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知っておきたい大人ニキビのこと|種類や原因、今日から始める対策を解説

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鏡を見るたびに気になる大人ニキビ。ようやく治ったと思ったのに、また同じ場所に現れてがっかりした経験はありませんか。
肌の調子が安定しないと、朝のメイクが思うように決まらなかったり、人と会うときに少し気後れしてしまったりすることもあります。
大人ニキビは、生活習慣やストレス、ホルモンバランスなど、さまざまな要因が重なって起こると考えられています。

本記事では、大人ニキビの特徴や原因、今日からできるセルフケアのポイントをご紹介します。肌との上手な付き合い方を見つけ、毎日の暮らしにうるおいをもたらすヒントとしてお役立てください。

大人ニキビとは「20代以降にできやすい肌トラブル(ニキビ)の一種」

ニキビ肌の女性

大人ニキビとは、一般的に「20代以降にできるニキビ」、または「繰り返し同じ場所にできるニキビ」といった肌荒れのことです。額や鼻まわりだけでなく、あごやフェイスライン、首まわりにもできやすく、治るまでに時間がかかることがあります。大人ニキビの種類やできる原因に合わせてケアをすることが大切です。

あなたの大人ニキビはどのタイプ?種類の紹介

大人ニキビの種類は4つ ■炎症してないニキビ ・白ニキビ:初期段階の状態 ・黒ニキビ:皮脂が酸化して黒く見える状態 ■炎症しているニキビ ・赤ニキビ:炎症で赤く腫れた状態 ・黄ニキビ:赤ニキビがさらに悪化した状態

大人ニキビは、進行段階によって種類が異なります。今できているニキビがどの状態なのかを知ることで、状況に応じたケアを行いやすくなります。まずは代表的な4つのタイプを確認していきましょう。

■白ニキビ(閉鎖面皰)*1*2

白ニキビは、ニキビの始まりともいえる初期段階の状態です。毛穴に皮脂や古い角質が少しずつたまって出口がふさがると、白ニキビと呼ばれる小さな白いポツポツが現れます。 炎症はなく痛みもない状態ですが、放置すると悪化するおそれがあります。

■黒ニキビ(開放面皰)*1*2

黒ニキビは、毛穴が開き詰まった皮脂や角質が空気に触れて酸化し、さらにメラニン色素の沈着が加わることで黒く見えるようになったニキビのことです*3。放置するとアクネ菌が増殖し、赤ニキビへ進行することがあります。無理に押し出したり角栓を取ったりせず、適切なスキンケアで毛穴環境を整えることが重要です。

白ニキビ・黒ニキビのケア方法を見る ▼

■赤ニキビ(炎症性丘疹) *2

毛穴に詰まった皮脂を栄養源にアクネ菌が増殖し、炎症を起こして赤く腫れたニキビのことです。触るとズキズキ痛んだり、熱っぽさを感じたりするのが特徴です。放置するとニキビ跡が残るリスクも高まります。気になっても指で触ったり無理に潰したりせず、早めにケアを行うようにしましょう。

■黄ニキビ(膿疱)*2

赤ニキビの炎症がさらに悪化して、中に膿(うみ)が溜まってしまった状態です。ニキビの真ん中が白っぽく、または黄色くプツッと浮き出て見えるのが特徴です。この状態になると皮膚へのダメージも大きくなり、無理に潰すと色素沈着やクレーター状のニキビ跡が残る可能性があります。さらに炎症が悪化すると、しこりのように硬く腫れる状態へ進行することもあります。

赤ニキビ・黄ニキビのケア方法を見る ▼

大人ニキビが「定番スポット」にできるワケ

「おでこのニキビはストレス」「あごは胃腸の疲れ」といった話をよく耳にしますが、実は、特定の臓器の不調とニキビができる場所が直接つながっているという医学的データはありません。実際には、皮脂の分泌量や摩擦、汗、化粧品、マスクなど、部位ごとの環境が影響していると考えられています。「なぜ大人ニキビがそこにできるのか」を部位ごとにご紹介します。

大人ニキビの定番スポット ■Tゾーン:皮脂分泌が多くベタつきやすい ■Uゾーン:皮脂・水分が少なくカサつきやすい ■背中・胸:皮脂腺が多く服や鞄で摩擦(刺激)も多い

■おでこ・Tゾーン|皮脂が多くベタつきやすい

おでこや鼻の「Tゾーン」は、皮脂の分泌が多く大人ニキビの定番スポットです。前髪の接触や整髪料の付着も肌への刺激になってしまうため、おでこ周辺に髪が触れないよう工夫することが大切です。

■Uゾーン|カサつきやすく刺激を受けやすい

頬からあごにかけてのUゾーンは、大人ニキビができやすい代表的な部位です。近年は、マスクによる蒸れや摩擦も要因の一つとされています。 マスク内部は湿度が高くなりやすく、皮膚への刺激や雑菌の増殖につながることがあります。さらに、頬杖をつく、髪の毛を触るといった何気ない習慣も肌への刺激になることがあります。

■背中・胸|皮脂腺が多く摩擦が多い

背中や胸は、顔(おでこ・Tゾーン・Uゾーン)と同様に皮脂腺が多く、大人ニキビができやすい部位です。しかし、自分では状態を確認しにくいため、気付いたときには悪化していることも少なくありません。かいた汗をそのまま放置したり、服やリュックが擦れたりするのも肌の大きな刺激になります。運動した後はこまめに汗を拭き、風通しの良い服を選ぶことで、肌へのダメージを減らすことができます。

見直すだけで肌が変わる?大人ニキビを遠ざける生活習慣のヒント

【大人ニキビ 暮らしの中の要因】睡眠不足/ストレス/食生活/ホルモンバランスの乱れ/間違ったスキンケア など【肌のターンオーバーの乱れ バリア機能の低下】結果、皮脂や汚れが毛穴に詰まり大人ニキビができる。

大人ニキビは、皮脂や毛穴の詰まりに加え、生活習慣や肌への刺激など、さまざまな要因が複雑に関わっていると言われています。「スキンケアを頑張っているのに治らない」と感じるときは、肌の外側だけでなく、暮らしの中の要因にも目を向けてみましょう。

■睡眠不足

「寝不足の翌日は肌の調子がいまひとつ」と感じたことはありませんか?睡眠不足が大人ニキビの直接の原因とは断定できませんが、睡眠の質とニキビの関連を示した研究もあります*4

睡眠は、肌が新しく生まれ変わる「ターンオーバー」や、外の刺激から肌を守る「バリア機能」を保つために欠かせません。寝不足が続くと肌のバランスが取れず、ニキビができやすい環境を作ってしまいます。

■ストレス

ストレスも大人ニキビとの関連が指摘されている要因の一つです。実は「ストレスが増えるとニキビがひどくなりやすい」という研究データもあります*5。ストレスを感じたときは、十分な休息や気分転換を取り入れ、心身への負担を溜め込まないよう心掛けましょう。

■食生活

白米やパン、甘いお菓子などの「高GI食品」の摂りすぎはニキビに影響すると言われています*6。ただ、特定の食べ物だけが原因とは限りません。極端な食事制限は避け、主食・主菜・副菜を揃えたバランスの良い食生活を心がけましょう。

■ホルモンバランスの乱れ

女性のニキビは、ホルモンバランスの乱れと深く関係しています。実際に「生理前になるとニキビがひどくなる…」と悩む方も少なくありません。何度も繰り返しできるニキビは、このホルモンのゆらぎが原因になっている可能性があります*7

■間違ったスキンケア

良かれと思ったケアが、かえって肌の負担になっているケースは少なくありません。洗いすぎや肌に合わない化粧品を使い続けると、ニキビができやすい状態につながります。

大人ニキビを外側からケアする時に気をつけたいこと

できてしまった大人ニキビには、肌の状態に配慮した基本的なスキンケアを続けることが大切です。今日から始められる大人ニキビの対策方法をご紹介します。

■気づかずにやっているかも?肌への負担になりやすい習慣

良かれと思って続けている習慣が、知らないうちに肌への負担になっていることがあります。まずは普段のケアや生活習慣を振り返りながら、当てはまるものがないかチェックしてみましょう。

「たくさんケアするほど良い」とは限りません。大人ニキビは刺激を与えすぎず、肌をいたわりながらケアを続けることが大切です。

■整えたい3つの基本|洗顔・保湿・UVケア

洗顔中の女性

ニキビのセルフケアでは、洗顔・保湿・UVケアの基本を見直すことが大切です。

【基本のスキンケア①|洗顔】

朝晩1日2回を目安に行いましょう。たっぷりの泡でやさしく包むように汚れを洗い流すのがポイントです。

★洗顔時の注意★

  • 洗顔するときは、ゴシゴシ強くこすらず優しく洗う
  • 1日に何度も洗いすぎない

※洗いすぎると、肌に必要なうるおい(皮脂)まで落としてしまい、かえって肌のバリア機能が弱まってトラブルが起きやすくなります。

【基本のスキンケア②|保湿】

洗顔後はしっかり保湿を行います。ニキビができてしまう肌は皮脂が多いイメージがありますが、実際には乾燥を伴っていることも少なくありません。セラミドナイアシンアミドなどが配合された保湿剤は、肌のうるおいを保つための選択肢の一つです。

【基本のスキンケア③|UVケア】

紫外線はニキビ跡の色素沈着を目立たせる要因になるため、外出時だけでなく日常的な対策が重要です。日焼け止めを選ぶ際は、低刺激性で「ノンコメドジェニックテスト済み」と表示された製品も参考になります。

★ノンコメドジェニックとは?★

ニキビのもとになりにくいかを評価した化粧品のことです。ただし、すべての人にニキビができないことを保証するものではありません。肌質との相性も確認しながら、自分に合ったスキンケアを続けることが大切です。

■症状別のケア(白・黒/赤・黄)

大人ニキビは種類によって適したケアが異なります。現在のニキビの状態を確認し、それに合ったケアを行いましょう。

【白ニキビ・黒ニキビのケア】

毛穴の詰まりが中心となる初期段階の白ニキビ・黒ニキビは、サリチル酸グリコール酸などのピーリング成分を配合したスキンケア用品を取り入れて、古い角質や余分な皮脂を溜め込まないようにする方法があります。ただし、使いすぎは肌への刺激となるため、使用頻度は製品の指示に従いましょう。

【赤ニキビ・黄ニキビのケア】

赤ニキビ・黄ニキビは炎症や化膿を伴う状態です。無理に角質ケアを行うよりも、まずは刺激を避けることが重要になります。アゼライン酸配合製品やナイアシンアミドなどを配合したスキンケア用品は選択肢の一つですが、症状が強い場合は自己判断せず皮膚科へ相談することをおすすめします。

大人ニキビの種類ごとのケア【炎症してないニキビ】白ニキビ・黒ニキビ:古い角質や余分な皮脂を溜め込まないようにする【炎症しているニキビ】赤ニキビ・黄ニキビ:刺激を避ける自己判断せず皮膚科へ相談

セルフケアを続けても改善しない場合や、炎症・痛みが気になる場合は、早めに皮膚科などの専門医に相談しましょう。

大人ニキビは焦らず一歩ずつ、今日からできることを

鏡で肌の状態を見る女性

大人ニキビは思春期ニキビと違い、同じ場所に繰り返しやすく、治るまでに時間がかかることがあります。睡眠やストレス、食生活、ホルモンバランス、スキンケアなど、複数の要因が関わっていると考えられています。

まずは自分のニキビの種類やできやすい部位を知り、洗顔・保湿・UVケアの基本を見直すだけでも、肌環境が整いやすくなる可能性があります。

すぐに変化が出なくても大丈夫。あせらず続けることが、少しずつ肌を整えていく力になります。 今日からできることを一つずつ取り入れ、すこやかな肌を目指していきましょう。

*1 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)
*2 日本皮膚科学会「尋常性痤瘡治療ガイドライン2023」
*3 Presentations of Cutaneous Disease in Various Skin Pigmentations: Acne Vulgaris - Comedonal Acne
*4 The response of skin disease to stress: changes in the severity of acne vulgaris as affected by examination stress
*5 ニキビ患者および健常人における白血球分画, 酸化指標, ストレス度に関する研究
*6 The effect of a high-protein, low glycemic-load diet versus a conventional, high glycemic-load diet on biochemical parameters associated with acne vulgaris: a randomized, investigator-masked, controlled trial
*7 The effect of the menstrual cycle on acne

(参考文献閲覧日:2026年8月31日)

  • この記事の監修者 佐藤玲史|日本美容外科学会認定専門医
    この記事の監修者 佐藤玲史|日本美容外科学会認定専門医

    日本美容皮膚科学会員、日本抗加齢医学会員、国際抗老化再生医療学会員、BOTOX VISTA®認定医。
    慶応義塾大学商学部/東京医科歯科大学医学部医学科を卒業。その後首都圏のクリニック院長などを経て、Original Beauty Clinic GINZAを開業。 世界一優しいドクターを目指して!をモットーに、日々診療に励んでいる。

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