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医療現場でのココア利用事例報告

当ページは医療従事者の方を対象としています

CASE REPORT:Clinical nutrition vol.30, 2011, 585-589にて報告

ココア臨床応用のきっかけまたは目的

空腸からの経管栄養を継続中、血中銅濃度が低下し、貧血、白血球減少をきたした症例を経験しました。空腸からの栄養投与では銅欠乏症をきたしやすいのではと考え、栄養ルートと銅欠乏症の関係とその補充療法について検討しました。

データおよび説明

図1.胃瘻と空腸瘻での銅濃度の比較
図1:胃瘻からの栄養投与では銅濃度は低下しませんが、同じ栄養を空腸から投与すると、徐々に銅濃度が低下します。その結果、貧血、白血球減少などの銅欠乏症を発症します。
図2.銅欠乏症に対するココア投与の効果
図2:銅欠乏症をきたした6例に対し、1日約10gのココアの投与を行ったところ、全例すみやかに欠乏症が改善しました。これは銅を含んでいる他の薬剤よりはるかに効果が高く、ココア投与による銅の吸収が良好であることを示しています。

コメント

空腸からの栄養投与では、銅の吸収が不十分となり、銅欠乏症が頻発します。その補充療法としてココアの投与は非常に有効であることがわかりました。食品を使った補充療法は安全性も高く、銅欠乏症の第一選択と考えています。

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