大豆は、植物性の食品のなかでもタンパク質を多く含む食材です。
“畑の肉”と呼ばれているのは有名ですね。そんな大豆には、健康維持に役立つ様々な効果が期待できます。
大豆に含まれる栄養成分をみると改めて大豆パワーに驚くこと間違いなしです。
中でも大豆タンパク質の力を詳しく解説します。
まず、大豆にはどのような栄養成分が含まれているのでしょうか。
大豆、肉類、牛乳の主な栄養価をご覧ください。
大豆(乾)100gは料理をすると量が多く食べるのが難しいので、あくまでも参考にしてくださいね。
大豆水煮や蒸し大豆は料理にそのまま使え、ボリューム的にも肉類100gと比較できます。
栄養価を比較するときは、一回に食べる量を確認することと便利です。
“畑の肉”と呼ばれるだけあって、タンパク質量は肉類とほぼ同じです。
脂質量は少なく、肉類には含まれない食物繊維が豊富です。カルシウムも牛乳と同量含まれます。鉄分も含まれます。
ただし、大豆の鉄分は吸収効率が下がる非ヘム鉄なので、ビタミンCと一緒に食べることを意識しましょう。(肉類は動物性食品であるため吸収の良いヘム鉄が含まれます。植物性食品である大豆の非ヘム鉄と単純に比較することは難しいです。)
このように、大豆には健康の維持に役立つ栄養成分がたくさん含まれているのです。
今回はその中でも、大豆タンパク質に注目して、どのような健康維持の効果があるといわれているのかを解説します。
タンパク質の栄養価の評価法として、アミノ酸スコアというものがあります。
アミノ酸スコアの満点は100で、100に近ければ近いほど良質なタンパク質と言われています。
実は以前、大豆タンパク質のアミノ酸スコアは過少評価されていましたが、現在では満点の100とされています。
吸収率も高く、95%以上です。体内でほぼ完全利用できるタンパク質です。
ただし、吸収速度に関しては、乳清タンパクであるホエイと比べるとゆっくりと吸収されるという違いがあります。
言い換えれば、消化に時間がかかるので腹持ちが良いという事です。ダイエットにはうれしいですね。
また、大豆タンパク質のアミノ酸には分岐鎖アミノ酸(BCAA)を100gあたり13.7g含みます。
これは全アミノ酸の18%に相当する量です。BCAAはカラダづくりに重要な働きを示す必須アミノ酸です。
スポーツを楽しんでいる人は効果を実感したいですね。
大豆イソフラボンには女性ホルモンに似た作用があることはよく知られています。
しかし、生活習慣の乱れで引き起こされる、体の負担となる作用を良好な状態に導く様々なはたらきが解明されつつあります。
イソフラボンの中には、ゲニステインやダイゼインなどの種類があり、種類によって働きが若干異なるようです。
まだまだ、大豆の健康パワー、見つかってきそうですね。
大豆タンパク質はグルコースの取り込みを促進し、カラダづくり維持をサポートしてくれます。筋力トレーニングに励んでいるときのお供にも良いですね。
「大豆タンパク質のパワーを改めて見直した」と感じていただけましたか。
ホエイやカゼインを含むプロテインと違って、大豆プロテインには、大豆イソフラボンが含まれ、健康維持を期待できます。
日々の健康維持のために、大豆プロテインを一度試してみてはいかがでしょうか?
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水や牛乳に溶かすだけで簡単に、脂質も抑えてタンパク質がたくさん摂取できるほか、
女性にとって重要なカルシウムや葉酸が含まれております。
大豆特有の香りや苦みがほとんどなく、軽くシェイクしただけで完全に溶けるため初心者にも飲みやすい商品です。
参考文献「大豆の栄養と機能性」 家守幸男 シーエムシー出版