多くのトップブランド商品を擁する森永製菓では、パワーブランドを中心に現業をより進化させ、「健康」「海外」をキーワードとした成長戦略を描く中期経営計画を策定しています。
現在、積極的に取り組んでいるのが、菓子事業、食品事業、冷菓事業、健康事業からなる現行のビジネスの進化・発展です。森永製菓では従来から、パワーブランド戦略を積極的に推進してきました。菓子事業が擁する「森永ビスケット」「ダース」「小枝」「ハイチュウ」「チョコボール」「ミルクキャラメル」「おっとっと」、食品事業の「ミルクココア」、

冷菓事業の「チョコモナカジャンボ」、健康事業の「ウイダーinゼリー」。これらの商品は各々が属するカテゴリーのマーケットで圧倒的なブランド力を誇っています。こうしたパワーブランドを維持・発展させていくとともに、新たなブランド商品の育成に力を入れて取り組んでいます。
もちろん、ブランド商品の育成はそう簡単なものではありません。現在の食マーケットはお客様の嗜好が複雑化・多様化し、ヒット商品の移り変わりが早く、ロングヒット商品が出づらくなりつつあります。森永製菓では、こうしたマーケット状況に対応して、徹底したお客様視点、お客様発想に立ったビジネスを展開。ユーザーオリエンテッドな研究開発の強化、マーケターの育成、店頭重視の営業などを通して、お客様のニーズを先取りした商品開発・販売に取り組んでいます。また、当社に合ったSCM(サプライチェーンマネジメント)の構築にも積極的にアプローチし、鮮度にこだわった商品提供、最適生産・最適在庫の実現などを通して、スピーディに変化するマーケットにフレキシブルに対応していきます。
森永製菓ではまた、新しい技術を活かした新規分野の創出にも力を入れて取り組んでいます。

最初に挙げられるのが、少子高齢化・健康をキーワードとした新たな食マーケットの創出です。例えば、成年・熟年層を対象とした高付加価値商品の開発は大変重要なテーマです。森永製菓は「カレ・ド・ショコラ」をはじめとした高品質の大人向けチョコを展開し、新たなカテゴリーをマーケットに創出しました。
健康分野に関しては2005年から「天使の健康」という栄養補助食品ブランドを立ち上げ、電話やインターネットによる通信販売をスタートさせています。食を中心として、美容、生活、医療分野で、独自性のある強い健康関連食品の開発、育成、定着を目指し、2009年には、新たにヘルスケア事業部を設立しました。新しいこの分野も、現在着実に成長を続けています。
また、グローバルな展開も次世代事業の大きな柱のひとつです。台湾においては生産・販売の実績を残してきましたが、2004年には上海に進出。海外戦略商品である「ハイチュウ」の製造・販売を進めています。また、アメリカでも「ハイチュウ」の販売が順調に進んでおり、今後は、アジア、欧米など世界全域への進出を目指しています。
さらに、森永製菓では、理念・目的を共有でき、互いに相乗効果を生み出せる企業とのアライアンスなど、幅広い事業展開に向けた様々な施策を進めていきます。世界的な経営環境激変の中で、私たちは「エンゼル」ブランドを世界に高く掲げながら、新しい森永製菓へと進化していきます。