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展示会の設営をスムーズに進めるコツ|依頼の流れと費用相場も解説

展示会のブース設営は出展成果を左右する重要な工程です。設営がスムーズに進めば会期初日から万全の状態で来場者を迎えられますが、準備の段取りを誤ると設営当日に慌てる場面が生じかねません。
しかし「限られた時間でブースを仕上げるにはどう段取りを組めばよいか」「施工会社への依頼から設営完了までの流れが掴めない」と悩む担当者も少なくありません。
本記事では展示会の設営をスムーズに進めるためのコツ、ブースのレイアウトやデザインの考え方、費用相場と内訳、施工会社に依頼する際の流れまで解説します。
展示会の設営をスムーズに進めるためのコツ

設営を段取りよく進めるには事前の準備と計画がカギを握ります。ここでは設営に着手する前に押さえておきたい3つのコツを紹介しましょう。
出展目的を明確にする
展示会の設営で最初に着手すべきなのが出展目的の明確化です。「新規リードの獲得」「既存顧客との関係強化」「新製品の認知拡大」など目的を一つに絞り込むことで、ブースに必要な要素が自然と整理されます。
たとえば目的が「新規リードの獲得」であれば通路際にデモ機やサンプルを設置して足を止めてもらう設計が優先される一方、「既存顧客との関係強化」であれば落ち着いて対話できるクローズドな商談スペースの確保が重要になります。このように目的が定まると装飾の方向性や什器の選定基準までが明確になるため、設営準備の段階で迷いが生じにくくなるのです。
具体的な目標値と予算を決める
出展目的が決まったら「名刺交換100件」「商談アポイント10件」のように具体的な数値目標を設定しましょう。数値目標があると必要なブースの広さやスタッフの人数が逆算できるようになり、設営プラン・スケジュールの優先順位を立てやすくなります。
目標値と並行して予算の枠組みも早い段階で確定させましょう。施工費やデザイン費、備品のレンタル費など設営にまつわる費用項目は多岐にわたるため、総額を先に決めておかないと個別の見積もりが膨らんで全体予算を超過するリスクが高まります。
なお展示会に必要な予算に関しては下記のページも参考にしてください。
https://www.morinaga.co.jp/okashiprint/column/2602no19/
ノベルティや備品を正確に手配する
設営当日に「ノベルティが届いていない」「備品の数が足りない」といった事態が発生するとブースの完成度に大きく影響します。ノベルティの発注は印刷工程やデザイン入稿の時間を考慮し、会期から逆算して余裕を持ったスケジュールで手配を進めなければなりません。
備品についてはチェックリストを作成して正確に管理・手配するのが効果的です。電源タップや延長コード、養生テープ、筆記用具といった細かなアイテムほど見落とされやすいため、リストに項目を網羅しておくと安心です。またレンタル品は数量や返却期限を必ず控えておき、撤去時のトラブルを未然に防ぐことも欠かせません。
展示会ブースのレイアウトとデザインについて

設営の段取りを整えると同時にブースのレイアウトとデザインの方向性も固めておく必要があります。レイアウトとデザインはそれぞれ役割が異なるため、両者の違いを踏まえながら設営プランを作成しましょう。
展示会のブースレイアウト
展示会におけるレイアウトとは什器やテーブル、モニターといったブース構成要素の物理的な配置を指します。来場者がブースに立ち寄りやすいかどうかはレイアウト次第で大きく変わるため、設営前の段階で図面上の配置を綿密に検討しておくことが重要です。
具体的には通路に面した入口を広く開放して来場者を迎え入れやすく設計し、ブースの奥側に商談スペースを配置する構成が効果的です。また展示台を壁際に寄せてブース中央に回遊スペースを確保すれば、複数の来場者が同時にブース内を見て回れます。
なおレイアウト設計の詳しいコツについては下記の記事を参照してください。
https://www.morinaga.co.jp/okashiprint/column/2602no5/
展示会のブースデザイン
デザインはブース全体の見た目の印象を決定づける要素です。壁面のグラフィックや配色、キャッチコピーのフォント選定といったビジュアル面の設計が当てはまります。
展示会の会場ではブース前を通過する来場者が短時間で立ち寄るかどうかを判断するため、遠くからでも一目で伝わるビジュアルが欠かせません。コーポレートカラーを基軸に色数を絞り、ブース全体に統一感を持たせると来場者に信頼感を与えられます。加えて照明の色温度や当て方を工夫すれば空間の印象をさらに高めることが可能です。
なおブースデザインの考え方については下記のページも合わせてご確認ください。
https://www.morinaga.co.jp/okashiprint/column/2602no4/
展示会の設営にかかる費用相場と内訳

展示会の設営にかかる費用を把握するにはまず出展そのものにかかるコスト全体を理解しておく必要があります。出展時に発生する費用は大きく分けて「出展料(小間代)」「ブース施工費」「装飾費」「運送・搬入出費」「集客関連費」の5つです。
出展料は主催者に支払うスペースの使用料で、1小間(3m×3m)あたり30万〜50万円前後が一般的な相場です。この出展料に加えてブースの施工・装飾にかかる費用が上乗せされる仕組みです。施工費は壁面や床面の造作に必要なコストで、木工造作かシステムブースかによって金額差が生じます。
装飾費にはポスターやパネルの印刷代、看板やサインの制作費、LEDパネルやモニターの設置費用などが含まれ、こだわるほどコストが膨らむ傾向にあります。また集客関連費としてDMの送付代やノベルティの制作費、Web広告の出稿費なども発生するため、忘れずに予算へ組み込んでおきましょう。
さらに見落とされがちなのが運送・搬入出費です。什器や展示物、パンフレット、ノベルティなどを会場へ輸送する費用に加え、会期後の撤去・返送費用も発生します。大型什器や重量物がある場合はチャーター便や人員追加が必要になるケースもあり、想定以上にコストがかかることもあります。
ただし実際の設営にかかる費用はブースの小間数や仕様、依頼する施工会社によって大きく異なります。出展を検討し始めたら早めに施工会社へ問い合わせ、条件を伝えたうえで見積もりを取得して費用感を確認しておきましょう。
展示会の設営を施工会社に依頼する際の流れ

ブースの設営を施工会社に外注する場合、どういった工程を経てブースが完成するのかを把握しておくとスケジュール管理に役立ちます。ここでは一般的な依頼の流れを3つのステップに分けてご紹介します。
見積もりを依頼して施工会社を選定する
まずは複数の施工会社に見積もりを依頼しましょう。依頼時にはブースの小間数や出展する展示会名、出展目的、希望するブースのイメージなどを整理した資料を添えると、各社から精度の高い見積もりを得やすくなります。
見積もりが出揃ったら金額だけでなく対応範囲や実績、レスポンスの速さを軸に比較検討を進めてください。特に自社と近い業界・規模での施工実績を持つ会社であれば業界特有の訴求方法やブース構造のノウハウを持っていることが期待できます。また見積もりは項目ごとの内訳を明示してもらい、施工費に撤去費用が含まれるかも併せて確認しておきましょう。
なお出展サポート会社の選び方について詳しくは下記の記事もご参照ください。
https://www.morinaga.co.jp/okashiprint/column/2602no9/
打ち合わせとデザインを決める
施工会社が決まったら担当者との打ち合わせに入ります。この段階で出展目的やターゲット層、訴求したいメッセージ、ブースのイメージを共有し、具体的なデザインとレイアウトの検討を進めましょう。
打ち合わせでは「パース」と呼ばれる完成イメージ図を作成してもらい、関係者全員が同じビジュアルを見ながら議論するのが効果的です。パースがあれば壁面の配色や什器の配置を視覚的に確認しながら修正できるため、施工後の「想定と違った」というトラブルを回避しやすくなります。加えてデザインの修正回数や最終承認の期限をこの段階で明確にしておくことで制作工程の遅延を防止できます。
なお展示会で用いるパースに関しては下記の記事もご参照ください。
https://www.morinaga.co.jp/okashiprint/column/2602no6/
施工・設営と最終チェック
デザインが確定したら部材の製作に進み、展示会場への搬入・設営を行います。搬入可能な時間枠は主催者側で決められているため施工会社と事前にスケジュールを共有し作業時間に余裕を持たせておきましょう。
設営が完了したら最終チェックを実施してください。確認すべきポイントとしては壁面パネルやグラフィックの歪み・破損がないか、照明の点灯状態や向きに問題がないか、電源やネットワーク接続が正常に機能しているか、什器やモニターの固定が甘くなっていないかなどが挙げられます。
加えて来場者の目線でブースを一周してみることをおすすめします。通路から見たキャッチコピーの視認性やブース入口の開放感を実際に確認することで、図面上では気づけなかった課題を発見できるでしょう。不具合が見つかった場合は施工会社にその場で修正を依頼し、会期初日を万全の状態で迎えましょう。
まとめ

展示会の設営をスムーズに進めるには出展目的の明確化、目標値と予算の設定、備品やノベルティの早期手配が欠かせません。レイアウトとデザインを事前に綿密に設計したうえで施工会社との連携を密にし、搬入から最終チェックまで段取りよく進めましょう。本記事を参考に準備を進めて会期初日から万全の状態で来場者を迎えられるように準備してください。
なお展示会で来場者との接点を増やすにはノベルティの配布も効果的です。森永製菓の「おかしプリント」なら、ハイチュウやラムネ、ミルクキャラメルに企業ロゴやメッセージをプリントして配布できます。設営を終えたブースでノベルティを手渡せば来場者との自然な会話が生まれ商談のきっかけにもつながるでしょう。最小100個から注文可能でデザイン入稿後約2週間で届くため、設営準備と並行して手配が可能です。ノベルティ選びに迷っている方はお気軽にご相談ください。