暑さで食欲が落ちやすい夏は、つい麺類やあっさりした料理に偏りがちに…。そんな時期におすすめなのが、旬のナスと、エネルギー代謝を助けるビタミンB1が豊富な豚肉*1*2を使ったスタミナメニューです。味噌のコクと風味が食欲をそそります。もち麦を加えて食物繊維もプラスすれば腸活にもつながる、夏にうれしい一皿を紹介します。
もち麦を使ったナスと豚肉のレシピ 1人分のカロリー:約359kcal調理時間の目安:25分 【材料|2人分】 もち麦 30g 水(もち麦をゆでる用) 300mL ナス 3本(250g) 豚肉(こま切れ肉) 150g ごま油 大さじ2 小ねぎ(小口切り) 適量 (A)味噌 大さじ2 (A)砂糖 大さじ2 (A)酒 大さじ1 (A)みりん 大さじ1 (A)醤油 大さじ1/2 (A)豆板醤 小さじ1/2(お好みで調整) 【作り方】 ■下準備 ナスはヘタを除いて乱切りにする。 豚肉は大きければ一口大に切る。 (A)はあらかじめ混ぜ合わせておく。 ■手順 鍋に湯を沸かし、もち麦を入れて15分程ゆでる。ザルにあげて流水で洗い、水気を切る。 フライパンにごま油を熱し、豚肉を中火で炒める。肉の色が変わり始めたらナスを加え、しんなりするまで炒める。 もち麦と(A)を加え、全体を炒め合わせる。弱火にして少し煮詰め、調味料をしっかりなじませる。 器に盛りつけ、小ねぎを散らして仕上げる。 【ポイント】 ★もち麦はゆでたあと流水で洗うことで余分なぬめりが取れ、炒めたときにべたつかず、全体がほどよくなじみます。 ★味噌だれは弱火でじっくり煮詰め、豚肉とナスに旨みをじんわり染み込ませましょう。
ナスに含まれる注目の栄養成分「ナスニン」 ナスは90%以上が水分で*1、みずみずしさが特徴の夏野菜です。栄養素は控えめながら、ビタミンKやカリウム、葉酸なども含まれています*1。特に注目したい成分は皮の紫色成分「ナスニン」です。ナスニンはポリフェノールの一種で抗酸化作用があり、活性酸素を抑えて体の老化を防ぐ効果が期待されています*3。さらに、ナスには体を冷やす作用があるとされ、ほてりが強い時に積極的に食べたい野菜です*3。 *1 文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年・ 第2章(データ)」豚肉:ビタミンB1の配合量 *2 「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告告書_ビタミン(水溶性ビタミン),p186 *3 独立行政法人農畜産業振興機構 「なす-月報 野菜情報-今月の野菜-2010年7月」 (参考文献閲覧日:2025年7月25日)