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持続可能な社会に向けて
今、森永製菓グループにできること

森永製菓グループは2018年、森永製菓グループに対する社会からの要請や期待を経営に取り込むとともに、グループ全体でCSRを着実に推進していくため、従来のCSR 基本方針・CSR 体系を見直し、持続可能な社会の実現に向けた新たな方針・体系図を策定しました。

なぜCSRを見直したのか

森永製菓グループを取り巻く課題への対応

創業から100年を超え、森永製菓グループを取り巻く環境は大きく変化しました。食の安全・安心、環境問題、原材料の持続的調達、人権の尊重、多様な働き方、心とからだの健康等、私たちは今、さまざまな課題に直面しています。森永製菓グループが長期にわたって持続的に成長していくためには、これらの課題への対応が必要不可欠です。社会からの要請に耳を傾け、その要請に応えていくために、私たちはCSRを見直しました。

食の安全、環境問題、原材料の持続的調達、人権の尊重、多様な動き、心とからだの健康

持続可能な開発目標(SDGs)達成への貢献

2015年、国連サミットにおいて、2030年までに達成を目指す世界共通の17の目標を定義した「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択されました。国際社会全体が持続可能な社会の実現に向けて取り組む流れにある中、私たち森永製菓グループは、事業活動を通じてSDGsの目標達成に向けて取り組み、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

世界を変えるための17の目標

CSR基本方針・CSR体系図を策定しました

さまざまなステークホルダーとのコミュニケーションを通じて、森永製菓グループが果たすべき責任や課題を認識・整理し、それらを踏まえたうえで、CSR 活動の指針となるCSR 基本方針・CSR 体系図を下記のように策定しました。

CSR基本方針

「おいしく、たのしく、すこやかに」というビジョンのもと、食を通じ、社会課題の解決と持続可能な社会の実現に向けて取り組む姿勢、そしてそのために重点的に取り組むべき項目を3つにまとめ、明文化しました。

CSR基本方針

CSR体系図

「おいしく、たのしく、すこやかに」というビジョンのもと、CSRの基本的な活動を基盤に、特に注力すべき3つの項目(「食」を通じた価値の提供、次世代育成、地球環境・社会への配慮)を柱として、ステークホルダーとともに持続可能な社会を実現する様子を表しています。

「食」を通じた持続可能な社会の実現

基本方針・体系図ができるまで

CSR 基本方針・CSR 体系図を策定するにあたり、外部からの要請や社会課題をしっかり把握するため、さまざまなステークホルダーの声に耳を傾け、約1年をかけて森永製菓グループのCSR のあるべき姿を模索し、検討を重ねていきました。

策定プロセス

策定には大きく分けて5つのステップ(①外部機関からの要請項目に関する分析、②ステークホルダーアンケートの実施、③社内関連部門へのヒアリングの実施、④有識者ダイアログの実施、⑤ CSR委員会での承認)を経て最終的に確定しました。

策定プロジェクトスター

STEP1 外部機関からの要請項目に関する分析 (2017年8月)

サステナビリティ※1に関する国際的ガイドラインや、CSR 評価機関等が重要視する社会的課題等と照らし合わせ、企業に対する外部要請項目を把握するとともに、森永製菓グループの強み・弱みを洗い出しました。

森永製菓の強み・弱み
  • ※1サステナビリティ:「持続可能性」の意。社会的責任を果たすことが自社の利益にも結びつき、事業を長期にわたって維持できると考えられている。
  • ※2ISO26000:ISO(国際標準化機構)が2010年11月に発行した社会的責任に関する国際規格。
  • ※3GRIガイドライン:企業のサスティナビリティ報告に関する国際的なガイドライン。
  • ※4FTSE4Good:社会的責任投資(SRI)の世界的指数の一つ。
  • ※5ベンチマーク企業:森永製菓グループにとって参考にできる取り組みを行っている同業種企業。

STEP2 ステークホルダーアンケートの実施 (2017年9月)

ステークホルダーからの森永製菓グループへの期待や要請を把握するため、お客様・従業員・取引先に「森永製菓グループのCSR」についてアンケートを実施。お客様240名、従業員606名、取引先26名の計872名の方々から、さまざまなご意見をいただきました。

お客様240名、従業員606名、取引先26名 森永製菓グループが取り組むべき/貢献を期待したい社会問題・課題

STEP3 社内関連部門へのヒアリングの実施 (2017年12月)

アンケート結果や外部要請項目を整理したうえで、経営戦略部、調達部、人事部、コーポレートコミュニケーション部へのヒアリングを実施し、社内の取り組みの整理や課題の洗い出しを行いました。今後取り組むべき課題が明確になるとともに、ESG 情報開示の推進、及び社内のCSR 意識醸成の重要性が共通認識となりました。

STEP4 有識者ダイアログの実施 (2018年1月)

森永製菓グループが、CSR 活動を推進するうえでのあるべき姿について、有識者の方々をお招きし、ご意見をお伺いしました。当社役員からは、健康経営やブランドの強み等についての発言もなされ、多岐にわたり積極的な意見交換が行われました。

ご意見をいただいた有識者のみなさま

(赤羽) CSRに「森永製菓グループらしさ」はありますか?

(竹ケ原) 「食育」の取り組みは森永製菓グループの個性が出ていて素晴らしいですね。次世代に向けた視点はとても好感をもてます。

(関) 「世界の子どもたちに貢献できる企業になる」というミッションも共感できますね。ただ、このミッションの実現に向けて具体的にどのような取り組みをしているのかが伝わりにくい。もっとミッションと紐づけた形で取り組みを見せられるといいと思います。また、健康をサポートする商品を展開されていますが、こうした商品は高齢化社会を背景に大きな強みとなります安全・安心だけでなく、栄養・健康面にも貢献しているという点をもっと前面に出してはいかがでしょうか。

(赤羽) 環境における取り組みについてはいかがでしょうか?

(関) 環境にまじめに取り組んでいらっしゃるという印象です。さらに、長期目標を立てるとよいと思います。最近は、2030年・2050年までの削減目標に向けた取り組みについてコミットするという流れにあります。アウトサイドイン※1 、バックキャスティング※2 で考えることが大切です。

(竹ケ原) 気候変動関連リスク・機会がもたらすビジネス・戦略・財務計画への影響を開示することが求められています。地球の平均気温が産業革命前と比較して2℃上昇した場合、森永製菓グループが最も影響を受けるのはサプライチェーンです。食品を取り扱う森永製菓グループにとって、原材料の調達リスクはボトルネックとなります。サプライチェーンも含めた対応を行わなければ、カカオ豆やパーム油といった原材料の調達不足によって商品の提供が滞り、安定した経営が脅かされるリスクがある。このリスクをきちんと把握したうえでどのような戦略を立てているのか、安定して原材料を調達し続けるためにどんな取り組みをしているかを発信することが重要です。

(関) 近年、チョコレートの原料である、カカオ豆・パーム油に対する注目が集まっていますね。これらの調達において、生物多様性の保全や、児童労働や強制労働等を防止するための人権デューデリジェンス※3等、環境・社会に関する配慮を組み込んでいくことも大切。特に社会性項目は、調達先調査の中に盛り込んでしっかりと示すといいと思います。

ダイアログ参加者

  • ※1アウトサイドイン:外部環境を起点にして自社の目標を考え設定するアプローチ。
  • ※2バックキャスティング:未来を予測する際に、目標となるような状態を想定し、そこを起点に現在を振り返って今何をすべきかを考える方法。
  • ※3人権デューデリジェンス:企業が人権に関する悪影響を認識し、防止・対処するために実施するプロセス。

決定 CSR 委員会での承認、CSR 体系策定へ (2018年5月)

これらのステップ1~4までの取り組みの結果や内容を総合的に勘案し、森永製菓グループが目指すべきCSR の姿を基本方針・体系図に表現。CSR委員会での承認を経て正式に策定に至りました。
なお、CSR 基本方針・CSR 体系図策定にあわせて、環境方針の見直しや、人権方針・調達方針の策定も行いました。

コーポレートコミュニケーション部CSRグループ
左から
清水 将雄
中島 庸子
塩原 真紀
市川 直也

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