家事や仕事に追われ、慌ただしく過ぎていく毎日。一年を振り返って、やり残したことや"時間のゆとりが欲しい"と感じることはありませんでしたか?そんな方にぜひ、始めていただきたいのが、「手帳」を使ったセルフケアです。 今の気持ちを紙に書き出すと、考えが整理され、気持ちが落ち着くといわれています*1。「手帳」は、そんな日々の気分を書き出すのに最適なアイテムです。 今回は、書き込み方のコツとゆとりの時間をつくるための「手帳活用術」を紹介します。 ★おすすめポイント★ 手帳はB6やA5サイズ以上で、後ろにメモページがたくさんあるものがおすすめです。
手帳で気持ちを整えるコツ まずは手帳を開いて、今日の気分をひと言書いてみましょう。 なんだかモヤモヤしていたり言葉にならない感情がたくさんある時は、ノートの切れ端や裏紙でいいので、ありのまま心に浮かんだことを書き出してみましょう。それを客観的に見ることで、どんな感情や考えがあるのか確認できます。 特別に書きたい気持ちがない方は、毎日手帳に◯△×など気分を記号にして記しておくのがおすすめです。 手帳に記すクセをつけておけば、嬉しい時もイライラした時も書き出すことがスムーズにできて、気持ちの整理がしやすくなります。 ★スタッフYの経験談★ 私は、よく手帳や付箋を活用しています。 仕事や人間関係でうまくいかない時、どんな気持ちだったか、なぜこの気持ちになったのかを、手帳にリストアップします。付箋があれば、1枚ずつに記入します。 記入したリストを俯瞰してみてカテゴリ分けをし、それぞれに対して「どうしたいか」を記載していきます。 このように、頭の中で整理がつかない情報をアウトプットすることで、感情のゆれの原因や自分の気持ちが明確になり、今後の行動の手がかりになります。 考えたことを忘れないためにも、付箋を手帳に貼ってお守りにしています。
手帳活用術で“なりたい自分”に近づく 今年やり残したことや来年叶えたいこと。これからの希望も、手帳に書き出してみましょう。 <例えば> やりたいこと 行きたい場所、会いたい人 習慣にしたいこと、手放したいこと 手帳に「ビジョンページ」を作り、雑誌の切り抜きや写真を貼って、なりたい自分や憧れの暮らしなどを“見える化”するのもおすすめです。 毎日眺めることで未来のイメージが自然と脳にきざまれ、思考や行動が変化していきます。
“自分時間”をつくる手帳活用術 新しい手帳には、家族の誕生日や行事予定など、最初に絶対外せない用事をわかる範囲で書き込みます。それ以外の空欄にマーカーで「自分のための時間」を書き込みましょう。 スケジュールに「自分のための時間」を確保することで、他の用事に流されず、心と体が喜ぶゆとりが生まれます。 行きたい場所がある方は、予定日(計画日)を先に決めておくのがおすすめです。 たとえ行き先が決まってなくても、1年のどこかに1泊〜2泊の旅の予定を入れておくと、お得なチケットやホテルを探したり、観光情報をチェックしたりと、楽しみが生まれます。 何も書くことがなくても大丈夫。気になるレシピや行きたいお店の情報などをメモして、後で見直せるのも手帳のメリットです。また、見に行った映画や美術館の半券を貼って記念に残すのもいいですね。 新しい手帳を準備する時期です。2026年をより充実して過ごせるよう、どんどん手帳を活用しましょう。 *1 厚生労働省:こころと体のセルフケア〈今の気持ちを書いてみる〉 (参考文献閲覧日:2025年11月24日)