カロリーが気になるからダイエット中は牛乳を控えている、という方も多いのではないでしょうか。
でもその牛乳に含まれるカルシウムには、健康を支えるほかにも様々な働きが期待できるとしたらどうでしょう?
そもそも、カルシウムはどのような栄養素でしょうか。
カルシウムは人体に最も多く含まれるミネラル(無機質)です。99%は骨や歯にありますが、残りの1%は血液や筋肉にカルシウムイオンとして存在しています。
骨や歯を作っているのがカルシウム、マグネシウム、リン、たんぱく質(コラーゲン)などです。骨は皮膚などと同様に新陳代謝が活発なため、カルシウム不足は骨に影響を及ぼします。
健康のために欠かせない栄養素といっても過言ではありません。
骨や歯以外に存在する、残り1%はカルシウムイオンとして血液や筋肉に存在しています。血液中のカルシウムイオンの濃度は一定に保たれています。食事からの摂取が不足した場合は骨からカルシウムを血液中に流入させています。
カルシウムイオンには筋肉の収縮や、神経伝達、血液凝固などの役割があります。
体内で様々な働きをするカルシウムは日々利用されるため、毎日必要量を補うことが大切です。
しかしカルシウムの一日の摂取量は20~40代男性で435mg程度、20代女性は396mg、30代~40代女性が439mgです(平成28年度国民健康栄養調査報告より)。
日本人の食事摂取基準におけるカルシウムの推奨量は20代男性800mg、30~40歳代男性及び20~40歳代女性は650mgで、いずれの年代、性別においても、45~70%程度の充足で、かなり不足しているのが現状です。
カルシウムの吸収にはカルシウムとリンの摂取比率が関係します。
リンは穀類などにも含まれるため不足をきたすことはあまりない食品ですが、過剰摂取によりカルシウムとのバランスが崩れやすくなることが懸念されます。
とくにインスタント食品や加工食品を多く利用するとリンの過剰摂取につながります。
せっかくカルシウムを意識して摂取してもカルシウムの吸収率が低下するので注意したいですね。
牛乳はカルシウムとリンの比率が1:1でバランスがよい食品です。
飲み物としても、料理に活用するのにも利用しやすい食品です。
ウェイトコントロールをしている人でも、牛乳・乳製品のカロリーを気にしなくてもよい情報があります。
実は最近の研究で、「カルシウム」などの乳製品中の成分には、体重を調節する働きがあるかもしれない、という報告が出されるようになってきました。
他にも、カルシウムの摂取量が不足している人は、カルシウム調節ホルモンのはたらきにより、脂肪細胞へのカルシウムイオンの流入を促します。
カルシウムイオンは情報を伝達する役割をしていますが、脂肪合成を促進し、脂肪分解を抑制する情報を伝達することがわかってきました。つまり、カルシウム不足が体脂肪を増加させる可能性があるのです。
現時点で、カルシウムが体重を調節するメカニズムについては、まだ明確な結論は出ていない段階ですが、各所で研究は進められています。
現在では、小腸内でカルシウムと「脂肪酸」の石けんが作られることで、脂肪酸の吸収が減少したり、満腹感が増したりすることが、効果の要因のひとつとして考えられるようになってきています。
その一方でカルシウム単独でなく、乳製品に含まれる「ロイシン」や「乳清たんぱく質」といった他成分との相乗効果、という考えもあります。
いずれにせよ、乳製品に含まれる成分のなかでも、体重を調節する働きにカルシウムが関連する可能性が高いようです。
プロテインを牛乳で溶いて飲むことはタンパク質とカルシウムの相乗効果を期待できる組み合わせです。
カルシウムとリンのバランスを取りやすいため吸収もよくなりますね。
ウエイトダウン プロテインは原料のための成分を複数配合しながら、体脂肪をエネルギーに変える「カルニチン」や、必須アミノ酸のひとつであり「ヒスチジン」も配合し、美しいカラダづくりをサポートします。
また、マッスルフィットプロテインプラスはホエイプロテインとカゼインプロテインに、大豆が加わり、さらにEルチンも配合したマッスルフィットをグレードアップしたプロテインです。3種類のタンパク質が含まれているプロテインは知見も新しく、老若男女問わず飲んでいただけるカフェオレ味も牛乳で溶いて飲むにはおすすめです。
カルシウムの新しい効果についてはまだ不明な点も多いのですが、そもそもカルシウムは骨の材料になるとっても大切な栄養素。
健康な骨を作るためにも、毎日、乳製品でカルシウムを取っておいて損はないはず。そのうえ、体脂肪を減らす働きを期待できるかもしれないなんて願ってもない話ですね。