紫外線ダメージや乾燥、洗顔不足、加齢などによってターンオーバーが低下し、古い角質がたまって厚くなると、「角質肥厚」*1という状態になり、これがゴワつきや、くすみ肌の主な原因となります。 放っておくとシミ・しわを招くため、定期的に古い角質を落とすケアが大切です。 そこで!これからの時季におすすめの、肌にやさしい角質ケア「シュガースクラブ」*2を紹介します。
「シュガースクラブ」が肌にやさしいのはなぜ? 「シュガースクラブ」とは、砂糖の粒で肌を整えるスキンケア方法です。 「スクラブ」というと、種子の粒や塩の粒が入ったものをイメージする方が多いかと思いますが、「シュガースクラブ」は、水に溶けやすい砂糖の粒を使用するため刺激が少なく、砂糖の保水力*3で肌をしっとりさせます。 そのため、肌にやさしく角質ケアができるアイテムとして、肌が弱い方にもおすすめです。
シンプル手作り「シュガースクラブ」 「シュガースクラブ」の材料は2つだけ!作り置きせず、衛生面からも、必要な分だけ作って使い切ってしまいましょう。 【材料|顔1回分】 上白糖 大さじ1 化粧用オリーブオイル 小さじ1 【作り方】 清潔な容器に材料を入れてよく混ぜ合わせます。 【ポイント】 ★お風呂場で使う時は、プラスチックのカップ等に入れて作ると便利です。 ★ボディケアに使う時は、この割合で量を増やしてください。 (注意)グラニュー糖や黒糖は、肌に刺激を与えてしまう場合があるため、上白糖をお使いください。
「シュガースクラブ」でマッサージ 【フェイスマッサージの手順】 洗顔後、水気を軽く切った肌に「シュガースクラブ」を顔全体に広げる。 ゴワつきが気になるTゾーンは、小さく円を描くようにやさしくマッサージする。 顔全体を、そっとまんべんなく撫でる。 ぬるま湯で丁寧に洗い流す。ベタつきが気になる方はもう一度、洗顔料を使って洗顔する。 ※「シュガースクラブ」には、クレンジング効果がありませんので、メイクを落としてからご使用ください。 【ボディマッサージの手順】 体を洗って軽く水気を切って取っておく。 足先・かかと・ひざ・お尻のザラつく部分・ひじ・デコルテ等に「シュガースクラブ」を塗る。 足先から順番に上にむかって、「シュガースクラブ」でマッサージする。 かかと等、カサつきが気になる部分は念入りに。 砂糖の粒が溶け始めたら、ぬるま湯で丁寧に洗い流す。 【ポイント】 強くこすりすぎると肌を傷つけるため、力加減は「やや物足りない」と感じるくらいが適切です。 (注意)肌に炎症や傷がある場合は、使用しないでください。
「シュガースクラブ」後のケア マッサージの後は、古い角質が取り除かれ肌が柔らかくデリケートな状態です。清潔なタオルでそっと押さえるように水分をふき取り、すぐに化粧水でしっかり保湿しましょう。うるおいを逃さないよう乳液やクリームでバリア機能をサポートするのも忘れずに。 ご自身の肌の調子をみながら、週1~2回のケアでつるすべ肌をキープしましょう! *1 化粧品成分オンライン/角質剥離成分の解説と成分一覧 *2 農林水産省/料理に役立つ!砂糖の性質 *3 化粧品成分オンライン/スクロースの基本情報・配合目的・安全性 (参考文献閲覧日:2025年7月25日)