その昔、カカオ豆は何の代わりとして使われていた?

答:貨幣

チョコレート、つまりカカオ豆の起源についての最も古い記述は中南米に伝わる神話の中にあります。神話はアステカに伝わるもので、そこに登場するケツァルコアトルという創造主がトウモロコシと同時にカカオを人間に与えたと言われています。
カカオ豆は非常に貴重なものだったため神への供え物であり、摂取できたのは王族・貴族などの特権階級だけでした。カカオ豆がどんなに貴重なものであったかを知る例に、貨幣としての利用があります。ウサギや魚はカカオ豆10粒、カボチャは4粒、そして奴隷は100粒で交換されていました。
いまでは気軽に飲めるココアですが、貨幣として使われるほど価値が高かったと思うと、さらにおいしく感じますね。

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