プロテインはお湯、温めた牛乳で飲んでも良い?ホットプロテインでタンパク質摂取!
寒い季節や朝食、就寝前などに温かい飲み物を飲むことが多いと思います。
そのようなときに、例えばプロテインをお湯や温めた牛乳に溶かして飲んでも、栄養補給としては変わらないの?と疑問に思う方もいらっしゃると思います。
そこで今回はホットプロテインでタンパク質を上手に摂取するための注意点や方法についてご紹介します。
プロテインをホットで飲んでも良いの?
そもそも、プロテインをお湯や温めた牛乳で飲んでも良いのかという点ですが、基本的に問題はありません。
しかし、以下の変化が起こる可能性があることを知っておきましょう。
①タンパク質が熱変性することがある。
②ダマができやすく、飲みにくさを感じるときもある。
③味の感じ方が変わることがある。
ホットプロテインの注意点
それではプロテインパウダーを温めて利用するときに理解しておきたいことを詳しく解説します。
タンパク質の熱変性
熱変性とは、タンパク質の分子の立体構造が熱により変化して性質が変わることを言います。タンパク質を含む食品の代表である卵を茹で、熱を加えると、白身や黄身が固まります。これは熱変性によるものです。栄養成分的にはほとんど変化はありません。
プロテインパウダーで考えてみると、温度の高い飲み物に混ぜることで、変性がおき、性質が変化することが考えられます。
以前、プロテインパウダーを活用した料理を紹介した記事がありますが、この場合も同様で、あくまでもタンパク質の立体構造が変化しただけです。アミノ酸の成分などが失われるといったことはありませんので安心してください。
では、性質が変化することで何が起こるのでしょうか。
ダマになりやすい
一つ目にダマになりやすく、溶けにくくなることが考えられます。
コップの底について飲み残してしまい、必要量を補えないことにもつながります。
また、それによって飲みにくさを感じることもあるでしょう。
味の変化
好みもありますが、フルーツ味などは温かい温度で飲むと酸味が強く感じられることがあります。
ホットでも美味しい、カフェオレ味やココア味、コーヒー味などがおすすめです。
ガゼインプロテインとソイプロテインに注目
プロテインパウダーの原料によって熱変性を起こす温度帯が異なります。
- ホエイ
ホエイプロテインは80℃前後から熱変性を起こします。沸騰させたお湯や牛乳に溶かすのは避けた方が良いでしょう。また、水や牛乳に溶かした状態で、レンジで温めると短時間で高温になり、ダマができやすくなるのでより注意が必要です。
- カゼイン・ソイ
カゼインプロテインやソイプロテインは熱に強いのが特徴です。100℃程度では熱変性は起こらないと考えられています。
ホットプロテインを楽しむにはカゼインやソイが原料となっているプロテインを選んでみてはどうでしょうか。
レンジで温める場合は、温度設定機能があれば、60℃ぐらいに設定して温めることをおすすめします。プロテインの原料にとらわれず、ダマになりにくく、ホットプロテインを楽しむことができます。
ホットジュニアプロテインの作り方
ジュニアプロテインには、タンパク質やビタミンDが豊富な他、カルシウムや鉄、ビタミンB群も豊富で成長期に必要な栄養素がしっかり補給できます。
これらの栄養素は子供だけでなく大人にも必要な栄養素のため、大人の健康なからだづくりにもおすすめのプロテインです。また、原材料にはソイプロテインが使われているのもうれしいですね。
そして、寒い日にはホットで!簡単に作ることができるので、下の作り方を参考にぜひ作って飲んでみてください。
ジュニアプロテインについてはこちら
【ホットジュニアプロテインの作り方】
コップ(耐熱用)にジュニアプロテインを約20g入れ、冷たい牛乳または水を加える。
ココア味:牛乳または水 200ml
ヨーグルト味:牛乳または水 150ml
よくかき混ぜて溶かす。
電子レンジで温める。
ココア味:電子レンジ500Wで2分
ヨーグルト味:電子レンジ500Wで約1分半
※注意点
・料理時、飲用時にはやけどに十分ご注意ください。
・電子レンジで加熱する場合、突沸がないように十分注意しながら加熱してください。
・温めすぎるとタンパク質が凝固する場合があります。
いかがでしたでしょうか。ホットプロテインを飲みたい時は、今回のコラムを是非参考にしていただき、プロテインパウダーの原料や、温度に注意して摂取しましょう。