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医療現場でのココア利用事例報告

当ページは医療従事者の方を対象としています

CASE REPORT:バイオインダストリー、vol.16、1999、49-56 他

ココア臨床応用のきっかけまたは目的

重症外傷の患者が、チョコレートを食べ出したら、傷がどんどん良くなったことから、カカオに創傷治癒を促す効果があるのではないかと研究を開始。摂取のしやすさからココアを用いた研究過程で、便臭低減効果や便通の改善、血流促進その他、多くの効果を見いだすことができた。

我々が臨床試験および動物実験から見出したココアの効果
1)創傷治癒促進効果
2)便通、便臭改善効果(図1、図2参照)
3)急性期患者の血液中亜鉛濃度回復効果(図3参照)
4)脳に存在する間藤細胞の老化抑制効果
5)インフルエンザ発症軽減効果
6)敗血症の増悪の原因とされるLPSへの反応抑制効果
7)冷え性抑制効果

データおよび説明

2)便通、便臭改善効果

図1.便通・便性状改善効果:ココア飲用による排便間隔および便性状の変化

図2.便臭改善効果:ココアを摂取後の人便中臭気原因物質の変化

3)急性期患者の血液中亜鉛濃度回復効果

図3.急性期患者の血液中亜鉛濃度回復効果

コメント

カカオは、ココアやチョコレートの原料として使われ、昔からお菓子や嗜好食品として、そして最近では健康食品としても認知されています。また、アレルギーの有無などの聴取も容易で、患者さんの理解も得られやすいようです。これらのことは医療への応用に際してとても重要だと考えています。
救命救急センターでは基礎研究と同時に、多くの患者さんに実際にココアを飲んでいただき、医学的な効果の他、入院患者さんのQOL(Quality of Life)の向上に役立てています。

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