体脂肪を減らして筋肉をつけるには、毎日のトレーニングは欠かすことができません。しかし、ただ毎日トレーニングをすれば理想的な筋肉を得られるかというと、それは違います。トレーニングによって疲れ、傷ついてしまった筋肉には適切な休養と栄養補給が欠かせません。
今回はトレーニング後のケアとして摂取してほしいタンパク質の中でもホエイとカゼインに注目していたいと思います。実は、これらのタンパク質は混ぜると単体で摂取するよりも更なる効果をあげるようなのです。
ホエイ(乳清)とは、牛乳から脂肪と固形のタンパク質を取り除いた後に残る液体部分のことを指します。ホエイを作る時に取り除いた固形のタンパク質は、実はカゼインです。そうなのです。ホエイもカゼインも牛乳と非常に深い関係があるのです。
タンパク質はアミノ酸が合成されることで生まれるのですが、人の体に必要なタンパク質を合成させるのに必要なアミノ酸は、全部で20種類あります。
そのうち11種類は人が自力で生み出すことができるアミノ酸ですが、残りはどうやっても作ることができません。
ではどうやってそのアミノ酸を手に入れるのかと言えば「食べる」しかなく、しかし必ず必要なので「必須アミノ酸」と呼ばれています。
必須アミノ酸は私達の筋肉を作り上げる上で欠かすことができない物質群ですから、ぜひ積極的に摂っておきたいところです。
特に、ホエイには他のタンパク質と比べるとはるかに多くの必須アミノ酸であるBCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)が含まれています。BCAAは運動をするときに必要なエネルギーを生みだす源になるだけではなく、運動によって疲れてしまった筋肉の疲労を回復に導く効果も期待できます。
カゼインとはカルシウムを大量に含んだタンパク質です。カゼインには腸が収縮と弛緩を繰り返して腸の内容物を外に排出する「ぜん動運動」を抑制する効果があります。「ぜん動運動が抑制される」というと何だか便秘になってしまいそうなイメージがありますが、ぜん動運動が抑制されることで食べ物が腸の中にいる時間が長くなるので、その分だけ栄養素の吸収が高まる可能性が期待できます。
ここまで見てきたように、ホエイにはホエイの、カゼインにはカゼインの長所があります。それでは、これらのタンパク質を混ぜて摂るとどのような効果が期待できるのでしょうか?
カゼインは体への吸収スピードが遅いという特徴があります。「スピードが遅い」というとデメリットのように感じるかもしれませんが、ホエイと一緒に摂取することで、カゼインが体への吸収スピードが遅いという現象がメリットに変化します。
ホエイはカゼインに比べると体への吸収スピードが速く、約2時間で体へと吸収されていきます。即効性を求めるのであればホエイだけでも構いませんが、時間をかけて体にタンパク質を補給したいと思うとホエイだけでは足りないのです。
そこでホエイとは逆の特性を持つ、時間をかけて吸収されるというのがカゼインになります。カゼインが体に吸収されるスピードは約7~8時間と、ホエイに対して3倍ほど時間がかかるのです。
つまり、トレーニングを終えた後に少しでも早く栄養補給をしつつ、体の中で時間をかけてタンパク質をじっくりと吸収させていくには、ホエイとカゼインを混ぜるというスタイルが非常に効率よく、効果的なのです。
ホエイとカゼインは牛乳という同じものから生まれている縁の深い関係でありながら、ホエイとカゼインを混ぜて摂ることで相乗効果も発揮してくれるという組み合わせなのです。
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