- Top
- なごやか演出ノウハウ
- オンライン展示会とは?種類ごとの特徴と効果を高める運用のコツを解説
オンライン展示会とは?種類ごとの特徴と効果を高める運用のコツを解説

オンライン展示会に関心はあるものの、「開催形式にはどういった種類があるのか」「コンテンツの設計で成果はどう変わるのか」と迷う企業担当者は少なくありません。
オンライン展示会はリアル開催の展示会とは性質が異なり、ブラウザ上で情報収集から商談までを完結できる仕組みを持つ一方、形式やコンテンツの作り込みによって効果が大きく左右されます。
つまり自社の目的に即した形式を選び、来場者を引きつけるコンテンツ設計と集客体制を整えることが欠かせません。
本記事ではオンライン展示会の全体像を押さえたうえで、開催形式ごとの特徴やコンテンツ設計の考え方、集客と離脱防止の具体策を解説します。導入手順やメリット・デメリットについては関連記事で詳しくまとめていますので、あわせてご確認ください。
オンライン展示会とは?

オンライン展示会はオンライン上に設けた展示スペースを通じて、製品情報の発信から商談の創出までを一貫して行える仕組みです。
出展企業はデジタルブース内に動画や資料、製品デモなどを掲載し、来場者は端末一つでそれらにアクセスできます。近年はリアルタイムの対話機能を搭載したサービスも充実しており、画面越しでも密度の高いコミュニケーションを図れる環境が整ってきました。
実際の会場を使わない分、ブース設営や搬送にかかる工数と費用を削減できる構造ですが、来場者が自発的に訪れなければ接点が生まれにくい特性も持っています。そのため開催の目的に合わせて形式を使い分け、コンテンツと集客を一体で設計する視点が欠かせません。
なおオンライン展示会の開催にあたっては配信基盤の選定からブースの設計、告知計画の策定まで段階的に準備を進める流れが一般的です。場所を問わず参加者を集められる点や閲覧データをマーケティングに転用できる点は大きな利点ですが、現物を通じた体験訴求が難しい面やデジタルコンテンツの制作負荷が増す面もあわせて理解しておく必要があります。
具体的な導入手順やメリット・デメリットの詳細は下記の記事にまとめていますのでご参照ください。
https://www.morinaga.co.jp/okashiprint/column/2602no26/
オンライン展示会の開催形式

オンライン展示会には複数の開催形式があり、目的やターゲットに応じた使い分けが成果に直結します。ここでは代表的な4つの形式の特徴を解説します。
ウェビナー型:セミナー配信を軸にリード獲得
ウェビナー型はライブ配信やオンデマンド配信のセミナーを中心に構成する形式です。登壇者が製品の活用事例や業界動向をテーマに解説し、視聴者はリアルタイムのチャットやQ&Aを通じて双方向のやり取りに参加できます。参加登録時に企業名やメールアドレスなどの属性情報を取得できるため、セミナー内容と親和性の高い見込み客を効率よく集められる利点もあるのです。
バーチャルブースの構築が不要なケースも多く、動画の撮影・配信環境さえ整えれば比較的少ないリソースで開催に踏み切れます。ただし配信時間が固定されるとスケジュールの合わない見込み客にリーチしにくくなるため、アーカイブ配信を併用して接点の機会を広げる工夫が欠かせません。
バーチャルブース型:仮想空間で製品やサービスを展示
バーチャルブース型は3DCGや2Dのデジタル空間上にブースを構築し、来場者が自由に閲覧できる形式です。来場者はブース内を回遊しながら製品紹介動画やカタログ、デモ映像といったコンテンツを閲覧します。
3DCGを活用したブースではアバターで空間を移動する体験を提供でき、リアル展示会に近い没入感を演出できるのが強みです。
一方で2Dベースのブースは画面構成がシンプルなため情報を一覧しやすく、制作コストを抑えたい場合におすすめです。コンテンツの追加や差し替えを会期中にも柔軟に行えるため、来場者の反応を見ながらブースを最適化できる点も見逃せません。ブースのクオリティが来場者の評価に直結するため、映像やデザインの作り込みに注力する姿勢が求められます。
ハイブリッド型:リアル開催とオンラインの併用
ハイブリッド型はリアル展示会とオンライン展示会を同時に開催し、オフラインとオンラインの双方から来場者を取り込む形式です。
リアル会場に足を運べない遠方の見込み客にもオンライン経由でリーチでき、来場者の母数を拡大できます。近年ではリアル会場でのセミナーをライブ配信したり、会場の様子を360度カメラで中継したりする運用が広がっています。
ただしリアルとオンラインの両方で来場者体験の質を担保するには、運営体制の整備が不可欠です。オンライン側の配信トラブルがリアル会場の進行に影響しないよう、専任スタッフの配置と事前リハーサルを入念に行う必要があります。
オンライン展示会の活用事例については下記の記事で業界別に紹介しています。
https://www.morinaga.co.jp/okashiprint/column/2602no27/
常設型:会期を設けず通年でコンテンツを公開
常設型は会期を設定せず、年間を通じてバーチャルブースを公開し続ける形式です。来場者はいつでもアクセスできるため、業務スケジュールに縛られず自分のペースで情報収集を進められます。新製品の追加やコンテンツの差し替えを随時行えるため、常に最新の情報を来場者に届けられるのが他の形式との違いです。
一方で「いつでも見られる」安心感から来場者の訪問が後回しにされやすく、定期的に訪問を促す仕掛けが不可欠になります。メールマガジンやSNSで新着コンテンツの更新を告知し、継続的な再訪を促す運用を組み合わせるのが成果につなげるポイントです。
オンライン展示会のコンテンツ設計

オンライン展示会の成果はコンテンツの設計に大きく左右されます。来場者が必要な情報へ素早くたどり着ける構造を意識して設計しましょう。
来場者の関心度に応じてコンテンツを階層化する
オンライン展示会のブースに訪れる来場者の関心度は一様ではありません。初めて自社を知った層と既に課題が明確な層では求める情報の深さが異なるため、コンテンツを「認知→興味→検討」の段階に沿って階層化する設計が効果的です。
例えば認知段階の来場者には製品概要を伝える短尺動画やインフォグラフィックを用意し、興味段階には導入事例や技術資料を配置します。検討段階の来場者に対しては見積もり依頼フォームや商談予約ボタンを設けておくと、スムーズにアクションを促せるでしょう。
このように階層ごとにコンテンツの種類と導線を整理しておくことで、来場者は関心度に応じて自然に情報を深掘りでき、離脱率の抑制にもつながります。
ブース内の回遊を促す導線を設計する
バーチャルブース内で来場者が一つのコンテンツだけを閲覧して離脱してしまうケースは珍しくありません。複数のコンテンツへ誘導するには、ブース内の導線設計に工夫を凝らす必要があります。例えば製品紹介動画の再生終了画面に関連する技術資料へのリンクを配置したり、カタログのダウンロード後に活用事例ページへ誘導するバナーを表示したりする方法が有効です。
導線設計ではブースのファーストビューも見逃せないポイントになります。来場者がブースに入った瞬間に目にする位置へ訴求ポイントを簡潔にまとめたキャッチコピーや注目製品のビジュアルを配置し、次のコンテンツへ進む動機を生み出しましょう。
参加型の仕掛けで滞在時間を延ばす
オンライン展示会はワンクリックで退出できる構造のため、来場者の滞在時間を延ばすには双方向性のある体験を組み込む工夫が求められます。
具体的にはライブチャットによるリアルタイムの質疑応答や、製品スペックの比較シミュレーター、課題診断ツールといった仕掛けが代表例です。
こうした要素を取り入れると来場者は「見るだけ」の受動的な姿勢から「試す・聞く」能動的な姿勢へ変わり、ブースへの関与度が高まります。加えてオンライン商談の予約枠をブース内に設置しておけば、購買意欲の高い来場者を即座に次の接点へつなげられ、リード獲得の取りこぼしを防げるのです。
オンライン展示会の集客施策と離脱防止策

オンライン展示会は自然流入が期待しにくい特性があるため、計画的な集客施策が不可欠です。あわせて会期中の離脱を防ぐ施策と再来場を促す仕組みも整えておきましょう。
事前登録を増やすための告知チャネルを選定する
オンライン展示会の集客では「誰にどう届けるか」を意識した媒体選びが成果を左右します。
例えば保有する見込み客リストへの案内メールは開封率やクリック率を計測しやすく、配信のタイミングを調整しやすい点が強みです。新たな層に知ってもらうにはSNSでの予告投稿や短尺動画が有効で、展示内容の一部を先行公開して興味を引く手法が広まっています。
加えて事前登録フォームの項目数を必要最小限に絞り、入力完了までの離脱を抑える設計も有効です。告知の開始は会期から逆算して余裕を持たせ、段階的に情報量を増やしていくと登録数が伸びやすくなります。
オンライン展示会でも活用可能な、展示会の集客施策については下記の記事も参考にしてください。
https://www.morinaga.co.jp/okashiprint/column/2512no5/
会期中のリアルタイム施策で離脱を防ぐ
上述した通り、オンライン展示会は画面を閉じるだけで離れられる特性上、会期中に来場者の関心を引き続ける施策が欠かせません。
有効な手段の一つがタイムスケジュール型のライブイベントです。「〇時からライブデモ開始」「〇時から限定Q&Aセッション」といった時間限定のプログラムを設けることで、来場者に「この時間にブースを確認しなければ」という動機を生み出せます。
またブースを閲覧中の来場者にポップアップでチャットの案内を表示し、スタッフが即座に応対できる体制を整えておくのも離脱率の低減に効果的です。
さらに来場者限定のホワイトペーパーや割引特典を用意し、ブース内の特定アクションを完了した来場者にのみ提供する仕組みをつくれば、滞在時間の延長とエンゲージメント向上を同時に狙えます。
リマインド配信で再来場を促す
オンライン展示会では一度訪問した来場者が再びブースを訪れるとは限りません。会期が数日にわたる場合や常設型の展示会では、リマインド配信で再来場を促す仕掛けが必要になります。最初の訪問から間を置かずにフォローメールを届け、未閲覧のコンテンツや追加公開した情報を案内する方法が効果的です。
閲覧履歴をもとに来場者ごとの関心領域を絞り込んだ内容で配信すれば、画一的な一斉送信に比べて反応率を高められます。配信の間隔は訪問直後から数日以内を目安とし、接触が遅れるほど再来場の可能性は下がる点に注意が必要です。
まとめ

本記事ではウェビナー型・バーチャルブース型・ハイブリッド型・常設型という4つの開催形式の特徴から、関心度別のコンテンツ階層設計、集客と離脱防止の具体策まで解説しました。いずれの要素も切り離すことができず、三位一体で設計することが成果を左右します。本記事を参考に、自社の目的とターゲットに合ったオンライン展示会の運用を組み立ててみてください。
オンライン展示会であっても郵送で届くリアルなノベルティは来場者との距離を縮める有効な手段になります。「おかしプリント」ならハイチュウやミルクキャラメル、ラムネのパッケージに自社デザインを反映でき、少量から短い納期で手配が可能です。事前送付で来場を促すツールとしても商談後のフォローアップとしても活用いただけますので、ぜひご相談ください。