プロテインはなぜ飲む?プロテインを飲む理由とおすすめのプロテイン
最近、ドラッグストアやスーパーマーケットで、プロテインを見かけることが増えたように思います。また、皆さんの周りでも、健康意識の高まりなどから、家族や友人との会話でプロテインが話題になることもあるかもしれません。そこで気になるのが、そもそもなぜプロテインを飲むのか。
本記事では、プロテインの基礎知識とプロテインを飲む理由、森永製菓のプロテインをご紹介します。
プロテインとはどのようなもの?
プロテインとは、タンパク質を表す英語です。日本では、タンパク質を主成分にした粉末を、主にプロテインと呼んでいるようです。粉末のプロテインのほかにも、バータイプやゼリー飲料など、タンパク質摂取を意識した栄養補助食品の種類も増えてきています。
では、粉末プロテインに配合されているタンパク質は、どのようなものなのでしょうか。
粉末プロテインで主に使われているのは、牛乳を原料にした「ホエイプロテイン」や「カゼインプロテイン」、大豆を原料にした「ソイプロテイン」です。原料からタンパク質を抽出し、粉末状に加工されています。
プロテインに含まれている栄養素は、タンパク質だけではありません。ビタミンやミネラル、食物繊維など、さまざまな栄養素が配合されています。あくまでもプロテインは食品であり、食事をサポートするための栄養補助食品です。
プロテインを飲む理由は?
プロテインを飲む理由は、人それぞれだと思いますが、基本的には「タンパク質摂取を補う」ためです。タンパク質を補いたい理由は、「カラダづくりのため」、「タンパク質摂取量が不足しがち」など、さまざまだと思います。
プロテインは、アスリートやボディビルダーなど、カラダづくりに関心のある層で主に活用されていたように思いますが、特定のユーザー層だけでなく、スポーツジムに通っている人や美容意識の高い人、栄養素摂取不足が気になる人など、プロテインのユーザー層が広がってきたと思います。
次に、一日に必要なタンパク質量を見ていきましょう。
一日に必要なタンパク質量
一日に必要なタンパク質量には個人差があります。年齢や性別、体の大きさ、活動量は人それぞれだからです。厚生労働省から発表されている「日本人の食事摂取基準」には、タンパク質の推定平均必要量、推奨量、目安量、目標量が示されています。タンパク質の食事摂取基準の表を見てみましょう。
参照日:2020年10月20日
表で示されている数値を簡単に解説すると、推定平均必要量は、半数の人が必要量を満たす量です。推奨量は、ほとんどの人が必要量を満たす量であり、目安量は一定の栄養状態を維持するために十分な量を示しています。また、目標量は、生活習慣病の発症を予防するために目標とする摂取量です。
例えば、35歳女性のタンパク質推奨量は1日50gであり、なおかつ目標量は摂取エネルギーの13~20%となります。必要な摂取エネルギーは、活動量が増えるにつれて多くなります。そのため、タンパク質の目標量も活動量によって増加します。身体活動レベル別に見たタンパク質の目標量は以下の通りです。
参照日:2020年10月20日
身体活動レベルは3段階に分けられています。レベル1は自宅にいてほとんど外出しない人です。レベル2はデスクワークが中心でも、通勤・通学、家事や買い物、軽いスポーツをするなど、体を動かす機会が適度にある人が含まれます。レベル3は、移動が多かったり、立ち仕事をしていたり、またスポーツを習慣的に行っている人です。
35歳女性で、身体活動レベル2の人であれば、目標量は67~103gとなります。まず、推奨量を充たすことを目指して、エネルギー比の範囲の中でタンパク質摂取量を調整すると良いかと思います。
食事で摂取する栄養素は、タンパク質だけではありません。タンパク質だけに注目すると、ほかの栄養素のバランスが偏るほか、摂取エネルギー量や脂質摂取量が増えてしまう可能性があります。全体の食事バランスを考慮することが大切です。
食品に含まれているタンパク質量
タンパク質を主に含む食品には、「肉、魚、大豆・大豆製品、卵、乳製品」があります。これら以外にも、様々な食品にタンパク質は含まれているので、何か一つに偏ることなく色んな食品から摂取することで、日本人の食事摂取基準の推奨量や目標量を充たしましょう。タンパク質を含む食品のうち、一部のタンパク質量を以下の表に示します。
参照日:2020年10月20日
例えば、35歳女性の推奨量50gは、上記の表のうち「鶏むね肉、卵、豆腐、牛乳、ごはん2杯、食パン」を1日で摂取できれば、充たすことができます。目標量67gを目指すのであれば、さらに紅鮭をプラスするなどの工夫をすると良いのではないでしょうか。
このように、食事からタンパク質は十分に摂取できますが、毎日継続することが重要です。忙しくて時間がない時や、活動量が増えるなどで必要量が多くなる時は、タンパク質の摂取量が不足してしまうかもしれません。そのようなときには、プロテインを活用するのが良いのではないでしょうか。
タンパク質摂取をより意識したいアスリートやシニア
日本人の食事摂取基準の「身体活動レベル別に見たタンパク質の目標量」をみると、活動量が多いと、目標量は増えることがわかります。そのため、スポーツをしているアスリートは、多くのタンパク質摂取が必要だと考えられます。食事から十分にタンパク質を摂取できれば良いですが、トレーニング後は食欲がなくなってしまうなどにより、必要量を充たすことができないアスリートもいるかもしれません。
何かがきっかけで、十分な食事量が確保できないケースでは、タンパク質摂取不足を補うためにプロテインを活用するのも選択肢の一つだと思います。
また、シニア世代は食事量が減る傾向が懸念されています。しっかりと食事が食べられないと、身体に悪影響を与える可能性もあります。栄養補助食品として、プロテインを活用するのも選択肢の一つだと思います。
森永製菓のプロテイン
粉末プロテインは、水や牛乳などに溶かすだけでタンパク質を手軽に摂取できる栄養補助食品です。料理をする時間がないときや、忙しくてタンパク質不足になっている日などをサポートします。森永製菓のプロテインの中から、おすすめの3品をご紹介します。
おいしい大豆プロテイン
ソイプロテインを主成分にした「おいしい大豆プロテイン」は、1食あたりで10.0gのタンパク質を摂取できます。タンパク質をより多く摂りたいときには、水ではなく牛乳で溶かすのもおすすめです。タンパク質だけでなく、不足しがちなカルシウムも配合されています。また、ビタミンDもあわせて補給でき、カラダづくりをサポートします。飲みやすい味わいのコーヒー味で、大豆特有の苦味も抑えられているのが特徴です。
マッスルフィットプロテイン プラス
ホエイプロテインとカゼインプロテイン、ソイプロテインの3種類を配合した「マッスルフィットプロテイン プラス」は、1食あたり14.2gのタンパク質を摂取できます。3種のタンパク質は吸収スピードが異なり、時間差でカラダづくりをサポートします。また、アスリートが積極的に摂取したいミネラルである、カルシウムと鉄も含まれています。甘味のあるカフェオレ味で、一息つく感覚で飲むことができるのではないでしょうか。
プロテイン効果
ソイプロテインを配合した「プロテイン効果」は、1食あたり15.5gのタンパク質を摂取できます。また、野菜や果物に多く含まれているビタミンC、ナッツ類に多いビタミンEも配合されています。美容をキープしたいときや、カラダづくりに役立ちます。大豆の風味が引き立つソイカカオ味で飲みやすい味わいが特徴です。
まとめ
プロテインは、タンパク質を補うための栄養補助食品です。必要なタンパク質の量は人によって異なります。プロテインを購入する前に、まず自分が摂取しているタンパク質量を把握し、不足分や必要量が増加する分を補うために、自分の好みに合うプロテインを活用してみてはいかがでしょうか。