春は環境の変化で、疲れが溜まりやすい季節です。また、花粉やほこりで目がかゆくなり、ついまぶたをこすってしまうことも…。こんな積み重ねが、まぶたのたるみにつながることをご存じですか?
加えて、加齢による皮膚の弾力低下や、目を酷使したり頭皮の緊張が続くと、血行不良や筋肉の衰えを引き起こして、目元のたるみを招く可能性があります。
そこで今回は、気になるまぶたのたるみ対策として、自宅で簡単にできるセルフケア方法をご紹介するとともに、まぶたがたるむ原因についても詳しくお伝えします。
春は環境の変化で、疲れが溜まりやすい季節です。また、花粉やほこりで目がかゆくなり、ついまぶたをこすってしまうことも…。こんな積み重ねが、まぶたのたるみにつながることをご存じですか?
加えて、加齢による皮膚の弾力低下や、目を酷使したり頭皮の緊張が続くと、血行不良や筋肉の衰えを引き起こして、目元のたるみを招く可能性があります。
そこで今回は、気になるまぶたのたるみ対策として、自宅で簡単にできるセルフケア方法をご紹介するとともに、まぶたがたるむ原因についても詳しくお伝えします。
まぶたのたるみは、日々のセルフケアで血流を促して、筋肉を適切に動かせるようにすると、たるみの予防と改善が期待できます。リフレッシュ効果もあるので、ぜひ試してみてください。
毎日のケアを習慣化して、目元の印象を若々しく保ちましょう。
頭皮の筋肉が凝ると顔全体の血流が悪くなり、目元の筋肉の緊張や筋力の低下を引き起こして、たるみにつながります。まずは、頭をほぐして血流を良くしていきましょう。
■手順
指の腹でしっかり圧をかけた状態で頭皮を動かします。擦るのではなく、頭の筋肉をゆるめていくイメージで行います。
こめかみには、側頭筋という大きな筋肉があります。ここが凝ると血流が滞り、顔のたるみにも影響するため、しっかりとほぐしましょう。
■手順
こめかみ周辺をほぐす際は、髪が生えている部分に手を置くようにしましょう。目元の皮膚は薄く敏感なため、強く刺激することでたるみにつながる恐れがあります。
まぶたをもち上げる筋肉「上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)」を鍛えることで、たるみを予防し、スッキリとした目元を目指しましょう。
■手順
目を開く時に眉が上がってしまう場合は、まぶたの筋肉である「上眼瞼挙筋」をうまく使えていません。トレーニングの効果をしっかり得るために、眉が動かないように意識しながら行いましょう。
まぶたのたるみには、いくつかの原因があります。原因を知ることで、日頃のケアがしやすくなります。
目元の皮膚は薄くデリケートなため、摩擦など物理的な刺激がたるみの原因となります。 特に春は、花粉やほこりで目がかゆくなることがあり、強く擦ると皮膚のたるみ等を加速させるので注意しましょう*1。
加齢によって目の周りの骨が萎縮し、支えが弱くなることで皮膚が下がりやすくなります。また、ヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンといった肌の弾力を支える成分が減少して、皮膚のハリを失うこともたるみの一因です*2*3*4。顔の表情筋や頭の筋肉の衰えも目元のたるみにつながります。
*1 上原恵理「医者が教える 人生が変わる美容大事典」KADOKAWA ,2021, p.210
*2 江連智暢.「見た目の老化」への化粧品領域の取り組み. 日本香粧品学会誌. 2023, 47巻1号, p.16-21
*3 竹井賢二郎「美容皮膚医学BEAUTY 第45号」医学出版. 2023, vol.6 No.2, p.4-5
*4 大阪府立大学ヒト皮膚線維芽細胞の細胞外マトリックスタンパク質発現 におけるラクトフェリンの役割に関する研究
まぶたがたるむことによって、無意識におでこの筋肉を使ってまぶたを引き上げるクセがつきやすくなります*2。この状態が続くと、額にシワができたり、筋肉が緊張して頭痛や肩コリを招くこともあり*5、見た目の老化だけではなく体の不調にもつながるのです。
重度のまぶたのたるみの場合は「眼瞼下垂(がんけんかすい)」という病気の可能性もあります。そのほかの病気が原因なこともあるため「視界が狭くなった」「まぶたが黒目にかかる」といった症状がある場合は、病院で相談することをおすすめします*5*6。
今回は、まぶたのたるみの原因と、自宅で簡単にできるセルフケアをご紹介しました。 まぶたのたるみを引き起こす要因は様々ですが、毎日ケアを続けることでスッキリとした目元を目指すことができます。セルフケアと合わせて、目を擦らない、アイメイクをするときは優しくさわる、スマホ時間を減らすなど、日頃から目をいたわってくださいね。
(参考文献閲覧日:2025年4月4日)
女性の健康と美容をサポートする鍼灸師として活動しており、大阪市内で女性専用鍼灸院を運営している。前職でテレビディレクターをしていた時に「疲れが取れない」「肩こりからくる頭痛」等の悩みを鍼灸治療で解消していた。自分と同じように忙しい女性をサポートしたいと、鍼灸師の資格を取得。現在は鍼灸治療に加え、健康や美容に関する執筆やお灸講座の開催等幅広く活動している。鍼灸師とアロマコーディネーターの資格を保有する。