コンビニでも簡単に手に入る「サラダチキン」。筋トレやタンパク質を多めに摂ろうとしている人にとっては魅力的な一品です。
コンビニやスーパーでは品薄状態が続いた時期もあったサラダチキンですが、今では味のバリエーションも増え、より楽しめる品となっているのではないでしょうか。
今回はサラダチキンについて、栄養面からアレンジレシピまでご紹介します。
サラダチキンは鶏肉を蒸した商品です。使用されている鶏肉の部位はほとんどがむね肉ですが一部、ささ身を使用した商品もあります。名前に“サラダ”がついているのは、サラダのトッピング用に売り出した商品だったためといわれています。
サラダチキンに使用されている鶏むね肉には、タンパク質が豊富に含まれ、脂質量が少ないのが特徴です。スーパーなどで売られている鶏むね肉は皮つきのものが多いですが、牛肉や豚肉と違い、簡単に皮を除くことが可能です。皮なしにすることで脂質を約90%カット、エネルギー量を約半分にすることができます。
ビタミンB群の一種であるナイアシンが多いのも特徴で、これはエネルギー産生栄養素の代謝をサポートすると考えられています。
鶏むね肉に特に多く含まれているイミダゾールペプチド(イミダペプチド)は疲労回復に期待されています。トレーニングで疲れた体や仕事で疲れた脳というのは活性酸素によるストレスが原因の1つと考えられています。イミダゾールペプチドはその活性酸素によるダメージを和らげてくれるといわれているのです。
コンビニなどで売られているサラダチキンの栄養価についてご紹介します。
サラダチキン1つは110~125g程度、エネルギー量は125kcal前後、タンパク質は25~28g程度、脂質は1.5~2.0g程度、炭水化物は0.3~1.5g程度、塩分1.3~2.0g程度が一般的な数値です。
しかし、商品は多様化し、味をつけることでエネルギー量や炭水化物量が増えたり、脂質量が多くなっている商品もありますので、購入する際にしっかりと栄養表示を確認しましょう。
サラダチキンは塩味がついたプレーンタイプから、ハーブ、スモーク、カレー、ガーリック、梅、レモン、パクチーなど、様々な味を楽しめるようになってきました。
そのまま食べられるサラダチキンだからこそ、味を選べるのは、飽きずに食べられてうれしいですね。
そのままでも美味しいサラダチキンですが、アレンジすることでサラダチキンでは補いきれない栄養素をプラスすることができます。
是非アレンジレシピにも挑戦してみませんか?
<サラダチキンとひじきのピーナッツ和え>
食材(2人分)
サラダチキン(プレーン) 1パック
ひじき(乾燥) 3g
スプラウト 20g
水 大さじ2
酒 大さじ1
ピーナッツバター(無糖) 大さじ2
米酢 大さじ1
ナンプラー 大さじ1
作り方
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サラダチキンのほぐしタイプを購入することでより手間を省けます。
<照り焼きサラダチキン>
食材(2人分)
サラダチキン(プレーン) 1パック
小麦粉 少々
エリンギ 1/2本
ししとう 4本
酒・みりん 各大さじ1
醤油 小さじ1
作り方
コメント
<サラダチキンと豆腐のグラタン>
食材(2人分)
サラダチキン(プレーンまたはハーブ) 1パック
豆腐 1丁
かぼちゃ 60g
オリーブオイル 小さじ1
ピザ用チーズ 50g
~トマトソース~
トマト缶 1/2缶
玉ねぎ 1/4個
にんにく 1/2かけ
オリーブオイル 小さじ1
塩・こしょう 少々
作り方
コメント
<サラダチキンスープ(カレー風味)>
食材(2人分)
サラダチキン(カレー) 1/2パック
じゃがいも 1/2個
玉ねぎ 1/4個
人参 4cm
ピーマン 1個
コンソメ 1個
カレー粉 お好み
作り方
コメント
<サラダチキンのもち麦リゾット>
食材(2人分)
サラダチキン(ガーリックまたはスモーク) 1/2パック
アスパラガス 2本
玉ねぎ 1/2個
オリーブオイル 小さじ2
水 500ml
白ワイン 大さじ4
もち麦 80g
塩・こしょう 少々
粉チーズ お好み
作り方
コメント
鶏肉を使った一般的なレシピをサラダチキンに置き換えても美味しく仕上がるので、アレンジは無限大です。火を通す時間を省けるので時短にもつながります。ただ、サラダチキンはすでに1パックで塩分が1.5~2.0g程度含まれています。醤油や塩で味をつける時は調節するのを忘れないでくださいね。