新玉ねぎは春を代表する食材の1つ。シャキシャキとしたみずみずしさと甘みが特長です。おすすめの食べ方は、サラダやスープ、炒め物などです。今回は、新玉ねぎの甘みと柔らかさを引き出すために、丸ごと煮込んだスープレシピを紹介します。
もち麦とまるごと新玉ねぎのスープのレシピ 1人分のカロリー:約148kcal調理時間の目安:30分 【材料|2人分】 もち麦 15g 新玉ねぎ 2個(160g×2=320g) にんにく 2片(8g) ベーコン(スライス) 4枚(30g) オリーブオイル 小さじ1 (A)水 300mL (A)コンソメ(顆粒) 小さじ1 (A)塩 少々 (A)黒こしょう 少々 パセリ(生) 適量 【作り方】 ■下準備 新玉ねぎは上下を切り落とし、皮をむいて、下部に十字の切れ目を入れる。 にんにくは3mm程度に切り、ベーコンは1cm幅に切る。 パセリはみじん切りにする。 ■手順 新玉ねぎを耐熱皿に並べ、ふんわりラップして電子レンジ(600W)で4分程加熱する。 フライパンにオリーブオイルを熱し、にんにくとベーコンを中火で炒める。 にんにくの香りが立ったら、もち麦と(A)の材料を加えて沸騰させる。加熱した新玉ねぎを切り目を上にして加え、蓋をして弱火で15分程煮る。 仕上げに、新玉ねぎを器に盛り、スープを注ぐ。新玉ねぎの上にスープの中のもち麦をトッピングして、パセリを散らす。 【ポイント】 ★にんにくやベーコンはお好みで少し焦がすと、香ばしさが増しておいしくなります。 ★新玉ねぎの柔らかさは電子レンジでの加熱時間により異なるため、お好みに合わせて調整してください。 新玉ねぎのおいしさと柔らかさを楽しめるスープです。じっくり煮込むことで自然な甘みが広がり、もち麦のぷちぷち食感がアクセントに。シンプルながら素材の味を引き立てた一品なので、ぜひお試しください。
玉ねぎに含まれる注目の栄養成分は『フラクトオリゴ糖』 玉ねぎには、硫化アリルや皮に含まれるケルセチン(ポリフェノールの一種)*1といった栄養がありますが、玉ねぎで注目したいのは「フラクトオリゴ糖」*2という成分。胃や小腸で消化・吸収されずに大腸まで届き、善玉菌(乳酸菌やビフィズス菌など)を増やして腸内環境を整え、腸活をサポートします。熱に強いので、加熱調理すると玉ねぎの繊維が柔らかくなって、より『フラクトオリゴ糖』を摂取しやすくなります。 *1 独立行政法人農畜産業振興機構「たまねぎ-月報 野菜情報-今月の野菜-2009年7月」 *2 公益財団法人腸内細菌学会「用語集 フラクトオリゴ糖」 (参考文献閲覧日:2025年2月6日)