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展示会用パンフレットの作り方|デザインのコツと制作時の注意点

展示会で配布するパンフレットは企業や製品の魅力を伝える重要なツールです。来場者との接点が限られた時間の中で自社の強みや製品の特徴を正確に伝え、商談や問い合わせといった次のアクションへつなげるためには、戦略的にデザインされたパンフレットが欠かせません。
しかし展示会運営を担当する方の中には「情報をどこまで掲載すべきか」「デザインで何を優先すればよいか」と悩む方も少なくありません。
本記事では展示会用パンフレットの作り方について制作のポイントと印象的なデザインのコツ、制作時の注意点まで詳しく解説します。
展示会におけるパンフレットの役割

まずは展示会においてパンフレットが担う役割を3つの視点から整理します。
企業・製品情報を効果的に伝える
展示会におけるパンフレットの第一の役割は企業や製品の情報を効果的に伝えることです。展示会では限られた時間の中で多くの来場者とコミュニケーションを取る必要があるため、口頭説明だけでは伝えきれない情報を補完する資料が求められます。
パンフレットには企業の概要、事業内容、製品やサービスの特徴、導入実績といった基本情報に加え、技術的な詳細や仕様、価格帯、導入までの流れといった具体的な情報も盛り込むことが可能です。ブースでの会話を通じて興味を持った来場者に対してパンフレットを渡せば、後からじっくり内容を確認してもらえる利点があります。
また複数の製品ラインナップを持つ企業の場合、パンフレット内で製品の比較表や用途別の選び方を掲載することで、来場者が自社のニーズに合った製品を見つけやすくなる効果も期待できます。
来場者の記憶に残す資料として機能する
パンフレットは、来場者が展示会後に見返すことのできる資料として企業の記憶を呼び起こす役割を果たします。
展示会では一日に何十社ものブースを訪れる来場者も珍しくありません。そのため口頭での説明だけでは記憶に残りにくく展示会後には「あのブースで何を聞いたか思い出せない」という状況に陥りがちです。
その点、持ち帰ったパンフレットを社内で共有すれば展示会に参加していない意思決定者や関係者にも情報を届けられます。BtoB商材の場合、購買決定には複数の関係者が関わるケースが多いためパンフレットを通じて社内での検討材料を提供できるメリットがあるのです。
商談や次のアクションにつなげる
展示会用パンフレットは来場者を商談や問い合わせといった次のアクションへ導く役割も担います。
例えば「詳しい資料はWebサイトからダウンロードできます」といった誘導文を添えれば、展示会後にWebサイトを訪問してもらえる可能性が高まります。また「初回相談無料」「導入事例資料プレゼント」といった特典を記載することで来場者の行動を後押しすることもできます。
さらにパンフレットに担当者の名前や連絡先を手書きで追記する方法も有効です。来場者との会話の中で得た情報をパンフレットに書き込むことでパーソナライズされた資料として価値が高まり、フォローアップの際にも会話の内容を思い出してもらいやすくなります。
なおパンフレットとともにデザインを制作したい名刺作りに関しても下記のページで解説しています。
https://www.morinaga.co.jp/okashiprint/column/2601no25/
展示会用パンフレットの作り方のポイント

次に展示会用パンフレットを制作する際に押さえておくべき3つのポイントをご紹介します。
ターゲット層を明確に設定する
パンフレット制作で重要なのはターゲット層を明確に設定することです。誰に向けて何を伝えたいのかが曖昧なまま制作を進めると内容が散漫になり、結果的に誰にも響かないパンフレットになってしまいます。
ターゲット層を設定する際には、業種、企業規模、役職、抱えている課題といった要素を具体的にイメージしましょう。例えば「製造業の中小企業で生産効率の改善を検討している経営層」といった形で設定すると、掲載すべき情報や訴求すべきメリットが自然と明確になります。
複数のターゲット層が存在する場合、複数のパターンのパンフレットを用意する方法も検討してください。例えば技術者向けには詳細なスペック情報を掲載したパンフレット、経営層向けにはコスト削減効果や導入実績を強調したパンフレットを分けて用意することで、それぞれの関心に合った情報提供が可能になります。
掲載する情報を厳選し優先順位をつける
展示会用パンフレットでは掲載する情報を厳選して優先順位をつけることが重要です。
情報の優先順位をつける際には、まず来場者が知りたい情報は何かを考えましょう。製品の特徴、導入メリット、価格帯、導入事例、問い合わせ先といった要素の中から、ターゲット層にとって価値の高い情報を選び出します。技術的な詳細や補足情報は別途資料を用意するか、Webサイトへ誘導する形にすることでパンフレット本体はシンプルにデザインできます。
また情報の配置順序も工夫が必要です。表紙で興味を引き、最初のページで製品の価値を端的に伝え、中ページで詳細を説明し、最後に行動喚起を促すという流れを意識すると読み手にとって理解しやすい構成になります。
サイズや形状を配布方法に合わせて選ぶ
パンフレットのサイズや形状は配布方法や持ち帰りやすさを考慮して選びましょう。展示会で配布するパンフレットは来場者がカバンに入れて持ち帰ることを前提としているため、かさばりにくいサイズが適しています。
一般的な展示会用パンフレットのサイズは、A4サイズや二つ折り、リーフレットサイズが主流です。A4サイズは書類と同じサイズであるため来場者のカバンにも収まりやすく、社内での回覧もしやすいメリットがあります。また二つ折りやリーフレットにすることでコンパクトに持ち運べる形状にすることも可能です。
展示会用パンフレットを印象的にデザインするコツ

ここからは展示会用パンフレットを印象的にデザインするための3つのコツを解説します。
ビジュアル要素を効果的に活用する
パンフレットのデザインではビジュアル要素を効果的に活用することが重要です。文字だけのパンフレットは読む意欲を削いでしまうため、写真やイラスト、アイコン、図表といった視覚的な要素をバランスよく配置しましょう。
特に製品の写真は高解像度で明るく撮影されたものを使用してください。実際の使用シーンを撮影した写真は来場者が導入後のイメージを具体的に描きやすくなるため、積極的に使用しましょう。
また図表やグラフを活用すれば数値データやプロセスを視覚的に伝えられます。導入効果を示す際には、棒グラフや円グラフを用いることで視覚的なインパクトを与えると効果的です。ただしビジュアル要素を詰め込みすぎると逆に煩雑な印象を与えるため、適度な余白を確保することも不可欠です。
色使いでブランドイメージを統一する
パンフレットの色使いは企業のブランドイメージを統一する重要な要素です。ブースの装飾やユニフォームとの一体感を保ち、ブランド認知の強化につなげるためにも企業カラーを基調としたデザインがおすすめです。
なお色の使い方には一定のルールを設けましょう。メインカラー、サブカラー、アクセントカラーの3色程度に絞り込むとまとまりのある印象になります。例えば企業カラーが青の場合、背景に淡い青、見出しに濃い青、アクセントとしてオレンジを使うといった配色が考えられます。
レイアウトで情報の優先順位を明確にする
パンフレットのレイアウトでは情報の優先順位を視覚的に明確にすることが重要です。読み手の視線の流れを意識し、重要な情報ほど目立つ位置に配置するのがポイントです。
一般的に人の視線は左上から右下へ移動する傾向があります。そのため左上には企業ロゴや重要なキャッチコピーを配置し、右下には問い合わせ先や行動喚起の要素を配置すると効果的です。また見出しのフォントサイズを大きくして本文との差を明確にすることで情報の流れが分かりやすくなります。
展示会用パンフレットを制作する時の注意点

最後に展示会用パンフレットを制作する際に注意すべき3つのポイントをご紹介します。
情報量を詰め込みすぎない
パンフレット制作でよくある失敗は情報を詰め込みすぎることです。「せっかく作るのだから多くの情報を載せたい」と考えるケースは珍しくありませんが、情報過多なパンフレットは来場者の読む気を削いでしまいます。
特に文字サイズが小さすぎると読みにくくなるため、読みやすい文字サイズを意識してください。また1ページあたりの文字数にも配慮が必要です。文章が長く続くと読み手の集中力が途切れるため、箇条書きや短い段落に分けて記載する工夫が求められます。
情報を厳選した結果として掲載できなかった詳細情報については、QRコードやURLを通じてWebサイトへ誘導すると良いでしょう。
印刷納期を余裕を持って設定する
パンフレットの印刷には一定の期間が必要となるため納期を余裕を持って設定することも重要です。展示会直前になって慌てて発注すると、印刷ミスや配送遅延が発生した際に対応できなくなるからです。
印刷会社によって納期は異なりますが、一般的にはデザイン確定から納品までに1週間から2週間程度を見込んでおくと安心です。校正の工程も複数回行うことを前提にスケジュールを組みましょう。なお大規模な展示会が近づくと印刷会社への依頼が集中するため、早めに発注することで希望の納期を確保しやすくなります。
展示会後の二次利用方法も想定する
パンフレット制作の際には展示会後の二次利用方法も想定しておきましょう。特定の展示会専用の内容にしてしまうと、その展示会終了後には使えなくなり印刷したパンフレットが無駄になってしまいます。
展示会名や開催日といった特定のイベント情報はパンフレット本体には記載せず、別紙やシールで対応するのが一つの方法です。この方法であれば展示会後も営業資料やWebサイトからのダウンロード資料として活用できます。
またデジタル版のパンフレットも併せて用意しておくと便利です。PDF形式で保存しておけばメールでの送付やWebサイトへの掲載が可能になり、展示会に参加できなかった見込み顧客にも情報を届けられます。
まとめ

展示会用パンフレットは企業や製品の魅力を効果的に伝え、商談や次のアクションへつなげるための重要なツールです。本記事でご紹介したターゲット層の明確化、情報の厳選と優先順位づけ、ビジュアル要素を活用するなどのポイントを押さえながら、印象的で実用性の高いパンフレットを制作してください。
展示会での印象づくりにはパンフレットと合わせてノベルティの活用も効果的です。森永製菓の「おかしプリント」なら、ハイチュウやラムネといった人気菓子に企業ロゴやメッセージをプリントして配布できます。パンフレットと一緒にノベルティを手渡すことで、来場者との会話が自然と弾み、好印象を残せます。最小ロット100個から対応可能で、デザイン入稿後約2週間で納品されるため、パンフレット制作と並行して準備を進められます。ノベルティ選びでお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。