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周年記念動画の作り方ガイド|種類・活用シーン・制作手順を解説

「式典で流す周年動画を用意したいが、ヒストリー動画にすべきかインタビュー動画にすべきか判断がつかない」
「制作会社にどこまで任せて何を自社で準備すればいいのか整理できていない」
周年記念動画の制作ではこうした悩みを抱える担当者は多くいます。動画は文字や写真では伝えきれない感情やストーリーを届けられる一方、目的や構成を曖昧にしたまま進めると「長いだけで印象に残らない」仕上がりになりかねません。
本記事では周年記念動画の代表的な種類と活用シーン、制作会社への依頼を前提とした5ステップの制作手順、そして失敗を防ぐためのポイントまでを網羅的に解説します。
周年記念動画の主な種類

周年記念動画は目的によっていくつかのタイプに分かれます。自社の伝えたいメッセージに合った形式を選びましょう。
ヒストリー動画(企業の歩みを振り返る)
創業から現在までの歩みを写真・映像・ナレーションで時系列にたどるのがヒストリー動画です。周年記念動画の中でもオーソドックスな形式で、創業当時のエピソードや成長の転換点を映像で追体験できるのが特徴です。
社史を知らない若手社員にも企業の原点が伝わりやすく、式典のオープニングに流せば会場全体が「同じ歴史を共有している」という空気が広がります。古い写真が少ない場合はイラストやアニメーションで当時の様子を再現するのも良いでしょう。構成は「過去→現在→未来」の順番を基本として、最後に今後のビジョンを示すと成長性を感じさせる締めくくりになります。
コンセプト動画(理念やビジョンを伝える)
企業が大切にしている価値観や今後の方向性を映像で表現するのがコンセプト動画です。ヒストリー動画が「過去の振り返り」を軸にするのに対し、コンセプト動画は「未来への意志」を軸に据える点が大きな違いです。
特にブランドリニューアルや新規事業の発表を周年に合わせて行う企業に適した形式で、映像のトーンもスタイリッシュかつ先進的な印象に仕上げるケースが多い傾向にあります。コーポレートサイトやSNSでの長期掲載にも向いているため式典だけでなくブランディング素材としても長く活用できます。
社員インタビュー動画
各部署の社員が仕事への想いや会社の魅力をカメラの前で語るドキュメンタリー形式の動画です。台本を読み上げるのではなく社員自身の言葉で語るスタイルにすると、視聴者の共感を得やすくなります。
インタビュー動画は社内の結束を高める効果があるのはもちろん、採用サイトに転用すれば「この会社で働く人のリアルな姿」を求職者に届けるブランディング素材にもなります。複数人のインタビューをリレー形式でつなぐ構成にすれば、部門を超えた多様な視点が一本の動画に凝縮され、企業の社風・風土が伝わりやすくなるでしょう。
メッセージ動画(代表・来賓・取引先)
社長の挨拶や取引先からの祝辞をカメラの前で収録し、式典やサイト上で流すメッセージ動画も周年記念では定番の形式です。式典で代表者が直接スピーチする代わりに動画を流せば、編集によって映像や字幕を加えた演出も可能になり、より印象的なメッセージに仕上がります。
また遠方の取引先や海外拠点のメンバーからビデオメッセージを集めて一本にまとめる形式は、出席が難しい関係者の声も届けられるため近年活用が広がっています。撮影はスマートフォンでも十分な画質になるため、各拠点にガイドライン(背景・画角・長さの目安)を共有して個別に撮影してもらうと良いでしょう。
周年記念動画のおすすめ活用方法

制作した動画は複数の場面で活用してこそ費用に見合った効果が得られます。ここでは周年記念動画の代表的な3つの活用シーンを紹介します。
記念式典やイベントのオープニングで上映する
周年記念動画の代表的な活用シーンの一つが記念式典のオープニングでの上映です。代表挨拶の前にヒストリー動画を流せば、参加者全員が企業の歩みを振り返った状態でスピーチを聞くことになり、メッセージがより深く届きやすくなります。
なお上映時は会場の照明を落とし、大画面スクリーンと十分な音量のスピーカーを用意して「映画のような没入感」を演出するのが効果的です。リハーサルで映像と音声の出力テストを必ず行い、当日のトラブルを未然に防ぎましょう。動画の尺は式典のプログラム全体から逆算して数分程度にまとめると参加者の集中力が途切れにくくなります。
コーポレートサイトや周年記念サイトに掲載する
サイトのトップページやファーストビューに動画を配置すると、テキストだけのページと比べて訪問者の滞在時間が伸びやすい傾向です。Web掲載向けの動画は1〜3分程度に収めるのが理想で、冒頭の数秒で「何の動画か」が伝わる構成にすると離脱を防げます。
なお埋め込み時はミュート状態での自動再生を基本とし、意図せず音声が流れてしまわないよう、視聴者が自分で音声をオンにできる設計にしておくのが基本です。周年記念サイトの作り方についてはこちらの記事も合わせてご覧ください。
https://www.morinaga.co.jp/okashiprint/column/2603no24/
SNSで配信して認知を広げる
YouTube・Instagram・X(旧Twitter)などのSNSに動画を投稿すると、フォロワー以外のユーザーにも企業の節目を届けられるのが強みです。各プラットフォームには推奨される動画の長さやアスペクト比があるため、フル尺の本編とは別に15〜60秒程度のティザー動画を用意しておくとSNS上での再生率が上がります。
加えてティザー動画にはサイトや本編動画へのリンクを添えて「続きはこちら」と誘導する導線を設計しましょう。ハッシュタグを設定して社員にもシェアを促せば、広告費をかけずに自然な形で拡散されやすくなります。
周年記念動画の制作の流れを5ステップで解説

ここからは周年記念動画の制作を制作会社へ依頼する前提で、5つのステップに分けて手順を解説します。発注側がやるべきことを具体的に整理しておきましょう。
目的とターゲットを決める
動画の企画で起点になるのは「式典で流すのか、Webに掲載するのか、SNSで拡散するのか」という活用シーンの想定です。活用シーンが決まれば、動画の種類・トーン・尺も自然と絞り込めます。尺の目安は式典のオープニング向けなら3〜5分、Webサイトへの掲載やSNS配信が主目的なら1〜3分が標準的です。目的が複数ある場合は1本にまとめようとせず、用途別に分けて制作する方が完成度は高くなります。
制作会社を選定し要件を共有する
制作会社を選ぶ際は周年動画や企業ヒストリー動画の制作経験があるかを確認しましょう。通常のプロモーション動画とは異なり、周年動画には「歴史の重みを映像で表現する」「感謝のメッセージを温かみのあるトーンで伝える」といった特有の知見が求められるためです。依頼時には目的・ターゲット・希望の尺・活用シーン・予算・納期を整理した要件書を用意してください。
社内で素材を準備し制作会社に共有する
制作会社が企画・シナリオ・撮影・編集を担当するとはいえ、素材の収集は発注側の役割です。年表に使う過去の写真、社長メッセージの原稿やキーワード、インタビュー対象者のリスト、BGMのイメージなどを社内で取りまとめ、制作会社に共有します。ただし素材の収集は想定以上に時間がかかるポイントです。制作会社との初回打ち合わせまでに「手元にある素材」と「これから集める素材」を整理しておくと、制作スケジュールを立てやすくなります。
試写でフィードバックし最終版を確定する
制作会社から初稿が上がったら、社内の関係者で試写を行いフィードバックを返します。チェックすべきポイントは「年号や数値など事実関係の正確性」「ブランドイメージとの整合性」「全体の尺が長すぎないか」の3点です。ただし試写での大幅な方向転換は追加費用が発生する原因になるため、企画段階でコンセプトをしっかり合意しておくのが原則です。修正は2〜3回を目安とし、誰が最終承認を出すかを事前に決めておくと意思決定が滞りません。
配信・公開し効果を測定する
最終版が確定したら式典での上映準備とWeb・SNSへの公開を進めます。式典で上映する場合は会場の設備確認とリハーサルを忘れずに行いましょう。Web公開はプレスリリースの配信やSNSでの告知と同日に行うと初動のアクセスを集中させられます。
公開後は再生数・視聴完了率・SNSでのシェア数を定期的にチェックし、反応の良い動画と伸びにくい動画の傾向を把握しておきましょう。公開後も動画は企業のアーカイブ資産として長く活用できるため、採用サイトや社内研修、次の周年への振り返り素材としての二次利用も計画しておくと制作費用を最大限に活かせるでしょう。
周年記念動画の制作で失敗しないためのポイント

周年記念動画は撮影・編集に入ってからの修正は大がかりになりやすく、企画段階での判断が仕上がりを大きく左右します。ここでは制作前に押さえておきたい4つの注意点を紹介します。
メッセージを絞り込んで尺を短くまとめる
「創業の歴史も入れたい、社員の声も入れたい、ビジョンも語りたい」など、要素を盛り込みすぎて尺が長くなるのは周年記念動画ではありがちな失敗です。1本の動画で伝えるメッセージは1〜2つに絞り、それ以外のテーマは別の動画として制作する判断が重要です。「歴史の振り返りはヒストリー動画で、理念の発信はコンセプト動画で」のように目的別に分割すれば各動画が短く引き締まった構成になり、視聴者が最後まで見てくれる確率が上がります。
インタビューや実写を取り入れてリアリティを出す
過去の写真をスライドショーでつなぐだけの構成は制作コストが低い反面、視聴者の感情に響きにくいのが現実です。そこで社員や代表者のインタビュー映像を組み込むと、実際の言葉と表情から「人の温度感」が伝わり視聴者の共感を得やすくなります。ただしインタビュー撮影では台本を丸暗記させると表情が硬くなりがちです。キーワードだけを渡して自分の言葉で語ってもらい、本番前に雑談の時間を設けてリラックスした状態で撮影に入ると自然な表情を引き出せるでしょう。
写真・音楽の権利関係を事前に確認する
過去の写真に写っている人物への許可取り、BGMに使う楽曲の使用条件、社員の顔出しに関する同意など、動画制作には見落としやすい注意点が多くあります。特にSNSやWebサイトで不特定多数に公開する動画はトラブルにつながりやすいため、制作着手前に確認を済ませておくことが大切です。
またフリー素材サイトの楽曲を使う場合も商用利用の可否やクレジット表記の要否を必ずチェックしてください。退職した社員の映像や写真を使う場合も本人への事前確認が必要になるため、素材の選定段階で確認事項を一覧表にまとめておくと安心です。
早めに着手し公開日から逆算してスケジュールを組む
周年記念動画は企画から完成まで2〜3か月が一般的な制作期間です。撮影やインタビューの日程調整、社内レビューの期間を考慮すると、公開日の3か月以上前には制作会社への相談を始めておく必要があります。
スケジュールの目安としては「3か月前:目的確定・制作会社選定」「2か月前:素材収集完了・撮影」「1か月前:初稿試写・フィードバック」「2週間前:最終版確定」といったマイルストーンで管理するのがおすすめです。周年式典の日程が先に決まっている場合は、公開日から逆算して各工程の締め切りを設定しましょう。
まとめ

周年記念動画は「誰に何を届けるか」を起点に種類と活用シーンを選び、制作会社と連携しながら5ステップで完成を目指しましょう。メッセージを絞り込んだ短尺の動画を複数本用意すればシーンに応じた活用がしやすくなります。本記事の流れを参考に、自社の節目を印象に残る映像で届けてください。
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