前回は元気ホルモンについてお話しさせて頂きましたが、今回はその逆、身体を守るホルモンのお話です。
エストロゲンが外向的なら、プロゲステロンは内向的と表現したらよろしいでしょうか。
女性の身体の内側を守り、妊娠するために最適な環境を整えるためのホルモンで約10日~14日間続きます。
親鳥が巣を作り、卵を温め、外敵から巣と卵を懸命に守っているイメージです。
プロゲステロン期は、自身の体も心も少しテロンテロンしてしまうような、ちょっと弱くなってしまうことがあります。
*体がむくみやすくなる
*日中眠くなる
*お肌のコンディションが悪くなる
*頭痛
*肩凝り
*便秘
*体温が上がる
*免疫力が低下し、風邪などひきやすくなる
*体重増加
*落ち込みやすい
*イライラしやすい
*やる気が出ない
*疲れやすい
*不安になる
*急に涙がポロポロこぼれてしまう
このような症状が現れると、
「体がむくんでるし、肌荒れしてるし、今夜のデートは気分が乗らないな…」
「せっかくのデートなのにイライラしてケンカしちゃった…」
「昨日まで集中できた仕事が今日は全然はかどらないし、ミスしてしまって自信喪失…」
なんて負のスパイラルに陥ってしまうこともあるかもしれませんね。
女性はこのプロゲステロン期とエストロゲン期を繰り返し、新しい命を誕生させます。
皆さんお母さんのお腹の中で大切に大切に命を守られ、育てられ、生まれてきたのです。
プロゲステロン期は、塩分や糖分を摂り過ぎない、コーヒーや辛いものを控えるなど、
お食事面からの対策も大切ですが、「この時期は無理をせず、自分自身を労わってあげよう!」
という気持ちで過ごすことも大切です。