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周年記念の挨拶例文集|スピーチ・挨拶状の書き方とマナーを解説

「周年記念式典で挨拶を任されたが、何を話せばいいかわからない」
「取引先に送る挨拶状の書き方に自信がない」
周年記念の挨拶は頻繁に経験する場面ではないだけに、上記のように書き出しや構成で悩む方は少なくありません。挨拶の内容が曖昧だと感謝の気持ちが十分に届かず、せっかくの節目が印象の薄いものになってしまいます。
本記事では周年記念の挨拶文を作る基本の流れから、スピーチ・挨拶状それぞれの例文、押さえておくべきマナーまでを網羅的に解説します。式典の登壇者や挨拶状の作成担当者はぜひ参考にしてください。
周年記念の挨拶文を作る基本の流れ

スピーチでも挨拶状でも周年記念の挨拶には共通する骨格があります。ここでは挨拶文の基本構成と、相手に合わせたトーン調整の考え方を紹介します。
挨拶文は「感謝・歩み・展望」の3パートで構成する
周年記念の挨拶は「感謝」「歩み」「展望」の3パートで組み立てるのが基本です。導入で節目を迎えられたことへの感謝を述べ、本論で創業から現在までの歩みを振り返り、結びで今後のビジョンと引き続きの支援を願う。この流れに沿えば、聞き手にも読み手にも伝わりやすい挨拶に仕上がります。
なかでも重要なのが冒頭の「感謝」のパートです。周年記念の挨拶は自社の功績を語る場ではなく支えてくれた関係者へ感謝を届ける場です。この意識を持つだけでメッセージの伝わり方が大きく変わります。
相手に合わせてフォーマル度を調整する
同じ周年の挨拶でも届ける相手によってトーンを変える必要があります。取引先や来賓には時候の挨拶と敬語を添えたフォーマル文が基本です。一方で社員向けの社内メッセージであれば、やや砕けた親しみやすい表現が適しており、メールで送る場合は簡潔さを優先して本文を短くまとめるのが一般的です。
相手に合わないトーンで書いてしまうと、堅すぎて気持ちが伝わらなかったり、くだけすぎて失礼な印象を与えたりすることがあります。次の章からはスピーチ・挨拶状それぞれの例文を紹介するので、自社の状況に合ったものをベースにアレンジしてください。
周年記念スピーチの例文

式典の進行は以下の流れをとるのが一般的です。
- 開会
- 主催者挨拶
- 乾杯
- 来賓挨拶
- 余興・歓談
- 中締め
- 閉会
それぞれの場面ごとの例文を順番に紹介します。
主催者(社長・代表)の挨拶スピーチ
式典の冒頭で代表者が述べる挨拶は、感謝→歩み→ビジョンの3パートで構成し、3〜5分に収めるのが目安です。
【例文】
本日はお忙しい中、弊社の創立○周年記念式典にお越しいただき誠にありがとうございます。○○年に○名で創業した弊社が本日この場を迎えられましたのは、お客様・お取引先・地域の皆様のお力添えがあってこそです。改めて心より御礼申し上げます。この○年間、順風ばかりではありませんでしたが、皆様に支えられ現在は○名の社員とともに事業を営んでおります。次の○年もお客様に必要とされる企業であり続けるため、全社一丸となって歩んでまいります。どうか変わらぬお付き合いを賜りますよう、お願い申し上げます。
ポイントは具体的な数字を入れて歩みに実感を持たせる点と、商品やサービスの宣伝にならないよう感謝を軸に据える点です。
乾杯の挨拶
乾杯の音頭は「短く・明るく・テンポよく」が鉄則です。話が長くなると場の空気が緩んでしまうため、30秒〜1分以内に収めましょう。
【例文】
僭越ながら乾杯の音頭を取らせていただきます、○○部の○○です。○○株式会社、創立○周年誠におめでとうございます。本日このおめでたい席にご一緒できることを心から嬉しく思います。○○株式会社のますますのご発展と、ご出席の皆様のご健勝を祈念いたしまして、乾杯!
乾杯の直前には「グラスをお持ちください」と一声添えると、参加者の準備が整いスムーズに進行できます。
来賓のお祝いスピーチ
取引先や関係者として招かれた際のスピーチは、相手企業を立てつつ簡潔に祝意を伝える構成が求められます。長くても2〜3分に収めましょう。
【例文】
ただいまご紹介にあずかりました、○○株式会社の○○でございます。○○株式会社様、創立○周年おめでとうございます。本日はこのような晴れの席にお招きいただき、大変光栄に存じます。弊社は○年前から貴社とお取引をいただいており、常に真摯な姿勢で事業に取り組まれるお姿を間近に拝見してまいりました。貴社のさらなるご発展と、ご列席の皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げ、お祝いの挨拶とさせていただきます。
なお自社との関係や具体的なエピソードを一つ添えると、定型文にはない温かみが生まれます。
中締め・締めの挨拶
中締めは主催者に次ぐ役職者が務めるのが一般的で、宴の途中で一区切りをつける役割を担います。退席する来賓への配慮として設けられる場面も多いため、感謝の言葉を忘れずに入れましょう。
【例文】
ご歓談中恐れ入ります。宴もたけなわではございますが、ここで中締めのご挨拶をさせていただきます。本日はお忙しい中お集まりいただき、心より感謝申し上げます。○○株式会社のさらなる発展を願い、一本締めで締めくくらせていただきます。
なお締めの挨拶では「一本締め」か「三本締め」かを事前に決めておき、司会と共有しておくと当日の混乱を防げます。
周年記念の挨拶状の例文

周年記念の際に送る挨拶状は式典に出席できない相手にも感謝を届けられる手段です。ここでは挨拶状の宛先別に3つの例文を紹介しましょう。
取引先・顧客向けのフォーマルな挨拶状
取引先向けの挨拶状は「頭語→時候の挨拶→感謝→周年の報告→今後の決意→結語」の定型構成で書くのが基本です。
【例文】
拝啓 ○○の候、皆様におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。日頃より弊社事業に格別のご愛顧を賜り、心より御礼申し上げます。おかげさまで弊社は○月○日をもちまして創立○周年の節目を迎えます。ここまで歩みを続けてこられましたのも、ひとえに皆様のお力添えによるものと感謝しております。この節目を新たな出発点とし、より一層皆様のお役に立てるよう精進してまいります。何卒変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。まずは略儀ながら書中をもちましてご挨拶とさせていただきます。敬具 令和○年○月 ○○株式会社 代表取締役○○
フォーマルな挨拶状は縦書きが正式ですが、業界の慣習や企業文化に合わせて横書きを選んでも問題ありません。
社員向けの社内挨拶文
社内報や社内チャットに掲載する社長メッセージは、取引先向けよりも親しみやすいトーンで書くのが適切です。
【例文】
社員の皆さん、当社は本日で創立○周年を迎えました。ここまで来られたのは、毎日の仕事に全力で向き合ってくれている皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。これからも新しいことに挑戦し続けていきたいと思っていますので、引き続き一緒に頑張っていきましょう。
社員向けでは「皆様」より「皆さん」、「所存です」より「いきましょう」のように距離の近い表現を意識すると、メッセージが届きやすくなります。なお社員向けの周年施策全般についてはこちらの記事もご覧ください。
https://www.morinaga.co.jp/okashiprint/column/2603no20/
メールで送る場合の挨拶文
メールで周年の挨拶を送る場合、本文の構成は取引先向けのフォーマルな挨拶状と同様で問題ありません。ただし紙の挨拶状より簡潔にまとめ、スクロールなしで読み切れる分量を意識するのがメールならではのポイントです。
件名には社名と用件を入れ「○○株式会社 創立○周年のご挨拶」のように一目で内容がわかる書き方にしましょう。複数の宛先に一斉送信する場合は、受信者同士のメールアドレスが見えないようBCCで送るのがマナーです。また丸囲み数字やローマ数字などの機種依存文字は受信環境によって正しく表示されないことがあるため、算用数字で統一してください。
またメールは紙の挨拶状と比べてカジュアルな印象を与えやすい点にも注意が必要です。重要な取引先には紙の挨拶状を送り、日常的にメールでやり取りしている相手にはメールで送るなど、関係性に応じた使い分けに配慮してください。
周年記念の挨拶で押さえておきたいマナー

周年記念の挨拶は内容だけでなくマナー面の配慮も欠かせません。ここでは挨拶状・スピーチに共通する3つの注意点を紹介します。
挨拶状は式典の2〜3週間前に届くよう送る
挨拶状の最適な送付タイミングは式典の招待を兼ねるかどうかで変わります。招待を兼ねる場合は1〜2か月前、挨拶のみの場合は記念日の2〜3週間前までに届くよう手配しましょう。到着が遅れると「後回しにされた」という印象を与えかねないため、スケジュールは発送日ではなく届く日を基準に逆算してください。年末年始や大型連休をまたぐ場合は郵便の配達日数にも余裕を持たせましょう。
忌み言葉や後ろ向きな表現を避ける
周年記念は祝いの場であるため縁起の悪い言葉や後ろ向きな表現は避けるのが基本マナーです。例えば「倒れる」「傾く」「衰退する」「閉じる」などが挙げられます。意外と見落としやすいのが「苦しい時期を乗り越えて」のような表現です。事実であっても祝いの席ではネガティブな印象を与える可能性があるため、「多くの経験を重ねて」のように前向きな言い換えを心がけましょう。
宛名・敬称の使い分けに注意する
宛名の敬称は細かなミスが目立ちやすい部分です。企業宛なら「○○株式会社 御中」、個人宛なら「○○株式会社 ○○様」が基本になります。よくある誤りとして「○○社長様」のように役職名に「様」を重ねる表記がありますが、正しくは「代表取締役 ○○様」です。また株式会社を「(株)」と略すのは失礼にあたるため、正式名称で書きましょう。連名の場合は役職の高い順に右から並べるのがルールです。
まとめ

周年記念の挨拶は「感謝・歩み・展望」の3パートを軸に、相手に合わせたフォーマル度で仕上げるのが基本です。本記事の例文をベースに、自社のエピソードや数字を入れ替えてオリジナルの挨拶を作成してください。
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