治りが遅く、同じ場所に繰り返しできてしまう大人ニキビ。思春期ニキビとは違い、原因が複数あり、生活習慣の見直しが改善の近道です。
今回は、大人ニキビや肌荒れ対策、正しいスキンケアを紹介します。
治りが遅く、同じ場所に繰り返しできてしまう大人ニキビ。思春期ニキビとは違い、原因が複数あり、生活習慣の見直しが改善の近道です。
今回は、大人ニキビや肌荒れ対策、正しいスキンケアを紹介します。
大人ニキビは、一般的に20歳以降にできるニキビのことです。ストレスや不規則な生活等、複数の原因が関わっています。
大人ニキビは、「年齢による肌の変化」と「生活習慣の乱れ」が重なることで起こります。
年齢を重ねると肌のターンオーバーが遅くなり、バリア機能が低下しやすくなります。その結果、古い角質や汚れがうまく排出されず毛穴が詰まりやすくなります。
加えて、次のような生活習慣が続くことで、肌状態が悪化しやすくなり、古い角質や汚れが詰まった毛穴は炎症を起こしやすくなりニキビにつながるのです。
【生活習慣の乱れ】
大人ニキビは、加齢による肌の変化に加え、疲れや生活リズムの乱れが影響するため、心や体の疲れのサインとも言えます。適切なスキンケアと生活習慣を見直すことが大切です。
大人ニキビは、頬からあごにかけてのフェイスラインや口周り等、皮脂の少ない部位にできやすい傾向があります。
大人の肌は皮脂量が少ないため、乾燥しやすい状態です。乾燥した部分の角質は厚くなりやすく、毛穴がふさがれることでニキビができやすくなります。
また、大人ニキビには生活習慣等いくつかの原因が関わっているため、肌のケアだけでは不十分であり、生活を見直さない限り繰り返しできやすいのも特徴です。
一方、思春期のニキビは、一時的なホルモンの変化による皮脂の過剰分泌が原因です。そのため、成長するにつれて落ち着きます。
気温や湿度の急な変化があると、ターンオーバーが乱れ、大人ニキビができやすくなります。特に秋は、朝晩の寒暖差や夏の紫外線ダメージによって、バリア機能が低下しやすい時期です。季節の変わり目には注意しましょう。
大人ニキビの改善には、生活習慣の見直しが大切です。次のポイントを意識しましょう。
生活リズムの乱れは、自律神経やホルモンバランスを乱し、肌のトラブルを引き起こします。質の良い睡眠をとり、自律神経やホルモンバランスを整えましょう。
タンパク質や炭水化物、ビタミン、ミネラルが不足すると、様々な肌のトラブルの原因になります。ビタミンB2は肌荒れ予防、ビタミンB6は皮膚トラブルのケアに役立つため、食生活を見直し、積極的にとり入れるのがおすすめです*2。
紫外線はニキビの炎症を悪化させたり、角質を厚くしたりする原因になります。季節によって量は変わりますが、常に降り注いでいるため、1年を通して対策が必要です。
日焼け止めにも、石鹸等ですぐ落ちるタイプと、落ちにくいタイプがあります。落とし残しがあると毛穴がつまる可能性もあるため、すぐ落ちるタイプを使うか、洗い残しがないように気をつけましょう。
頬杖やマスクの擦れ、ニキビを触るクセ等、日常の摩擦でも悪化することがあります。
また、ニキビをカバーしようと化粧を厚く塗ると、メイクを落とす時に十分でなかったり、強く擦ってしまったりすることで肌の負担になります。悪化させないためにも、負担や摩擦をかけないように注意することが大切です。
大人ニキビの原因は、肌の乾燥です。そのため、スキンケアは乾燥対策がとても重要です。
皮脂を落としすぎると肌の乾燥につながります。洗顔は、1日2回が基本です*3。洗顔料をよく泡立て、肌をこすらないように優しく洗いましょう。
洗顔料は、肌のバリア機能を守りながら汚れを落とす弱酸性がおすすめです。
洗顔後は肌が乾燥しやすい状態になります。すぐに保湿をして、肌のうるおいを守りましょう。大人ニキビを繰り返す場合には、ノンコメドジェニック化粧品※がおすすめです。
※ノンコメドジェニック化粧品:ニキビのもとになるコメド(毛穴が詰まった状態)を発生しにくくするように開発された化粧品。
乾燥を防ぐために保湿は重要ですが、ニキビができている部分には、油分の多いアイテム(美容オイルやバームタイプの保湿剤等)の使い過ぎは避けましょう。毛穴の詰まりや炎症している部分のため、油分は悪化につながります。
軽い使用感で低刺激の化粧品を選んでください。
秋は、気温の変化や夏の紫外線ダメージの影響で、肌が乾燥しやすく、肌の調子がゆらぎやすい季節です。
大人の肌には疲れやストレスも影響します。スキンケアや生活習慣を見直して、しっかり休息をとりながら、心と肌のバランスを整えてください。
*1 日本皮膚科学会「Q5 大人のにきびとは?」
*2 働く女性の心とからだの応援サイト(厚生労働省)「健康と美を食べるもので叶える!~ 肌や髪、爪も美しく ~」
*3 日本皮膚科学会「Q17 日常生活で注意することはありますか?」
(参考文献閲覧日:2025年8月25日)