植物性プロテインとは?種類・メリット・おすすめの植物性プロテインを紹介
タンパク質を含む食品を大きく分けると、動物性と植物性に分けられます。プロテインに使われているタンパク質も同様です。プロテイン選びで、動物性と植物性のどちらにするか悩んでいるという方もいるのではないでしょうか。
本記事では、植物性プロテインに注目し、種類やメリットを解説します。あわせて、植物性プロテインが配合された、森永製菓のプロテインパウダーもご紹介します。
植物性のタンパク質とはどんなもの?
タンパク質を含む食品を考えたとき、肉や魚、卵、乳製品など、動物由来の食品が思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。タンパク質を含む食品には、植物性のものもあるのです。
植物性タンパク質のうち、よく知られているものは、大豆ではないでしょうか。また、大豆そのものだけでなく、大豆を原料にした納豆、豆腐、厚揚げ、湯葉なども良質なタンパク質を含む食品となります。
実は、大豆とは異なる豆類にもタンパク質は含まれています。例えば、エンドウ豆、レンズ豆、あずきなどです。そのほかにも小麦や米などの穀類、アーモンドやカシューナッツなどの種実類などにもタンパク質は含まれ、このような植物性食品からもタンパク質を摂取することができます。
植物性食品からタンパク質を摂取できるなら、動物性食品を食べなくても良いのではと思うかもしれません。しかし、含まれているアミノ酸の量や種類、摂取できるそのほかの栄養素が異なります。アレルギーや特別な事情がなければ、特定の食品に偏ることなく、動物性と植物性の両方の幅広い食品からのタンパク質摂取がおすすめです。
参照日:2020年11月16日
植物性プロテインの種類
そもそもプロテインとは、タンパク質のことを指す言葉です。日本ではタンパク質を粉末状にしたものを、主にプロテインと呼ばれています。植物性プロテインは、植物性食品を原料にしたプロテインです。
メーカーによって使われている植物性プロテインはさまざまですが、主に使われているのは大豆(ソイ)が多いでしょう。また、玄米を使ったライスプロテインなどもあります。
そのほかに、数年前からエンドウ豆を使ったピープロテインが欧米で注目されるようになりました。日本でも、大豆を使ったソイプロテインに比べると少ないものの、ピープロテインを使ったプロテインを見かけたことがある方もいるのではないでしょうか。
このように、植物性プロテインに使われているタンパク質は数種類あります。森永製菓のプロテインで使われているのは、ソイプロテインとピープロテインの2種類です。次に、ソイプロテイン、ピープロテインの特徴を見ていきましょう。
大豆・ソイプロテインの特徴
大豆からタンパク質を取り出したソイプロテインは、タンパク質の指標であるアミノ酸スコアが優秀です。大豆製品に馴染みのある日本人にとって、活用しやすいのではないでしょうか。
特徴は、牛乳由来のホエイプロテインに比べ、消化吸収のスピードがゆるやかなことです。ゆっくりと吸収される分、数時間経っても満足感が続くと感じる人もいるでしょう。
また、大豆には大豆イソフラボンが含まれています。大豆イソフラボンは、女性ホルモンのひとつである、エストロゲンに構造が似ているといわれている成分です。特に女性で、大豆イソフラボンを注目している方もいるかもしれません。ソイプロテインにも大豆イソフラボンが含まれています。
ソイプロテインを試したことがある方は、「苦味があって飲みにくい」と感じた経験があるかもしれません。これは、大豆からタンパク質を取り出すときに、苦味成分が生まれる傾向があるためです。森永製菓のソイプロテインは、できるだけ苦味をおさえているため、飲みやすい味わいを実感していただけると思います。
参照日:2020年11月16日
エンドウ豆・ピープロテインの特徴
ピープロテインは、主に黄色エンドウ豆から作られたプロテインです。プロテインに使われる大豆、ホエイやカゼインの牛乳に対して、アレルギーを持つ方もいると思います。エンドウ豆はアレルギーの可能性が低いと考えられており、幅広い人が活用できるタンパク質としても注目されています。
さらに、エンドウ豆の栽培にも注目が集まっています。牛を育てることや、大豆の栽培では、多くの水を使うといわれています。それに比べてエンドウ豆は、環境に与える影響が少ないため、サスティナブルなタンパク質源ともいえるでしょう。
ピープロテインを初めて知った場合は、デメリットもしっかりおさえておきましょう。ピープロテインは、必須アミノ酸全てを含んでいますが、その中でメチオニンの含有量が少なめです。メチオニンは、肉や魚などのほかの食品から容易に補うことができます。食事の偏りが極端でなければ、メチオニンの量は問題にはならないとも考えられています。
味は、エンドウ豆特有の風味があり、飲みにくさを感じる人がいるかもしれません。飲みにくいと感じたときは、水ではなく牛乳や豆乳などと合わせてみるのもおすすめです。
【参考】
Pea protein is everywhere, is it healthy?
参照日:2020年11月16日
植物性プロテインのメリット
植物性プロテインのメリットは、幅広い人に活用できることではないでしょうか。肉や魚を食べないベジタリアンや、肉や魚のほかに卵や乳製品も食べないビーガンの人たちでも取り入れることができるからです。
栄養素を摂取する基本は食事です。1日から数日間の食事内容を振り返り、食事のバランスに偏りがなければ問題ないですが、もしも、忙しい日々が続くときなど、食事の偏りが気になる場合は、プロテインを活用してみるのも選択肢の一つです。
植物性プロテインは、タンパク質不足の方や、健康維持を目的とする方におすすめです。先述した、ソイプロテインやピープロテインの特徴をふまえながら、自分の生活に合うものを見つけてみてはいかがでしょうか。
植物性プロテインを含むおすすめのプロテイン
森永製菓のプロテインのうち、植物性プロテインを含むものは複数あります。含まれているタンパク質量や、ビタミン・ミネラルの種類、活用目的などが異なりますので、特徴をご紹介します。なお、森永製菓のプロテインには、ビタミンB群が共通して配合されており、代謝をサポートしています。
家族でシェアしやすい「おいしい大豆プロテイン」
ソイプロテインを使った、毎日の健康をサポートするプロテインです。大豆特有の苦味がおさえられており、さらにコーヒー味で飲みやすくなっていると思います。1食20gあたりのタンパク質は10.0g。卵1個半ほどと同等のタンパク質を摂取できます。
タンパク質のほかにも、カラダづくりに役立つカルシウム、ビタミンDが含まれていることが特徴。カルシウムは、カラダが大きくなる成長期に摂取目標量が増え、成人でも不足しがちです。おいしい大豆プロテインは、幅広い年齢で活用しやすく、家族でもシェアしやすいと思います。
ピープロテインを取り入れたい方に「Reプロテイン」
牛乳や大豆に比べ、環境負荷の少ないピープロテイン100%のプロテインです。甘味をおさえたビターココア味で、甘いものが苦手な方でも飲みやすいと思います。1食あたりのタンパク質は11.0g。
容器包装された加工食品に表示する必要がある、アレルギー物質(特定原材料等)27品目が使われていないことも特徴です。 ※乳を含む製品と共通の設備で製造しています。
理想のボディラインをサポートする「プロテイン効果」
ソイプロテインを配合した、カラダづくりをサポートするプロテインです。大豆の風味を活かしたソイカカオ味で、満足感を実感する人もいると思います。1食あたりのタンパク質は15.5g。森永製菓のプロテインの中では、しっかりとタンパク質を補給できる製品です。
そのほかに、ビタミンC、ビタミンE、鉄も配合されており、キレイを目指す方の栄養摂取にもおすすめです。含まれているタンパク質の量が多いため、1食分を半量にするなど、不足分に合わせて調整するのもおすすめです。
運動習慣をサポートする「マッスルフィットプロテイン プラス」
ソイプロテインのほかに、ホエイとカゼインも配合されたプロテインです。味は、ほどよい甘さのあるカフェオレ味。水に溶かすとサラリとした味わいで、牛乳では濃厚さが増すと思います。1食当たりのタンパク質は14.2g。吸収スピードの速いホエイ、ゆっくりと吸収されるソイとカゼインの吸収スピードの差を活かすことができます。
日本人が不足しがちなカルシウムのほか、鉄も配合。運動習慣のある人のカラダづくりや、栄養摂取をサポートします。
まとめ
植物性プロテインが配合されたプロテインは複数あります。運動習慣のある人は、ホエイやカゼインを選ぶイメージがあるかもしれません。植物性プロテインの中にも、1食あたりのタンパク質量が15g以上のものもあり、しっかりとタンパク質を摂取したい運動習慣のある人にもおすすめです。