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展示会の英語対応で押さえておきたい表現・フレーズと営業のコツ

グローバル化が進むBtoB市場において、展示会での英語対応は避けて通れない課題です。国内開催の展示会でも海外からの来場者が増え、英語でのコミュニケーションが求められる場面は年々増加しているからです。
しかし一方で「急場で英語対応が可能な状況を用意できない」と悩む担当者も少なくありません。
本記事では展示会の英語対応で使える、実践的な英語表現・フレーズを場面別に紹介します。展示会における企業の英語対応を円滑に進めるための具体的なコツも解説しているので、ぜひご覧ください。
展示会では英語対応を準備しておくべき理由

ここでは展示会への出展を進める場合に、英語対応の準備が必要な理由を2つの視点から解説します。
展示会を訪れる海外顧客が増えているため
国内で開催される産業展示会においても、海外企業の参加者数は増加傾向にあります。特にIT・テクノロジー、製造業、素材関連の専門展示会をはじめとして、アジアや欧米からの来場者が一定数存在します。
こうした海外顧客は日本市場への参入を検討していたり、日本企業との協業を模索していたりと、具体的な目的を持って来場するのが一般的です。
しかし海外からの来場者に対して英語対応ができない企業は、競合他社に貴重なビジネスチャンスを奪われてしまう可能性が出てくるのです。
国際的なブランドイメージを高めるため
展示会で英語対応が可能な状況を準備しておくことで、自社の国際的なブランドイメージを高める効果も得られます。英語対応が可能なブースは「グローバル市場を視野に入れている企業」「国際水準の製品・サービスを提供できる企業」という印象を来場者や他の出展企業に対して与えるからです。
たとえ当面は国内市場が主戦場であっても、将来的な海外展開を見据えた準備をしている姿勢は、国内顧客に対しても信頼感と先進性をアピールする材料となります。
また英語対応が可能な企業は展示会後の情報発信やSNS上での口コミでも有利に働きます。海外の来場者がSNSで「日本の展示会で英語対応が素晴らしかった」と発信すれば、国境を越えた認知拡大のチャンスにもなりえるからです。
展示会での英語対応で押さえておきたい表現・フレーズ【場面別】

次に展示会の英語対応が必要になる各場面を例として実際に使える表現を具体的にご紹介します。
呼び込み・声掛けで使える英語対応の表現
展示会における最初の接点となる呼び込み・声掛けでは、親しみやすさと明確さのバランスが取れた英語対応が求められます。具体的には以下のような表現を用いるのが効果的です。
“Hello! Are you interested in [製品カテゴリー]?”(こんにちは、[製品カテゴリー]に興味はありますか?)
“Would you like to see our latest products?”(最新製品をご覧になりませんか?)
“We have a live demonstration right now.”(今ちょうど実演を行っています)
“This technology can reduce your costs by up to 30%.”(この技術でコストを最大30%削減できます)
“We’re showcasing a solution that addresses [課題].”([課題]を解決するソリューションを展示しています)
歩く速度が速い来場者には短く端的に、立ち止まって見ている来場者には一歩踏み込んだ情報提供をするなど、相手の反応に応じて使い分けるのが有効です。
自社製品のPRで使える英語対応の表現
自社の製品紹介・PRの場面では専門用語を避け、顧客やユーザーにとってのベネフィットを明確に伝える表現が効果的です。たとえば次のようなフレーズを用いると良いでしょう。
“Our solution stands out with its [特徴].”(当社のソリューションは[特徴]で差別化されています)
“We’ve achieved [数値] improvement compared to conventional methods.”(従来の方法と比較して[数値]の改善を実現しました)
“This will help you streamline your [業務プロセス].”(これにより[業務プロセス]を効率化できます)
“You can expect a payback period of approximately [期間].”(投資回収期間は約[期間]を見込めます)
“Our clients typically see results within [期間].”(当社の顧客は通常[期間]以内に成果を実感しています)
数字やデータを交えて説明できると、言語の壁を越えて説得力を持たせることができます。可能であれば簡単なグラフや図表を用意しておき、視覚的な資料で補完しながら説明しましょう。
ヒアリングで使える英語対応の表現
ヒアリングによって相手のニーズを引き出すことができることから、展示会営業では成否を分ける重要なステップとなります。英語対応であっても相手のニーズをしっかりと把握するために、次のようなオープンクエスチョンを用いるのが効果的です。
“What brought you to this exhibition today?”(本日はどのような目的で来場されましたか?)
“What challenges are you currently facing with [分野]?”(現在[分野]でどのような課題をお持ちですか?)
“How are you handling [業務] at the moment?”(現在[業務]をどのように進めていますか?)
“Could you tell me more about that?”(もう少し詳しくお聞かせいただけますか?)
“Do you have a specific timeline for implementation?”(いつ頃の導入をお考えですか?)
英語に自信がない場合、無理に早口で話そうとせず、ゆっくり明瞭に発音することを心がけましょう。
名刺交換・商談で使える英語対応の表現
展示会営業から着実に商談化へと進めるためには、次のような英語表現を活用してみましょう。
“May I have your business card?”(名刺を頂戴できますか?)
“Thank you, Mr./Ms. [名前]. I’m [自分の名前] from [会社名].”(ありがとうございます、[名前]様。私は[会社名]の[自分の名前]と申します)
“Would you be interested in a detailed discussion?”(詳細なお打ち合わせにご興味はありますか?)
“I’d like to send you more information. What’s the best way to reach you?”(詳しい資料をお送りしたいのですが、最適な連絡方法を教えていただけますか?)
“I can send you technical specifications after the show.”(展示会後に技術仕様書をお送りできます)
なお名刺交換時には、相手の役職や所属部署を確認し、決裁権の有無や影響力を見極めることも忘れずに行うことが大切です。
クロージングトークで使える英語対応の表現
会話の締めくくりでは次のアクションを明確にして相手との関係性を継続させることが重要です。具体的には、次のような英語表現がおすすめです。
“I’ll send you the information by [日付].”([日付]までに資料をお送りします)
“Could we schedule a call for [日付]?”([日付]にお電話でお話しできますか?)
“I look forward to working with you.”(今後ご一緒できることを楽しみにしています)
“I’m confident we can help you with [課題].”([課題]についてお力になれると確信しています)
“Please feel free to take our materials.”(ご自由に資料をお持ちください)
なおクロージングの段階では笑顔と自信を持った態度を心がけましょう。相手の記憶に残るポジティブな印象を与えられるかが、その後のフォローアップの成否を左右します。
展示会の英語対応で円滑なコミュニケーションを取るコツ

ここからは英語での対応を円滑に進めるための実践的なコツを5つご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 事前に英語研修を実施する
- 英語版のパンフレット・ノベルティも用意する
- デモ・動画で視覚的に伝える準備をする
- プロに通訳を依頼する
- 翻訳ツール・アプリを活用する
事前に英語研修を実施する
英語対応を念頭においた展示会出展を行う場合、展示会の1〜2か月前から英語研修を実施し、スタッフの準備を整えることが効果的です。
想定される場面ごとにロールプレイングを行い、実践的な会話練習を積み重ねましょう。製品説明、質疑応答、名刺交換といった各場面でよく使うフレーズをリスト化し、スタッフ全員で共有しておくのも有効です。
なお完璧な英語を話せるスタッフを揃える必要はなく、基本的なコミュニケーションができて、熱意を持って製品を説明できる姿勢があれば、多くの海外顧客は好意的に受け止めてくれます。文法の細かい間違いを恐れるよりも、積極的に話しかける姿勢を育てることを研修の目的としてください。
英語版のパンフレット・ノベルティも用意する
展示会での英語対応の一環として英語版の配布資料やノベルティを用意することも効果的です。特に製品パンフレットや仕様書、価格表といった主要資料は、英語版を必ず準備しましょう。翻訳の精度が不安な場合は、ネイティブスピーカーや専門の翻訳会社にチェックを依頼することをおすすめします。
デモ・動画で視覚的に伝える準備をする
言語での説明が難しい場面でも、デモ・動画といった視覚的なコンテンツがあればスムーズなコミュニケーションを図ることができます。
特に製品の実機デモは言語に関係なく機能や性能を伝える強力な手段です。操作手順を実際に見せながら説明すれば、英語が完璧でなくても相手に伝えることができるからです。
また製品紹介動画やユースケースを紹介する動画コンテンツも効果的です。ブースに設置したモニターやタブレットで繰り返し再生することで、言葉による詳細な説明がなくても製品の価値を伝えられます。動画コンテンツを準備する際は英語字幕やナレーションを付けることも欠かさないようにしましょう。
プロに通訳を依頼する
海外顧客との重要な商談が見込まれる展示会の場合、プロの通訳者を雇用・配置することも検討しましょう。自社製品や業界事情に精通した通訳者がいれば、複雑な技術仕様や契約条件といった高度な内容も正確に伝えられます。
なお通訳者を手配する際は自社の業界や製品に関する知識を持つ専門通訳者を選ぶことが重要です。展示会の数週間前から資料を共有し、専門用語や製品知識について事前にブリーフィングを行っておけば、期待通りのパフォーマンスを発揮してくれることでしょう。
翻訳ツール・アプリを活用する
近年では翻訳アプリの精度が飛躍的に向上しているため、展示会での補助ツールとしても十分活用できます。スマートフォンの音声翻訳アプリを使えば、特別な準備なしでリアルタイムで会話を翻訳できます。完璧な翻訳ではないものの、基本的な意思疎通には十分な精度があります。
ただし翻訳ツールに全面的に依存するのではなく、あくまで補助的な位置付けとして活用することが大切です。機械翻訳の結果をそのまま読み上げるのではなく、自分の言葉で相手に伝える姿勢を保ちましょう。
まとめ

展示会での英語対応は、海外顧客との商談機会を広げるだけでなく、企業の国際的なブランド価値を高める効果も見込める重要な取り組みです。完璧な英語力を身につけるよりも、本記事の英語表現・フレーズ集などを参考に、準備と工夫によって円滑なコミュニケーションを実現することを目指してみてください。
展示会で海外顧客にも好印象を与えたい企業におすすめなのが、森永製菓の「おかしプリント」です。国際的にも認知された人気菓子「HI-CHEW」などのパッケージに英語メッセージを印刷すれば、言語の壁を越えて親しみやすさと企業イメージの両方を伝えられます。
英語対応が求められる展示会を予定している場合には、当日配布のノベルティの候補として検討してみてください。