タンパク質が競技にどう影響するか 〜糖質との関係性も踏まえて〜
なぜ競技スポーツをしている人にはタンパク質が必要だと言われているのでしょうか。
タンパク質はエネルギー産生栄養素の1つであり、ヒトの筋肉・臓器や体内でのホルモンの材料にもなります。
タンパク質は主にアミノ酸でできています。
ご存知の通り、スポーツ選手にとってタンパク質は筋肉を大きくしたり、パフォーマンスを向上するためには必要不可欠な栄養素なのです。
タンパク質が競技に及ぼす影響
みなさんはタンパク質がどのように競技に影響を及ぼすかご存知でしょうか?
一言に競技スポーツとは言うもののマラソンのような持久系スポーツ、陸上短距離や跳躍、水泳の短距離などの瞬発系スポーツ、その中間に位置するようなスポーツまで様々な種目があります。
持久系の種目はグリコーゲンの貯蔵量を高めることでスタミナUPに繋がります。
糖質は肝臓と筋肉にグリコーゲンというかたちで貯蔵されます。
グリコーゲンとはヒトの身体の中でエネルギーを一時的に保存可能にする物質です。
筋肉を収縮する時には筋グリコーゲンが使われるので、身体を動かす時にはグリコーゲンが必要なのです。
グリコーゲンの貯蔵量を増やすためには、日々のトレーニングで筋肉を鍛えグリコーゲンの貯蔵量を増やすことが必要ですし、食事から糖質の補給をすることも必要です。
一方、瞬発力はサッカー、野球、テニス、バスケ、水泳、卓球などほとんどのスポーツで必要になります。
短時間にパワーを出すためには多くのグリコーゲンが必要になりますし、筋肉を合成するのにもタンパク質が必要です。
体重が同じ選手がいた場合、体脂肪が少なく筋力がある選手の方が瞬発的なパワーを発揮できます。
そのためトレーニングで体脂肪を減らしつつ、効率良く筋肉を鍛えることが必要です。
リカバリーのことも考えて栄養補給しよう
効率良く筋肉を鍛えるためにはリカバリーのことを考えることも必要です。
運動後にタンパク質のみを摂取するのではなく、糖質と一緒に摂取した方がリカバリーが促進されるというデータもあります(下図参照)。
図 「糖質とタンパク質の同時摂取によるリカバリー」
筋力アップには筋力トレーニングと栄養補給は欠かせません。
『プロテインの摂取タイミング』でも紹介されているように、運動後45分以内は筋肉に送られるアミノ酸が運動前に比べ3倍まで増加します。
このタイミングで糖質とタンパク質を摂取することが望ましいですが、辛いトレーニング後におにぎりなどの固形物を食べることができない選手もいると思います。
そんな時にプロテインやサプリメントを使用して、タンパク質を摂取し効率良く筋力アップを目指しましょう。
・リカバリーパワープロテイン
糖質とタンパク質が含まれているので素早い回復のために。
・マッスルフィットプロテイン
ホエイだけでなくカゼインを含むため、血中アミノ酸濃度を高く保つことが
でき、効率良くタンパク質を補給できる。
・inゼリープロテイン15g
inゼリープロテインより少ない150gでタンパク質15.6gが摂取でき、
運動後に量を食べられない人にオススメ
・アミノタブレット
プロテインとは異なりアミノ酸だけを含むので、アミノ酸を摂取したい方に。
おにぎりの具材では多くのタンパク質を摂取することは難しいので、おにぎ
りプラスワンとしての使用もオススメ。