肉類、卵などをバランスよく組み合わせ、無理のない範囲で意識していきましょう。

*1 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」 P203,P238
*2 ビタミンB12欠乏症 - 11. 栄養障害 - MSDマニュアル家庭版
*3 厚生労働省eJIM | ビタミンB12[サプリメント・ビタミン・ミネラル - 一般]
*4 J-STAGE「吸収不良症候群」P11
*5 食品成分データベース「食品群名/食品名: 魚介類/<貝類>/あさり/生」
*6 食品成分データベース「食品群名/食品名: 肉類/<畜肉類>/うし/[副生物]/肝臓/生」
*7 食品成分データベース「食品群名/食品名: 肉類/<鳥肉類>/にわとり/[副品目]/肝臓/生」
*8 食品成分データベース「食品群名/食品名: 卵類/鶏卵/卵黄/生」
*9 食品成分データベース「食品群名/食品名: 藻類/あまのり/焼きのり」

(参考文献閲覧日:2026年5月13日)

  • この記事の監修者 久手堅 司|せたがや内科・神経内科クリニック 院長
    この記事の監修者 久手堅 司|せたがや内科・神経内科クリニック 院長

    せたがや内科・神経内科クリニック院長。医学博士、総合内科専門医、神経内科専門医、頭痛専門医。
    気圧予報・体調管理アプリ「頭痛ーる」監修医師。
    「気象病・天気病外来」「寒暖差疲労外来」「自律神経失調症外来」などの特殊外来を立ち上げ、これまで8000名を超え、患者目線で行う診察と分かりやすい解説がSNSやメディアで話題を呼んでいる。
    著書に『気象病ハンドブック』(誠文堂新光社)、『自律神経これ1冊ですべて整える』(東洋経済新報社)、監修に『面白いほどわかる自律神経の新常識』『毎日がラクになる! 自律神経が整う本』(宝島社)がある。

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