
「スポーツをしているから、子どもにもプロテインを飲ませた方がいい?」 「小学生がプロテインを飲んでも大丈夫?」 「身長を伸ばすために必要なの?」と悩む保護者は多いのではないでしょうか。
実際、小学生でプロテインを取り入れている家庭がある一方で、「本当に必要なの?」「飲みすぎても大丈夫?」と不安に感じる方もいると思います。
結論からいうと、小学生は食事から十分にタンパク質を摂れていれば、基本的にプロテインは必須ではありません。
ただし、食が細い、偏食がある、運動量が多いなど、食事だけでは栄養素が不足しやすいケースでは、補助的に活用できる場合もあります。
この記事では、プロテインとはどのようなものなのかをはじめ、小学生に必要なタンパク質量、活用を検討できるケース、飲むときの注意点について分かりやすく解説します。
※記事内でご紹介している森永製菓の製品の栄養成分は、2026年5月15日時点のものとなります。
「プロテイン」と聞くと、「筋トレをする人が飲むもの」「体を大きくするためのもの」というイメージを持つ方も多いかもしれません。
しかし、プロテインは特別なものではなく、食事で不足しやすいタンパク質を手軽に補える栄養補助食品のひとつです。
まずは、プロテインがどのようなものなのか、基本的な役割について見ていきましょう。
“protein(プロテイン)”は英語で「タンパク質」という意味があり、語源はギリシャ語の「第一の・もっとも大切な」という意味を持つ言葉に由来しています。
タンパク質は、筋肉だけでなく、骨、皮膚、髪、内臓など、体をつくる材料になります。成長期の小学生にとって大切な栄養素のひとつです。
このような栄養素を、手軽に補えるように作られたのが「栄養補助食品」であるプロテインです。
プロテインには、牛乳由来の「ホエイプロテイン」「カゼインプロテイン」や、大豆由来の「ソイプロテイン」など、さまざまな種類があります。
また、定番のパウダータイプ以外にも、バータイプやゼリータイプなど、形状もさまざまです。
ただし、プロテインはあくまで“補助”として活用するものです。大人でも子どもでも、基本は毎日の食事から栄養素を摂りましょう。
とはいえ、毎日完璧な献立を用意し、食べるのは大変なものだと思います。肉や魚、卵、大豆製品、乳製品などの食事を心がけつつ、忙しい日や足りないと感じたときのサポート役として、必要に応じて上手に活用することが大切です。
小学生がプロテインを取り入れるかどうかは、まず毎日の食事内容を確認して考えることが大切です。
肉、魚、卵、大豆製品、乳製品などを普段の食事で取り入れられており、タンパク質を食事から十分に摂れている場合は、必ずしもプロテインで補う必要はありません。
プロテインは、あくまでも食事だけでは不足しやすい栄養素を補うための栄養補助食品です。普段の食事をしっかり食べられている場合は、まずはその食生活を大切にしましょう。
一方で、食が細い、偏食がある、運動量が多いなど、食事だけでは栄養素を補いにくいケースでは、プロテインを補助的に活用できる場合があります。大切なのは、食事を置き換えるのではなく、毎日の食事を基本にしながら、足りない部分を補うという考え方です。
では、小学生は1日にどれくらいのタンパク質を摂取すればよいのでしょうか。厚生労働省が発表している「日本人の食事摂取基準(2025年版)」をもとに、年齢別の推奨量を表にまとめました。
例えば、8〜9歳の子どもが必要な40gという量は、1食あたりにすると、約13〜14gです。これは「焼き鮭1切れ(60~70g)」や「納豆1パック+卵1個」などで十分に届く量なので、卵、牛乳・乳製品、肉や魚、大豆製品などを日常的に取り入れていれば、タンパク質は毎日の食卓からも十分に摂れます。
まずは「プロテインを足す」より先に、「毎日の食事内容を整える」ことが大切です。
食事からどれくらいのタンパク質が摂取できるかは以下の関連コンテンツも参考になります。
基本的には食事で足りるとはいえ、子どもの成長やライフスタイルには個人差があります。以下のようなケースでは、補助的にプロテインの活用を検討してもよいのではないでしょうか。
小学生の中には、1回の食事量が少なく、食事そのものの総量が不足しやすい子もいると思います。成長期に必要なエネルギーやタンパク質は、1食でたくさん食べるより、1日全体で無理なく積み重ねていくことが大切です。
食が細くてタンパク質の必要量に届きにくい場合は、無理に食べさせて食事を嫌いにするよりも、プロテインで手軽に栄養素を補う方が子どもと保護者のどちらにとっても、ストレス軽減に繋がることもあります。
お肉や魚、卵、大豆製品などが苦手で、炭水化物(うどんやパンなど)ばかり好んで食べる傾向のある場合は、必要な栄養素が不足しやすくなることがあります。
まずは食べられる食品を少しずつ増やしていくことが大切ですが、食事だけで補いきれない場合は、プロテインなどの栄養補助食品を活用する方法もあります。
製品によっては、タンパク質だけでなく、鉄やカルシウムなど成長期に必要な栄養素を配合した商品もあります。
サッカー、野球、水泳など、日常的にスポーツをしている小学生は、運動量が多く、必要なエネルギーや栄養素の量も増えます。
そのため、消費量に対して食事が追いつかないこともあるかもしれません。そのような場合は、栄養補助としてプロテインを活用できるケースがあります。
もちろん、一番大切なのは毎日の食事量をしっかり確保することです。
朝は食欲がなく、朝食をあまり食べられないときもあるかもしれません。
そのような場合、手軽にタンパク質を補給できる方法として、プロテインを活用できるケースがあります。
例えば、牛乳や水に溶かして飲むタイプであれば、飲み物感覚で取り入れやすいことがあります。
ただし、プロテインだけで朝食を済ませるのではなく、おにぎりやバナナ、ヨーグルトなどと組み合わせながら、少しずつ食べる習慣をつくることも大切です。
食物アレルギー、持病、治療中の病気、医師から食事制限を受けている場合は、保護者の判断だけでプロテインなどの栄養補助食品を取り入れないことが大切です。
体質や病状によって適した食品は異なるため、医師や管理栄養士に相談したうえで進めましょう。
プロテインは便利な栄養補助食品ですが、取り入れ方には注意が必要です。
特に小学生の場合は、「たくさん飲めば良い」というものではありません。
ここでは、小学生がプロテインを活用するときに知っておきたい注意点を解説します。
成長期の子どもにとってタンパク質は大切な栄養素ですが、多ければ多いほどよいわけではありません。
小学生のカラダは大人に比べて小さいため、毎日の食事に加えてプロテインをたくさん飲みすぎてしまうと、お腹に負担をかけてしまう原因になる可能性があります1) 。
また、商品によってはビタミンやミネラルが配合されているものもあり、気づかないうちに栄養素を摂りすぎてしまうこともあるかもしれません。
「今日は朝ごはんをあまり食べられなかった」「お肉やお魚のメニューが少なかった」という日のサポート役として、上手に取り入れるのがおすすめです。
プロテインはあくまで栄養補助食品であり、食事全体の代わりにはなりません。主食・主菜・副菜をそろえた食事からは、タンパク質だけでなく、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維などさまざまな栄養素を摂ることができます。
プロテインだけで食事を済ませる習慣がつくと、栄養素バランスが偏りやすくなります。まずは毎日の食事を基本にし、不足分を補う目的で活用することが大切です。
プロテイン製品の中には、糖質や脂質が多く含まれているものもあります。
飲みやすさを重視して甘みが強くなっている商品もあるため、飲みすぎると1日全体のエネルギーを摂りすぎてしまうことがあります。
成分表示を見て、栄養素バランスを確認しながら取り入れることが大切です。
プロテイン製品には、乳成分、大豆、小麦などが使われていることがあります。
とくに子ども向けに使う場合は、原材料やアレルギー表示を保護者が必ず確認しましょう。体質に合わない場合や、飲んだあとに気になる症状がある場合は、無理に続けず使用を中止して見直すことが大切です。
基本は毎日の食事を整えることが大切ですが、日々の生活スタイルや食生活によっては栄養素が不足しやすいケースもあります。
そのような場合は、子ども向けに設計されたジュニア向け栄養補助食品を活用する方法もあります。
タンパク質だけでなく、カルシウムや鉄など、成長期に不足しやすい栄養素を一緒に補える商品もあるため、生活スタイルに合わせて活用するのも選択肢の一つです。
ここからは、食事で不足しやすい栄養素を補いたいときの選択肢として、森永製菓のジュニア向け商品を紹介します。
1食あたりエネルギー74kcal、タンパク質8.3g、脂質0.8g、炭水化物8.4g、カルシウム500㎎、鉄5.4mg、ビタミンD、7種類のビタミンB群が摂取できる粉末タイプのプロテインです。ホエイプロテインとソイプロテインも配合され、成長期の栄養を補うサポートをします。
1食あたりエネルギー152kcal、タンパク質8.6g、脂質8.5g、炭水化物10.3g、カルシウム560㎎、鉄6.8mg、ビタミンD、7種類のビタミンB群が摂取できるウエファータイプのプロテインです。こちらも、ホエイプロテインとソイプロテインが配合されています。
手軽に食べやすく、おやつや間食代わり、運動の前後にもおすすめです。
小学生にとってタンパク質は大切な栄養素ですが、基本的には毎日の食事で必要量を満たせるケースが多く、必ずしもプロテインが必要というわけではありません。
しかし、食が細い、偏食がある、運動量が多いなど、食事だけでは不足しやすい場合には、栄養補助として活用できることもあります。
プロテインはあくまでも“補助”として考え、まずはバランスの良い食事を整えることを大切にしましょう。
<参考>
1)日本人の食事摂取基準(2025年版) 参照日:2026年5月15日