プロテインの中には、ジュニア世代向けのジュニアプロテインもあります。成長過程の子どもがプロテインを活用する上で、注意することはあるのかと気になる方もいるかもしれません。本記事では、ジュニアプロテインについて解説します。
※記事内でご紹介している森永製菓の製品の栄養成分は、2024年8月5日時点のものとなります。
成人でプロテインを活用している方は、理想のカラダ作りのため、健康づくりのためなどさまざまな目的があると思います。カラダが大きく成長するジュニア世代は、プロテインを活用する前に、どのようなことに気を付けたらよいのでしょうか。
カラダに必要な栄養素は、食事から摂取することが基本です。年齢や性別、活動量などによってカラダに必要な栄養素は異なります。特に、成長期に入っているジュニア世代は成人よりも多く摂取する必要がある栄養素もあります。
栄養バランスが整った食事にするは、エネルギー源となるご飯やパン、麺などの「主食」、カラダを作る材料となるタンパク質を主に含む「主菜」、ビタミンやミネラルを摂取できる野菜やきのこ、海藻類などを使った「副菜」を用意することです。
食事からカラダに必要な栄養素が摂取できていれば、栄養補助食品は必要ありません。栄養補助食品は、あくまでも不足するエネルギーや栄養素を補うために活用します。
栄養補助食品の一つであるプロテインは、主にタンパク質を摂取できます。製品によっては代謝に関わるビタミンB群や、カルシウムや鉄など、ビタミンやミネラルも配合されているため、1食あたりで摂取できる栄養素を確認することが大切です。
栄養素の中には、ほとんど全ての人に対して健康障害をもたらすリスクがないとみなされる習慣的な摂取量の上限「耐容上限摂取量」が設定されているものがあります。日本人の食事摂取基準(2020年版)の中で、耐容上限摂取量が設定されているのは、ビタミンD、ナイアシン、ビタミンB6、葉酸、カルシウム、鉄などです。
食事で不足する栄養素をプロテインから摂取する場合、配合されている栄養素によっては過剰摂取になる可能性があります。プロテインに含まれている栄養素はパッケージに記載があるため、確認することがおすすめです。
耐容上限摂取量が設定されている、主な栄養素を推奨量や目安量とともに表にまとめました。栄養補助食品を活用するときの参考にしてください。
日本人の食事摂取基準(2020年版)を参考に筆者作表
参照日:2024年8月5日
日本人の食事摂取基準(2020年版)を参考に筆者作表
参照日:2024年8月5日
日本人の食事摂取基準(2020年版)を参考に筆者作表
参照日:2024年8月5日
日本人の食事摂取基準(2020年版)を参考に筆者作表
参照日:2024年8月5日
日本人の食事摂取基準(2020年版)を参考に筆者作表
参照日:2024年8月5日
日本人の食事摂取基準(2020年版)を参考に筆者作表
参照日:2024年8月5日
プロテインを継続して活用しようと考えている場合、活用のしやすさが気になる方もいるのではないでしょうか。プロテインはさまざまな形状の製品があります。
水や牛乳などに溶かして飲む粉末プロテインは、取り扱いの種類が多く、タンパク質量や摂取できる栄養素などで目的に合わせて選択できます。味わいもココア味やコーヒー味のほか、複数の種類があり、美味しくて飲み続けやすいものを選べることもメリットです。一方で、水に溶かして飲む工程があることから、外出先では飲みにくい場面もあるかもしれません。
外出先でも活用しやすいプロテインのなかには、プロテインバーやゼリー飲料があります。個包装になっているため持ち歩きやすく、お菓子を食べる感覚でタンパク質を摂取できることがメリットです。
さまざまなプロテイン製品の中から、ジュニア世代で活用しやすいものが見つかるのではないでしょうか。
カラダづくりに欠かせない栄養素のタンパク質ではありますが、必要以上に摂取すると体重増加やカラダの不調につながる可能性があります。ジュニア世代は、どのくらいのタンパク質を摂取すればよいのでしょうか。
摂取したいタンパク質量は、日本人の食事摂取基準(2020年版)に記載されています。ジュニア世代のタンパク質推奨量を表にまとめました。
日本人の食事摂取基準(2020年版)を参考に筆者作表
参照日:2024年8月5日
表のように、年齢や性別でタンパク質推奨量に差があります。カラダが成長していくジュニア世代は、カラダづくりの材料となるタンパク質推奨量は満たすように摂取したいものです。
食事量が少ない場合や、食べられるものが限られる場合など、さまざまな要因で食事から摂取できるタンパク質が少なくなる可能性があります。このように、食事から摂取できるタンパク質量が少ない場合は、プロテインを活用することも選択肢になるのではないでしょうか。
プロテイン製品によって1食あたりのタンパク質量が多いものもあり、活用することで必要以上にタンパク質を摂取してしまう可能性もあります。プロテインに記載されているタンパク質量を確認して、活用することが大切です。
スポーツに打ち込んでいる成人アスリートは、一般的な活動量の人と比べてカラダを消耗するため、タンパク質摂取量を増やして調整します。そのため、ジュニアアスリートも活動量が多くなる分、タンパク質摂取量を調整する必要がでてきます。
日本人の食事摂取基準(2020年版)から、習慣的に運動をしている(身体活動レベルⅢ)ジュニア世代のタンパク質目標量を表にまとめました。
日本人の食事摂取基準(2020年版)を参考に筆者作表
参照日:2024年8月5日
表のように、タンパク質の目標量は幅があります。競技特性や練習内容によって活動量が異なるなど、さまざまな要因によってカラダに必要なタンパク質量は異なるため、タンパク質摂取量は個人に合わせて調整することが必要です。
食事不足をプロテインで補いたい場合、ジュニア世代が活用すること想定したジュニアプロテインが選択肢の一つです。次に、森永製菓が取り扱うジュニアプロテインについてご紹介します。
1食あたりタンパク質8.4gを摂取できる粉末プロテインです。代謝に関わるビタミンB群のほか、カラダづくりをサポートするカルシウム、鉄、ビタミンDも配合されています。
水や牛乳に溶かして飲む粉末プロテインは、味によっては飲みにくいと感じる方もいるかもしれません。このジュニアプロテインは、森永のココアを使用しており、親しみやすい味と感じる方もいるのではないでしょうか。
森永ココア味は牛乳にも合う味わいです。牛乳に溶かすと水よりも満足感を得られると思う方もいると思います。栄養バランスが整わない朝食の栄養サポートや、おやつの時間の1杯など、さまざまな場面で活用しやすいのではないでしょうか。
成長期は、カラダづくりに関わるタンパク質などの栄養素を意識して摂取したいものです。ジュニアプロテインには、1食あたりカルシウム500mg、鉄4.6mg、ビタミンD2.0μgを配合しています。
また、耐容上限摂取量に関わる栄養素のうち、ナイアシンは8.8mg、ビタミンB6は0.46mg、葉酸は90μgです。年齢によっては、推奨量の半分以上を摂取できる栄養素もあります。食事から摂取している栄養素も考慮しながら、ジュニアプロテインを活用してみてはいかがでしょうか。
1食あたりタンパク質8.3gを摂取できるプロテインバーです。粉末のジュニアプロテインと同様に、成長期をサポートするカルシウム530mgや鉄7mg、ビタミンD2.4μg、代謝に関わるビタミンB群も配合されています。
ココア味の生地とクリームのウェファーです。軽い食感で食べやすく、お菓子感覚でタンパク質を摂取できると感じるのではないでしょうか。粉末プロテインが苦手な方でも活用しやすいと思います。
また、常温で持ち運びができ、カバンに入れて持ち運びがしやすい形状です。部活のあとの栄養補給や学習塾の休憩時間の小腹満たしなど、外出先でも食べやすいと思います。
1本あたりのエネルギー153kcalであり、粉末のジュニアプロテインの74kcalと比べると、より多くのエネルギー補給ができます。食が細くて摂取エネルギー量が不足する場合や、運動によって消費エネルギーが多い場合など、エネルギー補給をサポートします。常温保存することも可能なため、毎日異なる食事の調整に活用しやすいのではないでしょうか。
ジュニア世代は年齢や性別のほか、カラダの大きさや活動量は差があり、カラダに必要な栄養素は個人差があります。食事から栄養素を摂取することが基本ですが、なんらかの要因で不足する栄養素がある場合は、プロテインのような栄養補助食品で補うことも選択肢になります。
<参考>
1) 日本人の食事摂取基準(2020年版) 参照日:2024年8月5日