日焼けのアフターケアは“すぐ冷やす”と“しっかり保湿”がカギ

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日焼け止めを塗り忘れて、気づいたら日焼けでヒリヒリ…そんな経験はありませんか?日焼けした時は、すぐにアフターケアをすることが大切です。

今回は、日焼けのダメージを最小限に抑えられる二段構えのアフターケアについて紹介します。

“痛い”日焼けと“黒くなる”日焼けは、全ての人に起こる!

日焼けには、赤く炎症を起こす“痛い”日焼け「サンバーン」と、数日後に肌が“黒くなる”「サンタン」の2タイプがあります。現れ方には個人差はありますが、全ての方に起こるため、2つの対策が必要です。

「サンバーン」と「サンタン」について

●︎サンバーン:赤く炎症を起こす日焼け

紫外線(主にUV-B)による急性炎症。紫外線を浴びてから数時間後に赤く腫れ、8〜24時間でピーク。ヒリヒリ痛み、2〜3日で落ち着く*1

●︎サンタン:肌が黒くなる日焼け

サンバーンによる炎症が治まった数日後に現れる黒っぽい日焼け。紫外線による過剰なメラニン生成が原因で、肌が黒く変化する。元の肌色に戻るには数週間から数カ月かかる*1

日焼け直後、サンバーンは“すぐ冷やす”!

日焼け直後(サンバーン)の肌は、軽い火傷と同じ状態です。できるだけ早く肌を冷やし、ほてりを鎮めましょう。

●︎冷水タオルで冷やす

タオルやハンカチを冷水に濡らし、軽く絞ってから日焼けした部分に当て冷やす。外出先での応急処置としてもおすすめ。

●︎保冷剤をタオルに包んで冷やす

保冷剤をタオルで包んで日焼けした部分に当て冷やす。凍傷予防のため、直接肌に保冷剤を当てず、長時間の冷やしすぎには注意。

●︎氷枕で冷やす

首や肩など広範囲の日焼けを効率的に冷やすことができる。

冷却時間の目安は15〜30分です。赤みと熱感が落ち着くまで様子を見て調整しましょう。
なお、発熱時に貼る冷却シートは、日焼けした肌への刺激になる恐れがあるため、使わないようご注意ください。

日焼けをすぐ冷やした後は、“しっかり保湿”でサンタン対策!

肌のほてりが落ち着いたら低刺激性のスキンケアでしっかり保湿し、潤いを守りましょう。紫外線を浴びた肌(サンタン)は、肌トラブルの原因にもなります。
化粧水・保湿ジェル・乳液等を優しくハンドプレスしながらなじませてください。色素沈着の予防に、美白成分入りの化粧水や美容液もおすすめです。

■ポイント
肌を擦らず叩かず“そっと押さえる”こと。
コットンパックやシートマスクは、ヒリつきが落ち着くまで控えましょう。


今回紹介した“すぐ冷やす”と“しっかり保湿”の二段構えによる日焼けのアフターケアで、ダメージを最限に抑えられます。日焼けしてしまったときは、本記事のケア方法をぜひ参考にしてみてください。

*1 環境省「紫外線環境保健マニュアル2020」P3

(参考文献閲覧日:2025年6月24日)

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