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展示会用パネルの基本|おしゃれなデザイン制作のポイントも解説

展示会用パネルは壁面を活用して企業や製品の情報を大きく伝えられる広告媒体です。パネルのデザインや配置を工夫することでブースの世界観を作り込み、来場者に強力な印象を残すことができます。
しかし展示会用のパネルはさまざまな活用方法が存在するため「どうやって作ればいいのか」「制作の流れや注意点は何か」と悩む担当者も少なくありません。
本記事では展示会出展企業に向けて、展示会用パネルの制作の流れ、作り方のポイント、注意点などについて解説します。
展示会におけるパネルの役割

展示会用パネルはブース内で次のような役割を果たします。
- 集客のための視覚的な目印
- 製品・サービス情報の伝達媒体
- ブランドイメージの統一
ブース内のパネルは集客のための視覚的な目印として、通路を歩く来場者の目を引く役割を果たします。企業ロゴやキャッチコピーを大きく掲載することで「何を提供している企業なのか」を瞬時に伝えられるのが利点です。
また製品やサービスの詳細情報を伝える媒体としての役割も担います。パネルに製品の特徴、導入事例、技術データを掲載すれば来場者はスタッフと話す前に情報を得られます。スタッフにとっても説明の手間が省け、より深い商談に時間を割けるようになるのです。
加えてブランドイメージの統一にも貢献するのがパネルの特徴です。パネルデザインをブランドカラーや世界観に合わせることで、企業の個性を表現しやすくなるからです。横断幕、ポスター、クロスといった他のアイテムとカラー・デザインを揃えることで、一貫性のあるブースを作ることができます。
なお横断幕・垂れ幕の選び方のポイントは下記の記事でも解説しています。
https://www.morinaga.co.jp/okashiprint/column/2601no11/
展示会用パネルの制作の流れ

次に展示会用パネルを制作する際の基本的な流れを3つのステップで解説します。
出展目的・コンセプトを明確にする
パネル制作では出展目的とブースのコンセプトを明確にすることから着手しましょう。「新製品の認知度向上」「既存顧客との関係強化」「採用活動」など、目的によってパネルに掲載すべき内容が変わってくるからです。
出展目的が決まったらターゲットを具体化しましょう。経営者、技術者、一般消費者など誰に向けて情報を発信するのかを決めます。ターゲットによってデザインのトーンや情報の深さを調節すると、より効果的なパネルが完成します。
なおブースのコンセプトも事前に設定しておくのがおすすめです。「信頼性」「親しみやすさ」「革新性」といったキーワードを決めることでデザインの方向性を決めることができます。競合他社のブースも参考にしながら自社ならではの差別化のポイントを見つけましょう。
ブース内の設置場所・動線を確保する
パネル制作に入る前にブース内のどこに設置するかを決めましょう。設置場所が決まればパネルのサイズや枚数が明確になり、制作の方針を固められます。まずブースの平面図を用意してパネルを設置できる場所を洗い出します。壁面に設置するバックパネル、ブース入口近くに置くスタンドパネル、商談スペースの背景に使う自立式パネルなど、用途ごとに設置場所を決めてください。
次に設置場所ごとに必要なサイズを測ります。バックパネルなら壁面の幅と高さ、自立式パネルなら配置スペースに収まるサイズを確認しましょう。この際には来場者の動線を妨げないよう通路幅を十分確保できるかもチェックします。
パネルの枚数に関しては1枚の大型パネルにするか、複数の小型パネルを組み合わせるかによって制作費用や設営の手間が変わります。ブースの面積やコンセプトに合わせて適切な枚数を選びましょう。
デザイン・レイアウトを設計する
設置場所とサイズが決まったらパネルのデザイン設計に入ります。
そこでまずは掲載する情報を洗い出しましょう。企業ロゴ、キャッチコピー、製品画像、説明文、QRコード、連絡先などパネルに載せたい要素をすべてリストアップします。
次に情報の優先順位を決めます。来場者に最も伝えたい内容(企業ロゴやメインメッセージ)は大きく目立つように配置し、補足情報や詳細データは小さめに配置します。一般的に視線は左上から右下へ流れるため重要度の高い情報を左上に配置すると効果的です。
その上でレイアウトが決まったらラフスケッチを作成しましょう。手描きもしくはパワーポイントを用いて複数のパターンを作って比較することで、伝わりやすいレイアウトを見極めることができます。
展示会用パネルの作り方のポイント5つ

次に効果的な展示会用パネルを作るための5つのポイントを解説します。
視認性を高める文字サイズ・フォントを選ぶ
展示会用パネルは遠くからでも読める文字サイズとフォント選びが重要です。来場者は通路を歩きながらパネルを見るため、小さな文字では読んでもらえません。キャッチコピーや企業名には特に大きなサイズを使いましょう。目安としては3〜5m離れた位置から読み取れるサイズが理想です。フォントはゴシック体のような太字でシンプルなものを選び、筆記体や個性的なフォントは避けましょう。
文字色と背景色のコントラストも意識してください。白地に黒文字、紺色の背景に白文字といった組み合わせなら視認性を高めてくれます。逆に淡い色同士を組み合わせると遠くから見たときに文字が背景に埋もれてしまうためご注意ください。
配色・コントラストで印象を強化する
パネルの配色では色を使いすぎると散漫な印象になるため、メインカラーは1〜2色に絞りましょう。ブランドカラーを基調として使い、アクセントカラーで重要な部分を強調する方法が効果的です。たとえば全体を企業のコーポレートカラーでまとめ、キャッチコピーの一部だけを鮮やかな赤やオレンジで目立たせるといった使い方です。
なお色が持つイメージも考慮しましょう。青は信頼性や先進性、赤は情熱や活力、緑は安心感や環境に優しい印象を与えます。ブースのコンセプトに合った色を選ぶことで、伝えたいメッセージをより強く印象づけられます。
情報量を絞り込んでシンプルに伝える
展示会用パネルでは情報量を絞り込むことが何よりも重要です。伝えたいメッセージはなるべく1つに絞りましょう。「業界シェアNo.1」「導入実績5,000社突破」「3つの特許技術を搭載」といった強く訴求したいポイントだけを大きく掲載します。詳細情報はパンフレットやスタッフの説明に任せる割り切りが大切です。
画像と文字のバランスを取るのも有効です。製品写真や実際の使用シーン、導入事例の画像などを大きく配置して視覚的に訴求しましょう。ただしパネル全体を情報で埋め尽くすと圧迫感が生まれるため、適度な余白を残して本当に伝えたい情報を際立たせましょう。
ロゴ・キービジュアルを効果的に配置する
展示会用のパネルでは企業ロゴとキービジュアルを効果的に配置するための工夫も必要です。企業ロゴに関してはパネルの上部中央か左上に配置するのが一般的です。これは来場者の視線が最初に向かう位置なので「どの企業のブースか」を瞬時に伝えられます。
キービジュアルはパネルの中央に大きく配置します。製品の写真、サービスの使用シーン、企業のシンボルマークなど一番訴求したいビジュアルを大胆に使いましょう。背景をぼかしたり被写体を切り抜いて配置したりすることで、より印象的に見せられます。
自社の強み・差別化ポイントを明確にする
展示会のパネルでは自社の強みや差別化ポイントを明確に打ち出すことが重要です。来場者は限られた時間で多くのブースを回るため「なぜこの企業を選ぶべきか」が伝わらなければ素通りされる可能性が高くなります。
そこでまずは自社の強みを洗い出しましょう。導入実績数、業界シェア率、顧客満足度など、具体的な数字やデータで裏付けられる強みをリストアップします。「高品質」「信頼できる」といった抽象的な表現ではなく「導入実績3,000社以上」「業界シェア40%」のように数字で示すことが効果的です。次に競合他社との差別化ポイントを明確にします。他社にはない独自技術、短納期対応、手厚いサポート体制など、競合と比較して優位性がある点を洗い出してください。
これらの強みをパネルの目立つ位置に大きく配置しましょう。キービジュアルの近くやパネル上部に配置することで、来場者の記憶に残りやすくなります。
展示会用パネルを制作する際の注意点

最後に展示会用パネルの制作時に押さえておきたい3つの注意点を解説します。
複数の色・情報を詰め込みすぎない
パネル制作でよくある失敗が色と情報を詰め込みすぎてしまうことです。原則使用する色は3色以内に抑えましょう。たとえば企業のメインカラー(青)、サブカラー(白)、アクセントカラー(オレンジ)といった構成です。5色も6色も使うと散漫な印象になり、ブランドイメージが伝わりにくくなります。
伝える情報も1つに絞るのがポイントで「新製品の紹介」をするパネルならその製品の情報だけを掲載します。「会社概要」や「採用情報」まで載せると、来場者は何を覚えればいいのか分からなくなります。他の情報は別のパネルやパンフレットで伝えましょう。
納期に余裕を持って発注する
展示会用パネルの制作には想像以上に時間がかかります。デザインの確定だけでも、社内の承認プロセスや修正依頼で予想以上に日数を要することが多いです。初めてパネルを制作する場合は特に余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
併せて、印刷会社への発注も早めに済ませることが重要です。展示会が集中する時期は印刷会社の予約が埋まりやすく、希望する納期で対応してもらえないケースがあります。大型パネルは輸送中に破損するリスクがあるため、展示会場へ直接配送する際は搬入可能な日時を事前に確認して配送トラブルに備えておきましょう。
設営・撤収のしやすさを考慮する
展示会用のパネルはデザインだけでなく、当日の設営と撤収のしやすさも考慮しておきましょう。大型で重いパネルは2〜3人がかりでないと設置できないことも多いです。当日のスタッフ人数を考慮して無理なく運べるサイズ・重量を選びましょう。
取り付け方法も事前に確認しておくと安心です。壁面に固定するタイプならブースの壁がパネルの重さに耐えられるか確認しましょう。自立式スタンドを使う場合は組み立てに工具が必要か、何分くらいで設置できるかを事前にチェックしてください。
パネルを複数回使い回す予定があるなら撤収後の保管方法も考えておきましょう。専用のケースに入れて保管すれば次回の展示会でも綺麗な状態で使えます。折りたたみ式や分割式のパネルを選び、取り回しのしやすさを優先しても良いでしょう。
まとめ

展示会用パネルはブースの顔となり来場者の目を引く重要なアイテムです。本記事で解説した制作の流れやデザインのポイントを理解することで、視認性が高く自社の強みを効果的に伝えるパネルを制作できます。配色やレイアウト、情報量の絞り込みといった作り方のコツを活かし、遠くからでも目を引く訴求力の高いブースを作り上げてください。
展示会で好印象を残すにはパネルと合わせてノベルティを活用するのもおすすめです。森永製菓の「おかしプリント」なら、ハイチュウやラムネに企業ロゴをプリントして配布できます。パネルを見た来場者に「こちらもどうぞ」とノベルティを手渡すことでブースへの立ち寄りを促せます。最小100個から注文可能でデザイン入稿後約2週間で届くため、パネル制作と同時進行で準備できます。印象に残るブースづくりにぜひお役立てください。