夏は高温多湿でメイク崩れが気になる季節。崩れにくいベースメイクは、「余分な皮脂を抑える」「十分な保湿」「メイクの密着度」が重要です。メイクが崩れにくい肌をつくるスキンケアから、ベースメイクの順番とポイントを紹介します。
メイクを保つ一番は保湿! 夏のメイクは、なぜ崩れる? メイクが崩れる主な原因は、乾燥・汗・皮脂の3つです。夏は、冷房や紫外線の影響で肌の水分が奪われやすく、実は意外にも乾燥しやすい季節。乾燥すると、肌を守ろうとするバリア機能が働き、皮脂を多く分泌します。さらに、暑さや湿度の影響で、分泌された汗や皮脂が蒸発しにくく、肌の表面に残りやすくなります。その結果、肌の表面は皮脂で覆われているものの、肌の内部は乾燥し続けている状態になり、メイクののりが悪く、崩れやすくなります。 ︎夏のメイクを崩さない保湿 メイクの方法はもちろん大切ですが、夏のメイクをキープするには、肌の乾燥を防ぐことが基本です。保湿ケアアイテムを使って肌にたっぷり水分を与え、みずみずしい状態を保ちましょう。 夜の保湿 スキンケア 崩れないメイクは、夜のスキンケアから始まっています。シートマスク等でうるおい補給がおすすめです。肌がゴワつく時は、ピーリング等で角質ケアをして整えておきましょう。 朝の保湿 スキンケア 「汚れを落とすこと」と「しっかり保湿すること」でメイク崩れを防ぐことができます。寝ている間の皮脂汚れが残らないよう朝の洗顔で丁寧に落としてから、化粧水で潤いを与え、乳液やクリームでしっかりフタをすることで、肌の乾燥防止につながります。
夏のベースメイクの正しい順番・ポイント ここからは、ベースメイクの正しい順番を解説します。夏のベースメイクは「皮脂を抑えること」と「ファンデーションの密着度」が大切です。以下1〜4の順番とポイントを参考に、崩れにくいベースメイクをつくりましょう。 ︎順番 1. 皮脂を抑える下地を使う 夏のベタつきには、余分な皮脂を吸収して肌の表面をさらさらに保つ成分が配合された皮脂吸着効果の高い下地がおすすめです。両頬・鼻・額・あごの5点に置いて、全体にムラなくなじませます。 【ポイント】 Tゾーン等、皮脂が出やすい箇所は指でクルクルと擦り込むように塗ると、毛穴にフィットしてベースメイクが崩れにくくなります。 ︎順番 2. スポンジでファンデーションを密着させる ファンデーションを厚く塗ると、汗や皮脂で浮きやすく化粧崩れの原因になります。夏はできるだけ薄く塗るのがコツです。スポンジでポンポンと叩き込むと、余分な油分をスポンジが吸い取り、ファンデーションの密着度を上げ、ベースメイク崩れを防げます。 【ポイント】 ・スポンジは高密度で弾力性の高いものがおすすめです。・厚塗りを避けるため、ファンデーションは薄く塗ってもカバー力が高いタイプを使いましょう。シミや毛穴など気になる部分に薄く伸ばすのがおすすめです。 ︎順番 3. フェイスパウダーで肌表面をサラサラに Tゾーン等、細かい部分はパフを二つに折り、密着するようにのせましょう。頬を手の甲でそっと触れて、ファンデーションのべたつきがなく、表面がサラサラしている状態がベストです。 【ポイント】 夏は髪の生え際からも汗をかきやすいため、生え際も忘れずにパウダーをのせましょう。汗や皮脂によるヨレを防ぎ、崩れにくい状態をキープできます。 ︎順番 4. それでも崩れるときはミスト&プレス フェイスパウダーの後にミストタイプの化粧水を顔全体に吹きかけ、清潔なスポンジやティッシュで軽くプレスします。このひと手間を加えることで、パウダーと肌が密着し、粉っぽさを抑えながらも汗や皮脂に強く崩れにくくなります。
崩れた時のリメイク術 ベースメイクが崩れた部分にただ重ねるだけでは厚塗りの原因になるため、以下の順番に従って丁寧にメイク直しをしてみましょう。 ︎リメイク術の手順 ティッシュでよれたファンデーションと余分な皮脂を軽く押さえ、指かスポンジでポンポンとムラをならして整えます。 化粧水などのミストを空中に吹きかけ、顔から浴びるようにつけましょう。保湿効果とひんやり感で肌が整います。 ファンデーションやコンシーラーでカバーし、フェイスパウダーをふんわりと重ねて仕上げます。 【ポイント】 手軽に直すならパウダーファンデーションが便利です。紫外線対策としてUV効果のあるアイテムを選んでください。 今回は夏のベースメイクの方法とポイントを紹介しました。夏のメイク崩れを防ぐには、夜と朝のスキンケアに加え、皮脂吸着効果の高い下地、カバー力の高いパウダーファンデーションなど適したアイテムを使用することが大切です。ぜひ参考にしていただき、夏も快適にメイクを楽しんでください。