プロテインは作り置きしてもいい?代わりの方法とあわせて解説
さまざまな種類があるプロテインのうち、水や牛乳に溶かして飲む粉末プロテインを活用している方は多いのではないでしょうか。普段の生活にプロテインを取り入れてみると、忙しい日や運動後にすぐ飲めるよう「作り置きしておきたい」と考える方もいるかもしれません。
本記事では、プロテインを作り置きしていいのかを解説します。
※記事内でご紹介している森永製菓の製品の栄養成分は、2024年10月8日時点のものとなります。
プロテインの作り置きはOK?NG?
粉末プロテインは、「飲む直前」に水や牛乳などの飲料と混ぜ合わせることが基本です。粉末プロテインを飲料と混ぜた状態で置いておく「作り置き」はできません。なぜ、プロテインの作り置きはNGなのでしょうか。
食中毒のリスクがある1)
食中毒は、原因となる細菌やウイルスが付いた物を食べることで起こります。ウイルスの場合は食品中では増えませんが、細菌は条件がそろうと食品中で増えることが特徴です。
粉末プロテインを飲料に混ぜると、細菌が増える条件の「水分と栄養素」がそろいます。粉末プロテインを作り置きすることで、細菌が増殖していくことから、食中毒のリスクが高まるのです。そのため、粉末プロテインの作り置きはせず、混ぜ合わせたらすぐに飲み切りましょう。
また、お腹の空き具合や体調によって、1食分のプロテインがどうしても飲み切れない日もあるかもしれません。しかし、一度口を付けて残ってしまったプロテインは、細菌が繁殖しやすいです。もったいないと思われるかもしれませんが、食中毒予防のためにプロテインの飲み残しは必ず捨てるようにしてください。
成分が変化する可能性がある
先述したように、粉末プロテインを作り置きすると細菌が増殖する可能性があります。プロテインに含まれている栄養素を元にして細菌は増えるため、作り置きすることで成分が変化する可能性もあり注意が必要です。
また、粉末プロテインにはタンパク質のほかにも、ビタミンやミネラルなどが配合されている製品があります。ビタミンCのように光や熱に弱い性質を持つものもあり、作り置きをすることで配合されている栄養素の成分が変化してしまうかもしれません。
味わいが変化する可能性がある
食品が傷むと、匂いや味わい、食感が変化してしまうことがあります。例えば、手作りの弁当を持ち歩く場合、おかずを十分に冷ましてから詰めたり、保冷剤を活用したりなど、傷まない工夫をすると思います。
しかし、十分に気を付けていても、その日の気温や持ち歩く時間などによって、弁当のおかずが傷んでしまい、匂いや味わいが変化した経験がある方もいるのではないでしょうか。
プロテインも食品の一つであり、作り置きをすることで味わいが変化する可能性があります。森永製菓の粉末プロテインは、ココア味やコーヒー味のようにフレーバーが付けられています。粉末プロテインそのままの味を楽しむためにも作り置きは避け、混ぜ合わせたらすぐに飲むことがおすすめです。
作り置きをしないでプロテインを活用する方法
ライフスタイルの中で、プロテインの作り置きを考えてしまうとき、どのような理由が思い浮かぶでしょうか。例えば、スポーツジムでの運動後に飲むために持ち運びたい、混ぜる手間なくすぐに活用したい、手軽にタンパク質を摂取したいなど、さまざまな理由があると思います。
粉末プロテインの作り置きはせずに、別の方法で対処できるのでしょうか。
パウダーを持ち運ぶ
自宅で飲んでいる粉末プロテインを外出先でも飲みたい場合、混ぜる前の状態で持ち運ぶ方法があります。チャック付きの食品保存袋などに粉末プロテインの1食分を入れ、別で水などの飲料、シェイカーなどの混ぜる容器を持ち運びます。プロテインを飲みたいタイミングで、粉末プロテインと飲料を混ぜれば、外出先でも粉末プロテインを活用できます。
高タンパク質な食品の選択肢を増やす
コンビニエンスストアでは、鶏肉や豆腐加工品、ゆで卵など、タンパク質不足を補える高タンパク質な食品も販売されています。プロテイン以外の食品の選択肢を増やすことで、タンパク質不足の解消につながりやすくなると思います。
仕事が忙しく昼食が軽食になってしまった場合など、自宅以外の場所でタンパク質不足が気になったときには、粉末プロテインに限らずほかの選択肢を増やすことも方法の一つです。
粉末プロテイン以外のプロテイン製品を活用する
プロテイン製品には、プロテインバーやゼリー飲料、ドリンクなど、さまざまな種類があります。手軽にプロテインを活用したい場合は、粉末プロテイン以外の製品を選ぶことも方法の一つです。
製品によって摂取できるタンパク質量やそのほかの栄養素は異なります。プロテイン製品には複数の種類があるので、特徴を比較することで自分に合う製品が見つかるのではないでしょうか。
持ち運びしやすい森永製菓のプロテインの紹介
プロテイン製品は、目的や活用シーンに合わせて選ぶことができます。森永製菓が取り扱うプロテイン製品の中から、作り置きをせずに手軽に活用でき、なおかつ持ち運びもしやすいものを紹介します。
爽やかなヨーグルト味「inゼリー プロテイン5g」
1個あたりタンパク質5g、33kcalを摂取できるゼリー飲料です。喉ごしが良く、片手で飲めることから、手軽にタンパク質が補給できると感じるのではないでしょうか。牛乳コップ1杯分のタンパク質と同等ながら、低糖質で脂肪ゼロであり、減量中のタンパク質補給にも活用しやすいと思います。
スポーツシーンで飲みやすい「inゼリー プロテイン15g」
1袋あたりタンパク質15.6g、エネルギー111kcalを摂取できるゼリー飲料です。カラダづくりをしていてタンパク質不足が気になる方、運動前後の栄養補給、食事が軽食になった日の間食など、さまざまなシーンで活用できるのではないでしょうか。酸味のあるミックスベリーヨーグルト味です。
クランチチョコタイプの「inバープロテイン ザクザクチョコ」
1本あたりタンパク質16.9g、エネルギー214kcalを摂取できるプロテインバーです。ザクザクとしたクランチ入りのチョコレートバーで、食べ応えを感じると思います。ゆっくりと吸収されるカゼインとソイプロテインが使用されており、満足感も続くのではないでしょうか。活動量の多い方、間食でもタンパク質を摂取したい方の選択肢の一つになると思います。
片手でグラノーラを食べられる「inバープロテイン グラノーラ」
1本あたりタンパク質10.9g、エネルギー114kcalを摂取できるプロテインバーです。ドライフルーツ入りのグラノーラをバーにしたもので、外出先でも食べやすいと思います。軽い食感の大豆パフやオーツ麦フレークの食べ応えがあり、小腹が空いたときの間食にもおすすめです。
成長期の栄養摂取をサポート「inバープロテイン ジュニアプロテイン ココア」
1本あたりタンパク質8.6g、エネルギー152kcalを摂取できる、ウェファータイプのプロテインバーです。サクッと軽い食感が特徴で、お菓子感覚でタンパク質を摂取できます。丈夫なカラダづくりにつながるカルシウムや鉄も配合されており、成長期のジュニアのほか、幅広い年齢でも活用しやすいと思います。
水分補給をしながらタンパク質補給できる「inドリンク プロテイン PET」
1本あたりタンパク質10g、エネルギー80kcalを摂取できるプロテイン飲料です。すっきりとした味わいのピーチ味で、水分補給をするようにタンパク質を摂取できます。粉末プロテインのように混ぜる手間がなく、常温で持ち運びできるため、外出先で活用しやすいことが特徴です。脂質ゼロで、脂質摂取が気になる方へもおすすめです。
まとめ
粉末プロテインは飲料を混ぜ合わせたら、すぐに飲むことが基本です。作り置きすると、細菌が繁殖する原因となり、食中毒や栄養素の変化、風味の変化などが起こる可能性があります。混ぜる手間が気になるシーンでは、粉末プロテインとは別のプロテイン製品や食品を選択してみてはいかがでしょうか。
<参考>
1)家庭での食中毒予防 参照日:2024年10月8日