プロテインの成分を解説!効率的なカラダづくりにEルチン
日常的にスポーツをしている人や健康のための体づくりを目的としてトレーニングを行う人は、プロテインを活用したり、既に飲んでいる人も多いのではないでしょうか。プロテインにはさまざまな成分が含まれており、目的に合わせて選択する必要があると思います。
そこで今回は、プロテインに含まれている成分について解説します。タンパク質の種類や微量栄養素、またウイダー独自の成分であるEルチンについても知識を深め、ウイダープロテインから、目的に合うものを選んでみましょう。
プロテインの主原料タンパク質
栄養補助食品のプロテインは、動物性や植物性のタンパク質が主原料です。タンパク質はヒトの体のなかでアミノ酸に分解されたあと、必要に応じてタンパク質に作り替えられ、不要な分は排泄されます。
食品中でタンパク質を多く含むものは、肉類、魚介類、大豆製品、卵、乳製品です。これらのほかに、ごはんやパンなどにも含まれているので、さまざまな食品からタンパク質を摂取していることになります。
タンパク質を構成するアミノ酸
タンパク質は、アミノ酸からできています。タンパク質を構成するアミノ酸は全部で20種類です。
20種類のなかのバリン、ロイシン、イソロイシン、スレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、ヒスチジンの9種類は必須アミノ酸と呼ばれ、体のなかで合成できません。そのため、食品から摂取する必要があります。
一方で、体のなかで糖質や脂質から作り出すことができるアミノ酸を非必須アミノ酸と呼びます。タンパク質の栄養価が高いか低いかは、タンパク質を構成するアミノ酸の種類と量によって決まります。
良質なタンパク質とは
良質なタンパク質とは、必須アミノ酸が充足しているタンパク質を指します。必須アミノ酸がどのくらい含まれているのかを表す指標がアミノ酸スコアです。アミノ酸スコアが100の食品が理想的な構成で、100に近い数値のものほど良質なタンパク質となります。
肉類、魚介類、大豆製品、卵、乳製品は、いずれもアミノ酸スコアが高く、体内での利用効率が高いことが特徴です。米やパンなどの植物性の食品にもタンパク質は含まれていますが、動物性食品に比べると、アミノ酸スコアは低くなります。
プロテインに使われているタンパク質の種類
プロテインのパッケージに「カゼインプロテイン」や「ホエイプロテイン」、「大豆プロテイン」と書かれているのを見たことがあるのではないでしょうか。それぞれで主成分になっているタンパク質が異なります。ウイダープロテインに使われているタンパク質である、カゼイン、ホエイ、大豆の3種類を解説します。
カゼインプロテイン
カゼインとは、牛乳に含まれているタンパク質の1つで、水に溶けない成分です。牛乳中に分散しているカゼインは、酸を加えると凝固します。この性質を利用して作られるのがチーズやヨーグルトです。「カゼインプロテイン」は、牛乳からカゼインを取り出したものです。
カゼインは、体のなかでゆっくりと吸収されるのが特徴です。これにより体へのタンパク質の供給が長く続くため、就寝前やトレーニングの休息日に摂取することが効果的と思われます。また、カゼインが小腸で分解されるとカゼインホスホペプチドとなり、カルシウムや鉄の吸収を助ける働きがあるといわれています。
ホエイプロテイン
ホエイとは、カゼインとともに牛乳に含まれているタンパク質です。多くのプロテインに配合されています。
牛乳に酸を加えると、カゼインが凝固し、透明なホエイが残ります。ヨーグルトの上澄みの液体というと、分かりやすいかもしれません。
ホエイは吸収スピードがカゼインよりも早く、即効性が高いと考えられています。運動後は速やかなリカバリーのために、タンパク質と糖質の摂取が効果的といわれており、素早い吸収が可能なホエイプロテインを活用できるのではないでしょうか。
大豆プロテイン
大豆プロテインは、その名の通り大豆から取り出したタンパク質を原料にしています。消化スピードがゆっくりで、満足感を得られるのが特徴です。また、植物性タンパク質でありながら、アミノ酸スコアは動物性タンパク質に劣らず、利用効率も期待できます。
大豆プロテインは、スポーツをしている人の栄養補給はもちろん、運動をしていない人でも摂り入れやすく、タンパク質が不足していると感じたときの栄養補給にもおすすめです。
成分をブレンドされたプロテイン
プロテインに使われているタンパク質は、製品によってさまざまです。ホエイプロテインのみの配合など単独で使われるだけではなく、特徴の異なるプロテインをブレンドしている製品もあります。カゼイン・ホエイ・大豆の特徴を把握し、目的に応じて活用していきましょう。
カゼイン・ホエイ・大豆の3種類混合タイプ
「ウイダーマッスルフィットプロテインプラス」は、カゼイン、ホエイ、大豆の3種類を混合しているプロテインです。異なる吸収スピードのタンパク質を配合しているので、どのタイミングでも効果が期待できます。不足しがちなカルシウム、鉄のほか、タンパク質の代謝に関わるビタミンB群も補給できます。
カゼイン・ホエイの2種混合タイプ
「ウイダーマッスルフィットプロテイン」は、ホエイプロテインとカゼインプロテインが混合されています。プロテインが時間差で吸収されるため、効果が持続するといわれています。運動後や就寝1~2時間前に飲むのがおすすめです。カルシウムや鉄、ビタミンB群も配合されています。
プロテインに含まれているタンパク質以外の成分
ウイダープロテインには、タンパク質のほかにも、体づくりに関わる成分が含まれています。ウイダー独自のEルチン、各種ミネラルやビタミン類が配合された製品もあります。
酵素処理ルチン「Eルチン」
Eルチンとは、ポリフェノールの1つであるルチンを酵素処理したもので、ウイダープロテインを販売する森永製菓が「筋肉の大きさ」に関わる特許を取得した成分です。
ルチンは元々不溶性ですが、酵素処理を行うことで、水に溶けやすくしたものがEルチンです。ウイダープロテインに配合されているEルチンは、マメ科植物エンジュの花蕾から取り出したもので、ルチンが豊富に含まれる食材の代表であるそばは使われていません。
アスリートや健康を意識して運動を取り入れている人は、運動で消費したエネルギーを補給するために、プロテインを活用してリカバリーを意識している人も多いのではないでしょうか。
プロテインと同時にEルチンを摂取すると、プロテインの働きを強めることが期待できます。
Eルチンを配合したウイダープロテインのラインナップは先ほどご紹介いたしました以下の2商品となります。
- ウイダーマッスルフィットプロテインプラス
- ウイダーマッスルフィットプロテイン
目的に応じてEルチン配合のプロテインをとり入れてみてはいかがでしょうか。
ミネラル
プロテインに含まれているミネラルは、鉄やカルシウムです。製品によって配合されている種類や量は異なります。
鉄は、赤血球のヘモグロビンや筋肉中のミオグロビンの材料になるミネラルです。ヘモグロビンやミオグロビンは酸素と結びつき、酸素の運搬や貯蔵を行います。運動時、発汗量が多い時には、その汗に鉄が含まれるため、アスリートや運動習慣のある人は、一般の人よりも鉄分が不足する可能性が高いといわれています。
カルシウムは、骨や歯を構成するミネラルで、筋肉の収縮などにも関わっています。
ビタミン
プロテインに含まれるビタミンは、主にビタミンB群、ビタミンC、ビタミンDです。ビタミンB群はアミノ酸代謝や糖代謝に関わり、ウイダープロテインすべてに配合されているビタミンです。
ビタミンCは、細胞同士をつなぐタンパク質であるコラーゲンの合成に関わっています。また、植物性食品に含まれる鉄の吸収を助ける働きをします。ヒトの体のなかでは生成できないため、食品から摂取する必要があるビタミンです。
ビタミンDは、カルシウムとリンの吸収及び代謝に関わっています。カルシウムと同時に摂ることで、腸管からの吸収を促進します。紫外線を浴びることで皮膚でも合成を行うことができます。
まとめ
プロテインに含まれている成分にはそれぞれ特徴があります。吸収スピードやEルチン、ビタミンやミネラルなどプロテインに含まれている成分の特徴を参考に、目的に合わせてプロテインを選んでみてください。