タンパク質不足を補うために、粉末プロテインやプロテインバーを活用することは選択肢の一つです。粉末プロテインとプロテインバーのどちらを活用しようか、迷っている方もいるのではないでしょうか。本記事では、粉末プロテインとプロテインバーを比較しながら解説します。
※記事内でご紹介している森永製菓の製品の栄養成分は、2024年11月11日時点のものとなります。
プロテインといっても、製品の種類によって特徴が異なります。粉末プロテインとプロテインバーにはどのような違いがあるのでしょうか。特徴を知っておくと、製品を活用しやすくなると思います。
粉末プロテインは種類が多く、製品によって摂取できるタンパク質量や栄養素、フレーバー、溶けやすさなどが異なります。
作り方は、専用のスプーンで1食分を量り、水や牛乳などの飲料と共にシェイカーにいれてしっかり振り、溶かします。しかし、作り置きができないため、飲む直前に溶かすことが基本です。スポーツジムや勤務先などで粉末プロテインを飲みたい場合は、粉末と飲料、シェイカーを持ち歩く必要があります。
森永製菓が取り扱う粉末プロテインは、1食あたりで20g以上のタンパク質を摂取できるものや鉄分が強化されたものなど、幅広いラインアップから選べることが特徴です。
プロテインバーは、粉末プロテインのように溶かす手間がなく、手軽にタンパク質を摂取できるスティック状の食品です。チョコレートタイプや、ウェファータイプなど数種類あり、食感や味わいはさまざまです。タンパク質やその他の栄養素を摂取できる一方で、脂質が多く含まれているプロテインバーもあるため、脂質が気になる方は注意が必要です。
森永製菓が取り扱うプロテインバーは、常温保存が可能で持ち運びしやすいため、外出先でも食べやすいと感じると思います。コンビニエンスストアやドラッグストアなどの身近なお店で取り扱いがあるため購入しやすいこともメリットです。
プロテイン製品を活用する目的には、どのようなものがあるでしょうか。理想のカラダづくりのサポートのため、食事から摂取するだけでは不足してしまうタンパク質を補うためなど、さまざまだと思います。
プロテインの活用目的がそれぞれ異なるのは、カラダに必要なタンパク質が年齢や性別、運動習慣の有無などで差があることも要因の一つです。「日本人の食事摂取基準(2020年版)」に示されているタンパク質の推奨量は、18~64歳の男性で65g、女性で50gとされていますが、カラダの大きさや活動量などによってタンパク質の必要量は変化します。
タンパク質がどのくらい不足しているのか、どのようなシーンで活用したいのかで、特徴にあったプロテイン製品を選択することがおすすめです。
タンパク質を多く含む食品であるお肉や魚は、脂質も多いとイメージする方もいると思います。粉末プロテインは、牛乳や大豆などからタンパク質を取り出したものを配合しているため、脂質の摂取量を抑えながらタンパク質を摂取できます。
森永製菓が取り扱う主な粉末プロテインに含まれている脂質がどのくらいなのか、表1にまとめました。
森永製菓のプロテインバーの「inバープロテイン ザクザクチョコ」は脂質10.5gであることから、表1にまとめた粉末プロテインの脂質と比べると5~10倍の脂質が含まれています。そのため、脂質を抑えながらタンパク質を摂取したい場合は、粉末プロテインが選択肢になります。
粉末プロテインとプロテインバーを活用する上で、具体的な利用シーンや目的別で比較しました。
運動習慣がある方は、活動量の増加に合わせてタンパク質の摂取量を増やしたい、カラダのリカバリーのためにプロテインを活用して栄養補給をしたい、などと考えるのではないでしょうか。
粉末プロテインに配合されているタンパク質の種類は、主に牛乳由来のホエイプロテインとカゼインプロテイン、そして大豆由来の大豆プロテインです。ホエイプロテインはカラダへの吸収が速やかであり、カゼインプロテインと大豆プロテインは吸収が緩やかなことが特徴です。トレーニングによって消耗したカラダのリカバリーや、持続的なタンパク質補給のサポートに粉末プロテインは活用しやすいと思います。
プロテインバーは持ち運びしやすく、手軽に食べられます。外出先で粉末プロテインを溶かすことが難しい場合などに便利で、活用しやすいのではないでしょうか。
朝は準備で忙しく、朝食をゆっくりとる時間が確保できない方もいると思います。そうすると、トースト1枚のみ、
1日3回の食事の中で十分量のタンパク質が摂取しきれない場合は、食事のサポートとしてプロテインを活用することも方法の一つです。
自宅で朝食をとる場合は、粉末プロテインとプロテインバーのどちらでも活用しやすいのではないでしょうか。タンパク質だけでなくビタミンやミネラルが配合されている製品もあるため、不足しがちな栄養素もサポートすることができます。
間食や小腹が空いたときにも、粉末プロテインやプロテインバーを活用することができます。森永製菓の粉末プロテインは、フレーバーが数種類あります。例えば、甘い味わいの森永ココア味は、休憩中に飲むと気分転換になるのではないでしょうか。
プロテインバーにはチョコレートタイプやウェファータイプなどがあり、お菓子を食べる感覚でタンパク質が摂取できると思います。
外出先での食事の補助には、溶かす手間がかかる粉末プロテインよりもプロテインバーが活用しやすいと思います。一方で、活用するプロテインバーによっては摂取エネルギーや脂質などが、カラダに必要な量よりも過剰に摂取してしまう可能性もあります。エネルギー量が低いプロテインバーを選ぶなどして、活用することも方法の一つです。
1食で栄養バランスを整える必要はなく、数日間でカラダに必要な栄養素を摂取できるように調整する方法もあります。タンパク質が不足した食事があれば、帰宅後や次の日の朝などに、粉末プロテインやプロテインバーでタンパク質を補ってみてはいかがでしょうか。
減量中は摂取エネルギー量を調整しながら、カラダづくりの材料となるタンパク質の摂取を意識したいものです。タンパク質を多く含む主な食品は、肉類、魚介類、卵、大豆・大豆製品、乳・乳製品があります。
しかし、タンパク質が多く含まれている食品の中には、脂質が多く含まれているものもあり、減量中は食べる量を調整したいと考える方もいるのではないでしょうか。脂質を控えながらタンパク質を補いたい場合は、粉末プロテインを活用する方法もあります。
森永製菓が取り扱う粉末プロテインとプロテインバーの中から、おすすめの製品を紹介します。なお、森永製菓の粉末プロテインにはビタミンB群が配合されており、代謝をサポートします。
ホエイプロテインとカゼインプロテインを配合し、吸収スピードの差でタンパク質補給をサポートします。1食あたりのタンパク質量は23.3g、エネルギー量は113kcalです(森永ココア味)。カルシウムや鉄も配合されており、日々の食事で不足しがちなミネラルも補えます。トレーニング前後や朝の栄養補給に活用しやすいのではないでしょうか。
緩やかに吸収される大豆プロテインが配合されています。1食あたりタンパク質量は15.6g、エネルギー量は82kcalです。ビタミンCや鉄も配合されています。摂取エネルギーを控えながらタンパク質を摂取できるため、減量中にも活用しやすいと思います。
大豆プロテインを配合しています。大豆由来の香りや苦みは抑えられており、飲みやすさを感じるのではないでしょうか。1食あたりタンパク質量は10.4g、エネルギー量は74kcal(コーヒー味)を摂取できます。朝の栄養補給や減量中にもおすすめです。
ホエイタンパク質を配合しており、速やかにカラダに吸収されます。1食あたりタンパク質量は6.6g、エネルギー量は116kcal(ココア味)です。運動後のリカバリーをサポートする目的で活用しやすいと思います。
クランチが混ぜ込まれていてザクザク食感がある、チョコレートバータイプです。1本あたりタンパク質量は16.9g、エネルギーは214kcalを摂取できます。満足感を感じる味わいで、間食や小腹が空いたときの栄養補給に活用しやすいのではないでしょうか。
しっとりとしたベイクドタイプです。1本あたりタンパク質量は16.0g、エネルギー量は192kcalを摂取できます。トレーニング後のタンパク質補給や、間食や朝食のようなシーンでおすすめです。
ドライフルーツやナッツの入ったグラノーラタイプです。1本あたりタンパク質量は10.9g、エネルギー量は114kcal摂取できます。森永製菓のプロテインバーの中では脂質が控えめで、1本あたりの脂質が0.6gです。脂質を抑えたい方も活用しやすいプロテインバーだと思います。
粉末プロテインとプロテインバーは特徴が異なります。森永製菓が取り扱うプロテインはさまざまな種類があります。活用シーンや目的に合わせて、商品を試してみてはいかがでしょうか。
<参考>
1) 日本人の食事摂取基準(2020年版) 参照日:2024年11月11日
プロテイン効果
inバープロテイン ザクザクチョコ